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[原神]AMD VSR(仮想超高解像度)を使い、疑似4Kで遊んでみる

AMDの技術にVSR(仮想超高解像度)というものがある。簡単に言えば、本来のモニター解像度よりも大きな解像度で画像を作り、それをモニター解像度へ縮小表示するもの。これを使えば擬似的に4K表示が可能になる。

今回はこのVSRを使い、普段使っているWQHDモニターで4K表示させようという狙いだ。

まずVSRを有効にし、モニター解像度を4Kに設定する。これで擬似4Kとなる。ただしデスクトップでこれをすると文字などが小さく、薄くなったり見にくいだけである。あくまで擬似的なので普段使いには向いてない。

なので、原神が動いている間だけ解像度が変わるようにChangeDisplayというフリーソフトを使う。このソフト経由で起動したプログラム実行中はあらかじめ指定した解像度へ自動的に変更され、終了すると元の解像度に戻してくれる。

で、実際の疑似4K画面がこちら。

疑似4K画面

たぶんこれだと分からないので拡大画像も作ってみた。初めに普段のWQHDの拡大画像。

WQHD拡大画像

続いて、疑似4Kの拡大画像。

疑似4K拡大画像

どうだろうか。少し角度が変わってしまったが、疑似4Kの方がなめらかに見えないだろうか。

もう一つ、最近引いた神里綾華のSSも貼ってみる。まずWQHDと疑似4Kの全体画像。

WQHD全体画像
疑似4K全体画像

続いてWQHDの拡大画像。

WQHD拡大画像

そして、疑似4Kの拡大画像。

疑似4K拡大画像

こちらも疑似4Kの方がなめらかに表示されていると思う。擬似的とはいえここまで差があるとは思わなかった。

4K表示中の負荷も気になるところだ。モニタリングしながら1時間ほど遊んでみた。結果は普段のGPU消費電力が60Wくらいから150Wくらいに上昇。温度も45℃から60℃へ上昇。使用率も50%くらいから80%へ上昇。

こんな感じでしっかり負荷がかかっている。私の使っているGPUはAMD RX6700XTでWQHDは余裕で、4Kもなんとか動くというくらいの性能である。

フレームレートは少し上げ下げするもののほぼ60fpsをキープしているので、普段と変わらず非常にスムーズであった。

なお、今回使ったChangeDisplayと言うフリーソフトは解像度の変更しか機能がない。チートプログラムのようにゲームシステム上有利にする機能はないので規約的にも大丈夫だと思う。

もともとGPUに余裕があったので今回の実験は成功したのだと思う。現在、GPUの能力に余裕がない(常に使用率100%など)場合は、今回のようなことは不可能だと思う。

だが、余裕がある場合は一度試す価値はあると思う。フルHDモニターであっても疑似WQHDにすれば今よりもっときれいなゲーム画面になるだろう。

試す際の注意点としては、現在のモニターよりも一回り上の解像度くらいにしておいた方が良い。私の環境ではなぜか8Kサイズも選択できてしまうので、一度8Kにしてみたが一瞬でGPUファンが全開になり温度もみるみる上昇したので慌てて終了させたという経験があるからだ。

なお今回の方法以外では疑似4Kにならないし、SSもモニター解像度でしか撮れない。また、初回起動時はたぶん以前の解像度、今回でいえばWQHDに設定されており4Kに変更してもウィンドウ表示になると思う。

そのときは設定変更後にALT+Enterをおせばフルスクリーンになる。次回からは最後に設定した解像度になっているので操作は必要ない。
<23/04/19 修正><23/04/24 追記>
ゲーム起動のたびに解像度がモニターネイティブのものにリセットされるようだ。なので、毎回ログイン後に解像度を変更する必要がある。

…と思ったのだが、やはりリセットはされず設定した解像度を記憶するようだ。色々実験しながらだったので、たまたまおかしくなっていたのかもしれない。

と、今回は疑似4Kにして遊んでみるというお話だった。意外と実用性があるし、なによりとにかく画面がきれいなのでしばらく常用してみるつもりだ。
それでは、今回はこの辺で。

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