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変わることを歓迎したリーダーのいる組織は強い

昨日はちょっぴり特別な日だった。

私が応援しているアイドルグループの新メンバーが発表される日だったのだ。

帰ってYouTubeの発表動画を観て以来、わくわくが止まらない。新メンバーについてはほとんど何も知らないけれど、新加入によってグループがもっと良くなるという確信がある。

今でこそ新メンバーを大歓迎する立場だが、はじめからそうだったわけではない。

アイドルグループにはメンバー固定制のグループとメンバー入れ替え制のグループとがある。多くの女性グループの場合、メンバー入れ替え制をとっている。

だが、グループが結成された段階ではそのグループが固定制なのか入れ替え制なのかはわからない。テコ入れが必要になれば増員するし、人気が出ていればその必要はないし……ということで、状況によって変わる。

私が応援しているグループも、結成から数年は少数精鋭のハイレベルグループ的な売り方をしていた(ように見えた)し、創立メンバーも「ずっとこのメンバーでいたい」と言っていたので、メンバー固定でいくのでは?と思っていた。

しかし、結成から4年が経ったとき、増員が行われた。

当時のネットのリアクションはひどいもので、特にその批判は新メンバーに向けられていた。

オリジナルメンバーたちも増員はかなり複雑だったはずだ。なんせ増員されないように「このメンバーでいたい」とあえて明言していたぐらいなのだから。

そんな雰囲気の中で、増員を喜ばしいものに変えたのが、当時のリーダーだ。

新メンバーとの初顔合わせでは、入室してきた新メンバーに対して誰よりも早く喜びの表情を見せ、「あなたのことを待っていました」という歓迎を全身で表していた。

その後もリーダーは過剰なぐらい新人2人をかわいがり、あなたが加入してくれて良かったと態度で伝え続けていた。

それから更に数年が経過した今。

初代のリーダーはすでに卒業し、増員も今回でなんと5回目を迎えた。ネットで新メンバーに対する批判を見ることもなくなった。

もうみんなわかっているのだ。変わることは良くなることだと。

今の新メンバー歓迎ムードは、初代リーダーの貢献なしには存在しなかっただろう。いわゆるリーダー像に当てはまるようなリーダーシップの強いタイプではなかったけれど、それでも彼女は偉大なリーダーだった。

これからのグループの変化も楽しみだ。

ということで、真面目な組織論に見せかけたアイドル話でした。

(どみの)


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