どうしたって出来ない事
可愛い同期がいる。
顔もかわいい、スタイルが良い、話し方がかわいい
酔った姿がかわいい、全部がかわいい。
その場にいる全員がその子に夢中になっているのが
話しているうちに相手の目の奥が輝き始めることが
笑った顔が増えていくのが
私に興味が向いていない事、きっとこの先も向かない事
それを容易に理解してしまう自分に嫌悪感を抱く
私は自己肯定感がものすごく低い。
自分の良いところがわからない。
自分の悪いところ、後悔したことはすぐ出てくるのに、
自分の良いところ、過去の楽しかったことは
どうして喉の奥で詰まったままなのだろう。
何度も周りから自分を下げるのはやめた方がいいと言われる
わかっている、わかっているのに
どうしたって自分が醜く見えて仕方がない。
日々削られていく感情。
私よりあの子を誘えばいいよ
あの子といた方が楽しいよ
あの子といた方が幸せになれるよ
だってあの子の周りの方が、光があるよ
眩しくて、あなたも夢中になれるんじゃないかな
いつも、いつもこうやって
自ら扉を閉じて、向こうの世界が眩しく感じて
私の場所がないと決めつけて
決めてる間に、みんな私を記憶から消していく
私は自分で自分を認めることが出来ない
私にはどうしたって、どうしたって
自分が醜くて汚く見えて仕方ない。