思考力強化 『メモの魔力』

自分のアイディア、考え、夢、価値観を正しく記憶して意識し続けることは難しく、思い出そうとしても時間とともに移ろいで揺らいでしまう。思考を新鮮な状態でメモとして固定化することで、実感を持たせて意識しやすくなる。他者とともに過ごす場合は、メモをして話を聞くことで、相手も真剣に話してくれる。

メモをする際には、備忘録としてではなく、"事実"を"抽象化"して他に"転用"出来るかどうかを考える。ただし、"抽象化"というのは、抽象するレベルが多数存在するので、同じ抽象化の階層で考えるべき。

試しに考えた例
事実・(気づいたこと):
朝起きるのが苦手
1.目覚ましをかけて対応する
2.朝日を浴びるようにカーテンを少し開けて寝ることで対応
抽象化・(帰納的に立てた仮説):
1.何か予定があるときには、その時間をアラームで知らせるようにする
2.体内時計を実際の時間と合わせる
転用・(共通の特徴を持つ事例に適用)
1.一日のスケジュール毎にアラームを鳴らし、次の作業に取り掛かるようにする。
2.朝太陽を浴びて体内時計を時間に合わせる。夜は〇〇時以降はデバイスの明るさを暗くし、〇〇時以降は画面を見ない。海外旅行の時差ボケ対策に使う。

抽象化の方法
主には、Why(とHow)を考えること。上の例で言えば、朝起きるのが難しいのは、体内時計がずれいているのではないかという仮説を立てた部分に相当。

抽象化の訓練
全く関連がなさそうに思える2つのモノと概念のペアを思い浮かべ、それらの共通点を探す。「人生とは鉛筆である。」
概念の例: 仕事、人間関係、教育、健康、自己実現、社会貢献、趣味、財務、倫理、文化、環境、人権、時間管理、生活、社会構造、歴史、技術、信仰、戦略、科学、勉強、愛、創造性、友情、人生、知識、愛情、挑戦、希望、幸福、成長、変化、コミュニケーション、探究心、直感、責任、自由、運命、自信、リーダーシップ、情熱、忍耐、好奇心、感謝
明日からスキマ時間を使って考えてみよう。

自己分析の部分は割愛。

まとめ
事実、抽象化、応用の思考の流れを書く。「具体・抽象トレーニング」にも通じる。同じ抽象化レベルを意識。具体→抽象→具体の流れ。
メモの方法: ノート見開き。「あなたを天才にするスマートノート」「ゼロ秒思考」にも共通する部分。大きな紙面でのびのびと思考する。
慣れてきたら、自分がわかりやすいように書式をカスタマイズしてみる。

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