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【趣味の時間】万年筆沼の入り口を覗いてみませんか?

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万年筆ってすごく堅苦しいイメージありません?文机の前で姿勢を正して、原稿用紙に向かってペンを滑らせ熟考して練られた文を書き記すみたいな。 その私のイメージをぶちこわしたのが、某… もっと読む
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2023年4月の記事一覧

パイロット・カスタム74で見られていた滲み

パイロット・カスタム74は、中字には色彩雫の冬柿、細字には深海をよく入れています。一方、万年筆の紙は、このところツバメノート、ノーブルノート、MDノートあたりを使っていますが、ツバメノートとノーブルノートでは結構な滲みが目につきました。字幅があるぶん、中字のほうが滲みも大きいようです。 粘度が低いとされる色彩雫の特性もあるでしょうが、カスタム823やラミー2000では、色彩雫を入れても滲みが気になったことはありません。やはりカスタム74(あるいはこれらの個体)の特性も相俟っ

万年筆とある店と後悔が先に立っている状態と立っていない状態が重ね合っている話

万年筆とある店に纏わる話。 コレクションを趣味にしてしまうことはとても生産性の低い話なのですが、小さい頃から絵葉書だったり帽子だったりストールだったりを集めるのが趣味でした。 万年筆もその1つといえばそうなんだけど、元々字を書くのが好きでその延長線上にある筆記用具なので、仕方ないこれは致し方ないと自嘲気味にネットで記事を探したりカタログを眺めたりする日々です。 わたしは愛知県在住で、名古屋に三○堂さんという昔からの万年筆専門店があると知り、一度行ってみようと思ったのが4年位