割れないお皿?
食後、皿洗いをしていて、一瞬、皿が欠けているように見えた。
思わず「えっ」となったが、運よく見間違いで、皿が欠けているということはなかった。
割れないお皿なら、こんな一瞬だがドキッとすることもなかっただろう。
割れないお皿なら・・・という可憐な動機でたくましく製品開発に励み、成功した事例はあるんだと思いますが、
それにしても「皿は割れるものだ」という生活風景は、さりげないですが、自分だっていつ壊れてもおかしくない、いつかは死んで土に還るみたいな生命観を肯定してくれるわけですね。
皿が割れる世界では命に優しくなれる。
トンデモなんですがあながちバカにもできないなと。
皿が割れない世界では、逆に、死はとても遠いものになりますからね。
もしいろんなお皿を選べる状況にあるなら、あえて割れる皿、機能性を逸脱してやたらデカい皿、装飾的すぎる皿を選んでもいいんじゃないかと。
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