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美術館が好きなワケを感じた日【モネ・睡蓮の池】

先日、アーティゾン美術館の『アートを楽しむ ー見る、感じる、学ぶ』展に行ってきました!

肖像画、風景画、印象派で構成されていて、セレクションごとに解説の冊子(もちろん無料)が完備。
とにかく親切で、美術館初心者の方にぜひおすすめしたい展示でした〜。

さて、今回の本題は「なぜ美術館が好きなのか」

最近は月に1回くらいのペースで美術館に通う私ですが、専門知識は正直まっっったくありません…

作者も作品名も各年代の特徴もしっかり覚えようとしたら、なんかテスト前の暗記みたいになっちゃって嫌なんですよね。

音声ガイド聴いて「ほぉ〜、なるほど…!」となり、メモを取って気になったことを調べて、でもいつの間にか頭から抜け落ちて、また「ほぉ〜」っとなって…を行くたびに繰り返してます(笑)

展覧会ポスター

「じゃあ一体何をしに美術館へ?」と思う方もいるかもしれませんが、

私は

  • 音声ガイドで豆知識を仕入れる(9割は忘れますが、その場を100%満喫するための道具?として使っています)

  • なんかいいな〜って思った作品をじっくりみる

  • 気に入ったポストカードを購入する(平均1〜3枚くらい買います)

といった流れで美術館を楽しんでいます!

コツコツ集めたポストカードは、今や50枚以上…!
お部屋の壁に貼ったり、ファイリングして眺めたりしています。

今回、ポストカードを購入した作品はこちら!

クロード・モネ《睡蓮の池》

モネの『睡蓮の池』。

「なんか睡蓮少なくね…?」と思ったあなた……
私もまっったく同じことを思いました!(笑)

一番有名なやつとは構図が全然違いますよね。

でも私、以前にも同じような作品を見たことある気が…??

なんだかモヤっとして、帰宅後ポストカードを見返してみたら…

左:以前購入した《睡蓮の池》、右:今回購入した《睡蓮の池》

あ、あるやんけ〜〜〜〜〜!!

色味は全然違うけど構図が全く一緒!!

一昨年に行った、「イスラエル博物館所蔵 印象派・光の系譜ーモネ、ルノワール、ゴッホ、ゴーガン」のポストカードとまさかの再会でした。

あんまり馴染みのない構図だったので、逆に印象に残っていたのかも…?

しかも裏を見ると、どちらも1907年に制作された作品とのこと。
モネはこの時期、この構図にハマっていたのかな?

そうかもしれないし、いちいち移動するのが面倒くさかっただけなのかもしれない。後者だったら私と同じタイプだ。

左は水面に映る光がキラキラした日中っぽくて、右は穏やかな夕暮れっぽい。
モネは一日中いろんな表情の池を描いてたんだな〜。
どの睡蓮がお気に入りなんだろ?

知識がないなりに色々考えて、
昔の私もこの作品好きだったんだなと思ってみたり、
モネの気持ちになってみたり、

そういう思考を繰り返している時にふと思ったのが、
「やっぱ美術館好きだな〜」でした。

類似作品と2年ぶりに会えて嬉しかったし、今回で私のなかのモネ像がより鮮明になった気がします。(まあ私の想像のモネですが…笑)

行くたびになんとなく好きな作品を見つけるだけでも、思わぬところで出逢い直したり、自分なりの見識が深まったりするものなんですね。

美術館ってアートとか歴史が好きな人が行く格式高い趣味なイメージが強いですが、ちょっと構えてしまう人も、食わず嫌いしている人も、まずは気軽に行ってみると、新しい発見があるかもしれません。

ぜひ美術館巡り始めましょ〜。

気に入った作品と数年後、数十年後に再開できるかもしれないってなんだかタイムカプセルみたいで素敵だな〜と思ったので久々の投稿でした。

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