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Jr.SPの単独に行ったら成仏しそうになった亡霊オタクの話

2022年5月10日火曜日のグローブ座、私はここでジャニオタとしてひとつの未練を捨て去ることが出来た。

今でこそ別の界隈のオタク活動を楽しくできてるが、昨年某101で推しをみつけ、その子たちがデビューまたは新しい進路を見つけるまで私はだいぶタチの悪い亡霊オタクと化していたと思う。

思い起こせば人生で1番初めに好きになったアイドルであるNYCは事実上の解散Hey! Say! JUMPメンバー2人の脱退と1人の活動休止状態に追い込まれた

その次にハマったなにわ皇子、Kin Kanからなる
なにきんは事実上の解散と分裂

さらにどハマりしていた非公式ながら多くのオタクに愛された
Funky8は公式にはならず半分は別グループ所属、半分は無所属または退所し分裂

そして7年も愛したダンスの精鋭たちである
TravisJapanはメンバーの相次ぐ脱退と新体制により私が好きだったものとは別物と化してしまった

極めつけは人生で1番愛している
宇宙Sixである。
ここでは長くなるのであまり詳しく語らないが、メンバー脱退と解散に追い込まれた。

私が箱を愛したグループはことごとく散々な目にあっており、こうして私はジャニのありとあらゆる曲で色んな推しグルの思い出を呼び覚ましては病むというめんどくさい亡霊オタクになってしまった。


ここで本題に戻るが今回私は

JOHNNYS' Experience Jr.SP公演

にご縁があって行くことが出来た。
もちろんJr.SPというグループが好きという感情は少なからずある。だが主な理由は「行ったら楽しそうじゃね?」というノリだった。

幕が上がる前も連番相手と見学に誰がくるかとか某101についてとか他愛もない話をしたり、座席にブルーベリーのサプリや水をぶちまけたり()とライブ前とは思えないほどリラックスした気持ちだった。

だが幕が上がった瞬間、気づけば目頭が熱くなっていた。

  • オープニング
    M1.センセーション(Jr.SPオリジナル曲)~M7.truth(嵐)

白いスパンコールの入ったジャケットに白のパンツ、メンバーカラーの布が付け足されていたものの

あれは紛れもない、私の大好きな宇宙Sixのオリジナル衣装だった。

あの衣装は彼らが初めてグループとして主演を務めた舞台、「スクアッド」のレビューショーのために作られたオリジナル衣装であり、初めてのオリジナル曲を披露した宇宙Sixにとっても私たちエイリアン(ファンネーム)にとっても言葉には言い表せないほど特別な衣装だ。

踊る度に色んな方向から照明があたってキラキラ輝いて演者をさらに輝かせるあの衣装はもう日の目を見ることはないのかと思っていたのに、こんなところで出逢えるなんて思ってもみなかった。

さらにこの衣装で披露された龍メインの
M5. I.ZA.NA.I.ZU.KI(NEWS)は宇宙Sixの単独公演でも評判の高い演目のひとつだ。

このコーナーで亡霊エイリアンの涙腺は決壊寸前まで刺激された。

  • showコーナー
    M8. 夢のHollywood

    ここではタップのスペシャリストである浩大だけでなく4人全員がタップダンスを披露した。
    綺麗に足の動きが揃っていて4人の努力とポテンシャルの底知れなさを感じたのはもちろん、私の大好きだった夢ハリがそこにはあったような気がした。

    旧体制でやろうが新体制だろうが曲は一緒だろうと思う方は多いだろうがそうじゃない。メンバーがいなくなっても弛まぬ努力を続けてようやくもらえた曲なんだ。
    私の愛したTravisJapanの最後の証なんだ。

    だからこそ今のトラジャに歌われてしまう度に心のどこかでどうしようもないモヤモヤとした感情に襲われていた。(各位許して)

    でもJr.SPの夢ハリは旧体制のトラジャの夢ハリのショー感を体現してくれていた。

    久しぶりにこんなに楽しい夢ハリが聴けたことがとっても嬉しかった。(夢ハリを完璧に踊って楽しんでたのも亡霊をこじらせている私と連番相手だけだった)

ライブは着々と進み歌とダンスのスキルの高さを魅せつける彼らのステージはどうしても初単独とは思えないクオリティで、ここまで心を揺さぶられるライブは本当に久しぶりだった。

  • 和コーナー
    M23. SHE!HER!HER!(Kis-My-Ft2・和アレンジ)~ Japonica Style(SixTONES)

金色のジャケットにメンバーカラーの布が肩と裾に飾られ、動きに合わせてひらひら揺れる。

すごく個人的な感情ではあるが推しが推しの衣装を着ている事実が嬉しくて、でもあの人はもうこれを着ることはないんだと思うと悲しくて…

初めて見た時には肩の布は着いてなかったな、6人のメンカラが入ってたな…

一瞬で色んな感情が巡り巡って全部が涙になってマスクを濡らした。

8.8のジュニア祭り以来姿を見ていなかった金色の衣装をまた見られた。それだけであの時から心の底にあった何かが溶けていくような感覚だった。


このグローブ座で、この衣装を着て、殺陣をする。
それだけで私にとっては特別なんだ。


まだまだおぼつかない殺陣だったけど、熱意と覇気はしっかりと伝わってきた。

その殺陣はいつかグループの武器になる、だから磨け。

いつかの思い出をそっと彼らに重ねた。


ここからは亡霊とは関係ないレポ

今回のライブの特徴は圧倒的にファンサ曲が少ないが満足度が高いという点である。

4人のダンススキルやれんたつのアクロバットスキルが高いことはもちろん、これまでみた中で1、2を争う歌唱力の高さに驚かされた。あれだけ激しいダンスやアクロバットをしながら歌うのは至難の技であることは素人目から見てもわかる。まして数々のアイドルを見てきたと言ってもいいほどのオタクをしてきた私には声を踊りながら安定させることは特殊な技術が必要なことは重々承知だ。
それでも安定した歌声を終盤まで保てるのは並大抵の実力ではない。
改めて4人の底知れない実力とポテンシャルを見せつけられた。(あと個人的に浩大の歌声に色気がついてきて軽率に死ぬよねって)


これから事務所には彼らの歌声を存分に活かせる現場をたくさん用意して欲しいものだ。

4人がMCでわちゃわちゃしているの眼福だし幼児のたわむれを見ている気分だったのは内緒((
アンコールで浩大とハートが作れたのでもう悔いはない😇



このグローブ座は宇宙Sixが最後に単独公演を行った特別な場所だ。
それ以来寄り付かなくなってしまっていてふゆパラを思い出す度に楽しかったな、もうあのライブには行けないんだな、とぐちゃぐちゃな感情になって涙が溢れる。
でもそれも素敵な思い出で上書きすることが出来た。


ありがとうこれまでの推しグループ、君たちを思い出にして私はまだ懲りずにオタクを続けるよ。

そしてJr.SP、これからも君たちを緩くだが応援していくよ。

2022.5.11

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