Pro Fit Ergo Vertical を使ってみた感想
ケンジントンのトラックボール、Pro Fit Ergo Verticalを買った。前々から気になっていたトラックボールだ。今回はこのPro Fit Ergo Verticalを使ってみた感想などを書いてみる。
まず開けてみての感想。ボールに油のような何かが付いていた。たぶん潤滑のためについているものだと思う。しかしこの油のようなもの、つけたまま操作すると支持球にゴミがすぐに溜まってしまう。仕方ないのできれいに拭き取った。
すると、とたんに滑りが悪くなる。まぁ当たり前なのだが…。キシキシしてスムーズな操作ができなくなったので毎度おなじみボナンザを塗布。これでボールの滑りは問題なくなった。
次、握ってみての感想。本体が少し小さいと思った。親指型なので親指の根元を固定して操作したほうがしやすいのだが、固定するように置くとボールを第一関節のあたりで操作しなければならなくなってしまう。
これでは上方向への操作が窮屈なので少し下にずらす。すると親指の根元が浮き、親指が空中に浮いた状態になってしまう。こうなると少し疲れやすくなるし、浮いてるので多少なりとも親指がぶれてしまう。
次、操作してみての感想。操作感は悪くない。すべてのボタンに容易に指が届くし、60度の傾きも意外と自然な角度で良い。ボールの周りに出っ張りがないので弾くような操作もやりやすい。
次、ソフトウェア関連。KensingtonWorksというソフトで色々制御できる。たいていのボタンの割当はできるため問題ない。ひとつ気になるのはカーソル速度の設定。これはソフト独自の速度ではなく、Windowsのマウスカーソル速度を直接変更する。なので、他のマウスと併用する場合は注意が必要だ。
ソフトごとに違う設定を適用するプロファイル機能もついている。あと、もうひとつ気になる点として、KensingtonWorksを終了する手段がないことだ。通知領域にKensingtonWorksのアイコンがあるのだが、そこからもメイン画面からも終了することが出来ない。タスクマネージャーで強制終了するしかないのだ。
また、KensingtonWorksを管理者起動した場合、少し動作が怪しい時がある。トラックボールを見失ったり、ボタン設定ができなかったりなどだ。
総評としては普通といったところか。期待値が高かったのもあって、画期的と言えるような機能性がなく少し期待外れな感が出てしまった。今回、事前に展示機を見るでもなくネットで注文してしまったが、やはり入力機器は一度触ってみることが大事だと思った。
いろいろ満足できない点があって、今のところ常用するのはちょっと厳しい感じだ。もうしばらく使ってみて、今後も使い続けるかどうか決めたいと思う。
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