圧力鍋の取っ手を修理した私的記録(非推奨)
<はじめに>圧力鍋の自力修理はとても危険なので、おすすめしません。
これはあくまでも私の記録的noteです。
実家の調理で圧力鍋を使っていたのだが、母がよく鍋が壊れたと言っては買い直していたので、なんとなく国産の圧力鍋はやめようと思って、購入したのがドイツ製のパーフェクトプラス4.5リットル圧力鍋。
サイズは2.5リットルからあるのだが、大は小を兼ねるで迷わず4.5リットルをチョイスした。
正規ルートで購入すれば安心の10年保証付。
国産品の圧力鍋は1万以下で買えるのに、2万円以上のパーフェクトプラスはわたしにとって清舞台商品だった。
でも、10年は使えるのか。一年換算で2,250円。
それなら高くは無いなと思い切って購入した。
ビーフシチュー、2キロのもつ煮、2キロのスジ煮、2キロの栗の渋皮煮、丸ごと鶏の参鶏湯、1.5キロの煮豚、タケノコ丸ごと下ゆで、蒸し器として肉まんをふかすこともできるし、お米だって炊ける。
圧力鍋は万能かつ優秀な調理器具だ。
火力調整に失敗して一部のパーツを焦しつつ、劣化したゴム製パッキンを取り替えメンテナンスしながら、保証の10年を余裕で超えて18年使用、まだまだ現役。
と思っていたら最近、取っ手部分の圧力をロックするためのスライドバーの調子が悪い。
ガチャガチャと音がしてロックがかからず、微妙に鍋に隙間が出来て空気が漏れるのだ。
圧力鍋はとても危険なので、異常を感じたら使用をすぐにやめるべき。
いよいよ寿命かと、現在の価格を調べたら、びっくり。二倍以上の54,450円になっていました。
物価高、円安怖いよーーーー!
いや待てよ。オプションパーツだけの販売もしているので、取っ手を交換すればまだ使えるか?確か7千円くらいだったはず……
パーフェクトプラスふた用取っ手 15,180円
………よし直そう!!
繰り返しますが、圧力鍋の故障は危険です。取り扱いを間違えたらとんでもない爆発を起こす器具なので。
本当に本当に自力修理をオススメしません。
パーフェクトプラスの場合、10年以内に自力修理やったら保証外れちゃうんじゃないかな?わたしは保証期間を過ぎ去ったから思い切ってやってしまったのだけど。
https://youtu.be/E7NCHqFVGeA?si=32Tquc0tdb89ycY9
ネットで検索すると2名の勇者、もとい修理者を発見
これに続けと、私も挑戦しました。
そして、ここに記録を残します。
これは記録です。
決して、決して真似をしないように。自力修理を推奨するものではありません。
必要なもの ドライバー 以上
取っ手を固定するネジが☆型の特殊皿なので、専用のドライバーを用意します。
ここで役に立ったのが、amazonで購入した工具toolセット。
ラチェットが欲しかったときに、目を付けていた工具セットがプライムセールで安くなっていたので迷わず購入しました。
これで取っ手を分解しようとしてみたら
故障の原因即判りました。
ネジが一個無い。
取っ手を固定する3つのうち、一つが外れてしまったようで無いのです。
ぽっかりとした穴。
あかんやん…これ。
残った二つのネジも今にも外れそうなくらい緩んでいたので、力を入れなくても簡単に外れました。
開けてみたら、あきらかにパーツが変なことになっている。
プレートが外れて溝にハマっている。
このプレート何の意味が?
正解の構造がわからないので、どうやって元に戻せばいいか判らない。
ここは先達が残してくれた画像に頼る。
外れていたプレートの正しいはめ込み場所を確認、仮置きする
でネジをはめ直して修理完了……
とは簡単にいかず
ネジの締め方にちょっとしたコツが必要でした。
普通に締めても、ロックを固定することができない。スライドバーがひっかかって押し込めないのだ。
何度もトライアンドエラーを繰り返し、諦めかけた頃、偶然正解のネジの締め方に気付いた。
ネジを仮り閉めして、少しゆるんだ状態で、内部のプレートがずれないよう気をつけながら、ロック動作を繰り返し、最後までスライドバーを押し込むことが出来る状態になったら、本締めをする。
最後は試運転。
圧力鍋に水を1㎝張って、蓋をしてロックして加熱。
数分後、蓋の隙間から蒸気が漏れることなく加圧開始。
一旦火を止めて、ロック解除。
一気に圧力が抜ける。
動作に問題は無い。
快適になりました。
もうしばらく頑張ってね!パーフェクトプラスくん!
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