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FIREを目指したきっかけとFIREで叶った3つのこと 

はじめまして。30代で子連れFIREした女、はみぃです。
私はサラリーマンをしながら株・不動産・暗号通貨などの投資と副業で資産を築き、子ども小1を機に地方移住しFIREました。子どもがいるのでFIREといっても完全リタイアしたわけではなく、週2-3で法人向けコンサルをしており、いわゆるセミリタイア生活を送っています。

この記事では、子連れFIREを目指したきっかけと、30代のうちにFIREできた理由についてお話ししたいと思います。

子連れFIREを目指したきっかけ

私は大学卒業後、小さいころからの夢だったある業界に就職することできました。そのため仕事で大変なことはあっても、やりがいを感じていました。
運よく仲間にも恵まれ、仕事が嫌で会社を辞めたいと思うようなことはありませんでした。でも、それは子どもが生まれるまでのことです。

子どもが生まれてからは、生活が一変しました。夫の勤める会社は残業が多く、帰宅は0時近くかつ出張も多い状況。そんな中私はワンオペ子育て疲弊していきました。
「仕事も中途半端、育児も中途半端、自分の時間なんてお昼休みしかない。これはいつまで続くのか…」

私の勤める会社は、大手企業であり福利厚生も手厚く、リモートワークも導入されていました。会社の株は女性活躍推進企業として「なでしこ銘柄」に選定され、「子育てサポート企業」として、厚生労働大臣から認定された「くるみん」マークももっている、いやゆる優良企業でした。

しかし実態は上司や幹部社員は奥さんが専業主婦の男性…。もちろん女性の管理職の方もいましたが、親の助けがあったり、大企業に勤める旦那さん(社内結婚など)を持つ人が大半です。

そしてキャリアを積んできた女性が裏で言うのは…
「何かあったら辞めるのは夫ではなくて自分」
「働くのは好きだけど、別にこの会社である必要はない」
「この生き方が幸せだとは思わない」

そんな働き方にもやもやしている中で、以下のことを知りました。


太陽が動いていると思われていた天動説から、地球が動く地動説がメジャーになったのは、科学や理論が伝わったからじゃない。
信じている人亡くなって、世代が入れ替わったからなんだよ。



社会を変えることって、それだけ難しいんだ。
世代は入れ替わったときには、もう子育ては終わってるし、人生後半。
10年も我慢していられない‥‥!!
自分で働き方を変えるしかない!

こうして『子どもが小1になるまでにセミリタイアする』と決めたのです。

子連れFIREで叶う3つのこと

子連れFIREして私が叶った(叶えたかった)ことは以下の3つでした

  1. キャリアを諦めない

  2. 子育てに時間を使う

  3. 趣味を大事にする

1つずつお話ししていきます。

キャリアを積み続ける

子連れFIREして私が叶えたことの1つ目は、キャリアを積み続けることでした。キャリアについての考えをお話しさせていただきます。

会社でバリバリ仕事をして出世を目指すキャリアは、専業主婦をもつ男性や、家事・育児を家庭で分担できる人と戦うことになります。
そこを目指す場合、自分のプライベートを犠牲にする必要があり、家庭を大事にしたい私にとって、厳しいものでした。
そこで、キャリアについての他の選択肢を考えました。

出世で得られるのは一般的には「お金」と「地位」です。それぞれ考えてみました。

最初に「お金」です。
「お金」は多くもらえた方が嬉しいですが、管理職以上になると税金も大きくります。忙しさに見合ったお給料かというと懐疑的にならざるを得ないのが実情です。

次に「地位」です。
部長などの肩書があると、仕事を采配して、部下に指示したりすることができるでしょう。一見仕事をコントロールできるように思えます。ただ、経営者にならない限り、自分には上司がいて指示されることからは逃れられません。

上記のように考え、私のやりたいことは出世するキャリアにおいては違うと気づきました。

私が得たいのは多様な仕事の経験だったり、自分でやりたい仕事をやって、時間をコントロールすることでした。当初は漠然と会社で出世することで叶えられると思っていました。でも会社に属している限り叶えることは難しかったのです。

限られた環境で人と競うより、自分の能力をあげて自分だけのキャリアを叶えることを目指そうと考えたのです。
「自分が本気になれることで、何かを犠牲することなく仕事をし続けたい」


サスティナブルに働き続けよう


こうして、ロールモデルも、ライバルも要らないことに気付いた私は、心が解放され、自分だけのキャリア像を描き始めました。
会社を辞めると、一般的にはキャリアを捨てたと思われます。確かに前職で得た知識で現在使っていないものは多くあります。ただ得られたスキルが、全く違う分野での起業に繋がりました。自分だけのキャリアを積み続けることができています。


子育てに時間を使う

子連れFIREして私が叶えたことの2つ目は、子育てに時間を使うことでした。私の子育てついての考えをお話しさせていただきます。

私にとって、子育てにおける愛情はお金×時間です。
お金がなかったり時間がなかったりする場合、愛情がないといっているわけではないです。絶対比較(他人との比較)ではなく相対比較(自分自身の費やす割合)においてです。

子どもは小さいうちほど時間(育児)を必要とし、大きくなるとお金(学費などの教育費)が必要となります。
しかし、共働き会社員における子育ては、どうしても時間をかける愛情に限界があります。教育費が高騰する今、子どもが小さいころの愛情(時間)を売って、将来の必要な愛情(お金)を与えようとしているのだと思います。

将来の子どもの幸せを、「教育費を大きくかけた高学歴と一流企業就職」と考えている人が多い現状では、時間をお金に変えて愛情を最大化するため、避けられない構造でしょう。

ただ将来の子どもの幸せが「教育費を大きくかけた高学歴と一流企業就職」ではない場合はどうでしょう。
現在、若者に就職してすぐにFIREを目指す仕事を嫌う傾向や、ホワイトすぎる企業にやりがいを感じず退職する若者が増えています。

そんんな状況の中、私は高学歴至上主義に疑問を持っています。
学ぶこと自体は良いことですが、学びは学校だけで得られるものではないと考えているからです。

就職した会社では、東大京大等の有名大学出身の方が多くいて、非常に優秀だと感じていました。でもそれらの大学出身ではなくても優秀な人がいたのも事実です。優秀な人たちの共通点は、学歴ではなく学ぶことが好きということでした。

では、学ぶことが好き ということについて考えます。これは特別なことでしょうか。私はそうは思いません。
「なんで?どうして?」と質問をする子どもを見たことがないでしょうか。人は本来、学ぶことが好きなのだと思います。

しかし、大人になるにつれ、勉強が嫌いという人が増えています。それは学ぶことが嫌いにさせてしまった原因があるからではないでしょうか。学びの環境がその人に合っていないことから、変わってしまったのではないか思うのです。

私は 学ぶことが好き でいる条件は、以下の3つだと考えています。


  1. 学びの楽しさを知っていること

  2. 学びの環境が整っていること

  3. 自己肯定感が高いこと


1.学びの楽しさを知っていること
学びの楽しさは、挑戦して成長する楽しさとも言い換え得られると思います。まずは何でもいいので、挑戦することが大事になるでしょう。

2.学びの環境が整っていること
学びたいと思っても環境が整っていないと学べません。学校や家庭の環境を整える必要があるでしょう。教えてくれる人だったり、教材だったり、仲間の存在によって学びの質は変わります。

3.自己肯定感が高いこと
学びの楽しさや環境が整っていても、自分ならできる!という自信がなければ学び続けることはできません。自己肯定感は良いフィードバックを受けたり、成功体験を積むことで育つでしょう。

以上の3つの条件を達成するためには、子どものちょっとした変化を感じ取り環境を変えたり、声をかけたりと時間が必要となります。そして、その時間を費やせるのは、一番近くにいる家族(親)しかいません。

親がかかわる時間がどうしても必要だと考えて、子どもが小1を機にFIREして時間を費やすことにしています。

趣味を大事にする

子連れFIREして私が叶えたことの3つ目は、趣味を大事にすることでした。私の趣味についての考えをお話しさせていただきます。

私にとって、趣味は日々の楽しみであり、生きがいでした。趣味を通して、年齢も職業も関係なく友人ができ、夫とも趣味を通じて出会いました。

しかし産後は、以下のようなことを言われました。

「子育て中は趣味などできない、諦めるしかないよ」
「ママの生きがいは結局子育て」

趣味をやる時間がないほど忙しいのは確かだけど、趣味を完全に諦める必要はないのではないでしょうか。
また子育てだけを生きがいにするのも、子どもにとっては迷惑ではないでしょうか。

子育ての主体は子ども自身です。子育てだけを生きがいにすると親が子どもコントロールしがちになり、子どもの判断力を奪います。お互いが依存しあうことになり本来の幸せとは違う気がします。
(子どもの成長が生きがいの1つであることには賛同します)

自分の幸せのために、趣味を大事にしたい!

家庭があるので時間もお金も趣味に全力投球とはいきません。
ただ、趣味を諦めることなく継続する、そのための時間を得ようと考えました。

趣味を継続することは、身体と心の健康にも繋がります。
私の目指すサスティナブルな働き方という点においても、身体と心の健康は必須です。

実際身体と心の健康、自分時間が確保できていることでFIREして以降、次の日が嫌だというネガティブな感情はなくなり、毎日を楽しく生きています。

子連れFIREを目指す人へ

子連れFIREをするためには、一般的な資産形成と違って長い時間はかけられません。短い時間で戦略を練る必要があります。
それには家族の協力も必要ですし、会社を辞めたいという理由だけでなくFIREして何をするかが重要だと思います。

子連れFIREは難しいと思うかもしれません。でも今の世の中で、生きづらさを感じている人には、現状の変化を待つのではなく、自分の人生を自分で変えていってほしいと思います。

挑戦こそが人生を変えます。一緒に楽しい人生を送りましょう。


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