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届かなければ意味がない。伝え方の重要性とは?


結構前に「ミッドナイトスワン」という映画を見たのですが、主演の草なぎ君の演技がすごすぎて鳥肌が立つほどでした。

劇中で彼は、ショーパブで働くトランスジェンダーの女性を演じていたのですが、任侠ヘルパーでの草なぎ君を思い出し、「この人どんな役でもできるなあ」と驚きながら鑑賞していました。

この映画はラストシーンに賛否があるのですが、僕個人としてはこの終わり方で良かったと思っています。


あと、ミッドナイトスワンでは貧困についても言及していたので、高い評価を得ながらも、その裏では批判意見もあったそうです。

本作の脚本も務めた内田英治監督は、次のように語っています。

「あらゆる意見があるのは良いことですよね。
僕はこれは娯楽映画であると言ったんですが、これはトランスジェンダーの境遇そのものを娯楽にするという意味じゃないです。この映画を娯楽映画として、エンターティメント作品として成立させることによって多くの人が観て、多くの人が考えるきっかけになればいいという意味なんです。
(中略)
一番の問題は無知です。
なので、まずは普段こういった問題に接しない人たちにも観てもらうため、メジャーな場で広く観てもらうことが重要だと思いました。」

ドラマや映画などでトランスジェンダーの役をするには、実際にトランスジェンダーの役者さんを使うのが一般的なんだそうです。

でも内田監督は、より多くの人に観てもらいたいという思いから、誰でも知っていて演技力が高い俳優さんを選びたかったのだとか。

僕が監督の立場なら、きっと同じことをやってるだろうなと思ったのですが、残酷なことを言うと「見られなければ意味がない」からです。

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