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文春砲で巫まろ(福田花音)は終わってしまった。〜アンジュルムとハロプロへの影響〜

未熟な大人と少女による愚行


アイドルプロデューサーとの不倫・半同棲が報じられた今回の一件。ハロプロ時代には一定の成果をあげたメンバーと思っていただけに、ハロプロファンとしては言うまでもなく、情けなく、残念に感じている。

あくまで2人の責任であり、どちらか一方だけ悪にはできない。しかし俯瞰の目線としては、福田花音は人間的な成熟度において極めて幼く、未成熟な女のコという印象を持っている。それを考えるとプロデューサー側にはより大きな問題性を感じる。まともとは言えない。

福田花音にとっては心のどこかで「最悪バレても良いし」という感覚があったのだろうか。子供にとっての“悪いことをしているドキドキ感”のようなもの?いや、彼女は子供ではない。成人している女性であって、そろそろ精神的にも子供の段階から抜け出さなければ。今回のことは、お粗末な"大人と少女による愚行"だったと言える。

大森靖子さんと福田花音の録音データ

ZOCの大森靖子さんと福田花音が揉めているような録音データが流出したことがあった。詳細な事情は分からなかったが、あの時、どちらかと言えば個人的には恐らく大森さんに非がある話ではないのだろうという見立てをしていた。理由も無く大森さんが自身のグループのメンバーに声を荒げるとは考えにくかった。確証は無いが、話がこじれた火種はむしろ福田花音の側にあるのではないだろうかと予想していた。

そう思うには一応自分なりの道理がもう1つあった。遠目からではあるものの、ハロプロ時代に福田花音を見てきて理解していることもある。これは必ずしも悪ではないのだが、彼女には話を大きく盛ったり、「私可哀想でしょ、共感してよ、同情してよ」という風に自分を演出したり、ある意味ちょっと調子に乗ってしまう傾向があると分析していた。時に上手い演出に結び付くこともあるので、良くも悪くもという意味で彼女の特徴と思っていたが、調子に乗るという意味では今回は間違った方向に暴走してしまった。加えて、自分を下げる(傷付ける)ことでそこに酔うような性質も彼女には感じていた。録音音声を流出させたのが誰なのかはともかく、流出の件に対する個人的見解にはそんな背景がある。

ZOC加入時に心配したこと


ところで彼女のZOC加入について、当時こんな表現で自らの所感を述べていた。

ZOC加入の一報を聞いた瞬間はポジティブに捉えていた。個性派集団のZOCに彼女が加わることは、ひょっとしたら面白いかもしれないと思ったからだ。単純に興味深い組み合わせだと思った。だが冷静に加入後の想像をしたり、メンバーと並んだ宣材写真や映像を見て一変、心配に変わった。「なんかマズイ気がする…今からでも加入を取り止めた方が良いのでは!?」と。

人との繋がりには引き寄せの法則的なものがあると思っている。(※ 一般的に言われているそれとは似て非なるもの)

相性や宿縁、といったキーワードが近いだろうか。ちなみに占いなどは全く信じていないし興味も無い。言わずもがな、グループが悪いとかメンバーの誰々が悪いという類の話でもない。しかしながら何の意図もなく、福田花音が加わったZOCを見た時に表現し難い気配や雰囲気、あるいは予感が生じた。例えば"誰と誰が混ざり合う不協和音"等に至るまで、個々に対して何か具体的に感じていた訳でもない。ひょっとすると個人間の繋がりではなく、団体になった時の相関図や関係性に不安を抱いただけかもしれない。それでも根拠無き確信めいたものはあった。

グループ加入はおめでたいニュースだし、大森さんをはじめ彼女達へ直接的にではなくても水を差したくなかったので、強い表現を避け、違和感というフレーズで言葉を濁らせたのだが、ともかくあの時にえも言われぬ不安感に襲われていたのはたしかだった。はっきり言って"直感"でしかない。が、困ったことにこの直感はよく当たる。

アンジュルムとハロプロへの影響


今回の不倫騒動がもたらすアンジュルムへの影響はどうか。少なからずハロプロやアンジュルムに良からぬイメージが付く可能性もあるだろう。福田花音の行いは大問題だが、近年のハロプロにも問題があると思っている。ふわっとした人材が輩出され過ぎているように感じるのだ。つんくさん至上主義者ではないのだが、時代を区切るとどうしてもハロプロにつんくさんがいた時代に比べると、それ以降と現在のメンバー管理・教育・はたまたマネジメントに差を感じる。

つんくさんがいることで、「ハローの音楽プロデューサーに常に見られている」ことの緊張感や、「私が憧れたハロプロが目の前にある」ことの実感を自然ともたらしていたのではないかと。憧れられるハロプロが辛うじてまだ健在だった頃の話だ。彼がいることで、弥が上にもハロメンの空気は締まる。"つんくさんがハロプロにいる"というのはそういうことだ。統率者やプロデューサーなど、代表的人物のポストを設けるべきとこれまで何度も訴えてかけてきているのにはそんな理由もある。当時はうまく回っていた。

だが今は違う。下手するとサボっていても気付かれないぐらいの状況まであり得る。放任され過ぎている面も目立ち、残念ながらゆるゆるレベル強。看過できるレベルはとっくに超えてしまったように思う。つんくさんは直接的な距離感で言っても、見ていないようでなんだかんだ目を光らせてはいた(気にかけてはいた)ので、そんな立ち位置の人間が不在の現在では当たり前の結果とも言える。それでもハロプロはこの重大な事態を長年放ったらかしてきた。

無論、在籍数十名に対し道徳やモラルの問題まで、その全てを教育することは難しい。しかし一部のアンジュルムの卒業メンバー、あるいは他のハロプログループの卒業メンバー&現役メンバーにも一部当てはまるが、どうも無節操だったり薄っぺらい、またはあまり好ましくない育ち方をしてしまった人材が多いと感じている。これは高木紗友希事件のような男女間の問題だけではなく、大袈裟に言えばアイドルとしての問題。「ハロプロってこんなんだっけ?」「いつからこうなった?」と思わされる機会は確実に増えている。日頃のハロメンやハロー!プロジェクトを見ていてつくづくそう思う。それがつんくさんが去って以降に散見されることが増えた事実は果たして偶然だろうか。現代ハロプロや一部のハロメンのどこか『浅さや軽さ』に対する指摘を動画内で話したことがあるけれど、主に管理や教育、ハロプロという組織しての"アイドルの価値の付け方・据え方"に問題の種が潜んでいる気がしている。ヒット曲やキラーコンテンツを生み出せないなど、表面的なものだけが問題点ではない。今ハロプロは闇の時代、暗いトンネルの只中にいるように思える。

福田花音の去就について


最後に、福田花音の去就について。
正直、アイドルとしては終わってしまったと言えるかもしれない。ファンとの関係性、大森さんやグループとの関係性、1人の人間としての立ち位置、信頼や責任を飛び越えてしまった。

大森さんの説明を見た限り、ZOCでの去就に関しては確認作業や話し合いの後に決定されるようだ。普通に考えれば脱退が妥当。そのまま芸能界引退の可能性が最も高いと思っている。

一方、福田花音本人が芸能界に残りたいとなるケースも考えられるだろう。彼女が一般人から業界にカムバックしZOCに加入したように、さらには他のハロプロOGを見ても再び光の当たる場所(アイドル)に戻りたいという気持ちを抱く人間は少なくない。されどこの手の事案を起こした際、復帰に時間がかかることは先人達の例からも自明ではある。復帰するにしても決して簡単ではないはず。戻ったとして、当然だが全てが今まで通りに活動とはいかないだろう。

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