見出し画像

「楽しみ」を見つける

「ファイターズは弱いから球場に客が入らない」という声をちらほら見るようになりました。悲しいことですがそれもひとつの真実なんだろうなとは思います。でも「弱い」というのは少なくとも自分にとっては現地に行かない理由にはとてもなりません。最初に現地観戦にハマった年も現地10連敗以上してたくらいですし…。
チームが「好き」だから、目の前で起こるプレーに感情を動かされるから、何度でも現地に通っているんだなと改めて感じました。何より勝っても負けても現地観戦ってめちゃくちゃ楽しくないですか!?

ということで試合展開に関わらず現地観戦だからこそ体験できる楽しみについてご紹介します。


コンコース散策

最初の楽しみはこれ。今コースのデザインは採用選手などを含め毎年のように変わります。それを見て歩くのも、スポンサーイベントに参加するのも、抽選会やガチャポンをやるのも楽しい。球場メシだって重要な要素の一つ。つい目移りしてしまいます。

試合前練習

開場すぐに球場入りするとビジターの選手たちが打撃練習しています。ビジターのときはここからアガる。ホームのときはホームチームのセカンドアップが始まる前にコンコースでの用事を済ませて、シートノックをがっつり見ます。毎日同じようで、違うところも結構ある。楽しい。

オーロラビジョン

テレビの前からではなかなか見られないのがここ。試合前、試合中の各ムービーを見るのが本当に楽しみ。シリーズごとにオープニングムービーが違ったりするからついつい新演出がないか毎カード確認しにいきたくなります。チャンス時の固有演出を見るのは格別だし、今年は汎用チャンスムービーもあって嬉しい。数年前からビジョンツイートをやっているので、流れるツイートを見るのも楽しみのひとつ。

マスコットたちとのふれあい

球団マスコットやガールたちはグラウンド上で踊るだけでなく、入場時から試合後のお見送りまでファンと交流しに待機列やコンコースに出てきて色々な表情を見せてくれています(顔は同じなのに!!)。試合展開に関わらず明るい気分にさせてくれるマスコットたち。彼らとのふれあいが楽しみ、というファンも少なくないはずです。

イニング間の演出

画面の前からではわからない部分のひとつに、「イニング間で起きていること」があります。ビジョンでの演出だったり、攻守交代に伴う選手たちの様々な動きだったり。全て余すことなく見られるのは現地観戦だけ!!

配布物

ファンの中には配布物を貰うのが楽しみで球場に行く、という人もいるかもしれません。現地に足を運んだ人だけが手に入れられるもの。どうせ行くなら配布物がある日にしよう、という発想になるのもわかります。

写真撮影

実を言うと、最近カメラに手を出しました。これが本当に楽しい。客席からだと米粒のような選手たちの表情の動きがよくわかるんですよ。攻撃でも守備でも、自分が好きなこういう瞬間を切り取りたい!という目標とそれがなかなかうまくいかないもどかしさと稀にうまく撮れたときの喜びと…。球場にカメラ持って来ている人たちの気持ちがようやくわかりました。とても楽しいです。

画像1

一体感

でも現地観戦で何より格別なのはひとつひとつのプレーに周囲の観客と一緒に一喜一憂できるあの一体感です。「今日の喜びをみんなで分かち合おう」ができたらもう最高ですね!!家で自分だけで画面越しに見ているだけでは得られないあの感覚。声や拍手も、一人だけでは届かなくても大勢のそれが重なることで選手にエールを送ることができていると思えること。あれが好きで何度でも現地に通ってしまうんだろうなあ。SNSで盛り上がるのが好きなのも同じ理由かもしれない。

自分自身はドライバーなのであまりアルコールを摂ることがないのでここは伝聞なのですが、楽しい酒を飲むために現地に行くという人も、試合後に一緒に観戦した仲間と飲みに繰り出してその日の試合やチームについて語るのが楽しみという人もいます。



パッと見つけ出せる現地観戦の楽しみはこのくらいですが…ここまで読んでいてこう思った方もいるのではないでしょうか。

「それ、今できないじゃん」


…そうなんです。新型コロナウイルス対策により試合展開に関係ないこれらの楽しみ方も制限されているんです。だから現地への足が遠のいてるという人も少なくないのではないかな。だいたい新型コロナウイルスが悪い。間違いない。

自分はもともとバリバリの外野民なので、応援歌も歌えない、声も出せない現地観戦は正直最初はとても不満でした。けれどこれまでの期間で選手たちが出す「声」や「音」に耳を傾ける、カメラを構えるという新しい楽しみ方を手に入れることができました。皆さん、制限されてても現地観戦はめちゃくちゃ楽しいです。

「楽しみ」の種はそこらじゅうに転がっているのだけど、それを見つけて育てるかどうかは自分次第。これからもたくさん見つけていけますように。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?