思考力を強化『コンサル1年目が学ぶこと』

知的生産を効率的に行い、成果を上げる方法。

仕事は相手(上司や顧客)に理解されて初めて価値を持つ。そのためには以下の点に注意すること。
・結論から話すこと
・具体的に数字を示すこと
・前提条件から丁寧に説明すること
・相手の理解度を確認しながら話すこと
想像しているよりも、他人とは知識や考え方の前提条件が揃っていないことが多い。特に相手が「大体わかりました」や「顔を見合わせている」ときは全く伝わっていないと考えたほうが良いという。

そもそもの課題を明確にし、解決策を考えるためには以下の点に注意すること。
・解決する状態までの過程を、具体的な数値を用いて計画すること
・課題の原因を"漏れなくダブりなく"(MECE)列挙し、それぞれに数値目標を設定して解決策とすること(ロジックツリー)
・「事実」→「解釈」→「推奨する解決策」という具体→抽象→具体(転用)の流れで課題解決を行うこと
・課題の解決策は予め仮説を立てておくこと(イシューから始めよ)

効率的に社内の業務をこなすために以下の点を意識すること。
・最初に全体を把握して作業の目的を持つこと
・「求められていること」かつ「成果が不十分なこと」にのみ注力すること
・汚くてできが悪くても、遅いよりはマシという考えを持つこと

まとめ
今までの書籍とかぶる話も増えてきた。
具体→抽象→具体として他に応用する流れはどこにでも登場する必須の考え方であるとわかった。相手を想像して、課題解決、論理、情報伝達を行うという視点が加わった気がした。また、具体化する際にMECEに分けるという点が練習が必要であると感じる。参考図書として挙げられている『新版 問題解決プロフェッショナル「思考と技術」』を読みたい。失敗の本質でも語られていたように、仮説駆動のほうが失敗したとしても修正箇所が明確であるため、次の調整がしやすいという大きなメリットがあると感じた。時間が最もボトルネックとなる資源だとすると、最短で解決策を見出すためには、前もってかなりの精度で具体的に当たりをつけておく必要がある。

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