～ハムスターぐらし～飼い主のつぶや記.｡oO 世界最小ハム、我が家で最後にお迎えしたおチビちゃん。
２０２１年〇月〇日の記
そのハムスターには、夫が小さな栗みたいだと言ってそう名付けた。
マロンくんを譲り受けた時は、私も夫と一緒に新幹線で都内まで行き、飼い主さんと立ち会った。
まだ暑い季節で、小さなプラスチックの虫かごを手に、東京駅で飼い主さんとそのハムちゃんが来るのを目を輝かせ、落ち着きなく待っている夫は、奇妙なじじい少年。
マロンくんはロボロフスキーという、世界最小の２頭身ハムスターである。
ゴールデンやジャンガリアンたちとは少し異なり、幾つかの違った飼育上の難しさがありながら、最強にキュートなチビハムゆえに、人気ある種類だ。
その可愛さにやられた友人に、ハムスター飼育自体も初心者なのにロボちゃんを飼いはじめ、その世話に最初は右往左往したと聞いた。
同じように、その可愛さにやられて、またいつの間にか「里親」に名乗り出ていた我が夫。
そして、やってきた飼い主さんから、ジャンガリアンの半分もない位のロボちゃんを初めて見せられた私も、もれなくその可愛さにやられ、目じりが下がり顔がふにゃふにゃほころんでたと思う。
虫かごに入れた時なんか、その小さなカゴが大きく見えるくらい、ほんとに小ちゃくて、こんな小さな哺乳類がいることにも感動していた。
夫とは、今度こそお迎えするハムはこれで最後と話をつけていた。
我が家のハムたちも、種類別だけでなく、一匹ずつ性格や体質も違う。
これからシニア期に入ろうとするハムたちの介護も控えてることも考えたら、ここまでが限度だとお互いに悟った。
このマロンくんだが、来た時は『マロンちゃん』としてお迎えした。
譲り受けの時は間違いなく、飼い主さんからはメスだと聞いていた。
飼い主さんもたくさん生まれた中から、メスの子をと思って選んだつもりが、取り違えてしまったのだろう。
まだ子供の頃にはオス・メスの判別を間違うことはたまにあるという。
そして、私たちはそのままずっと『マロンちゃん』として可愛がっていた。
ある日、ずっと健康でお医者さん要らずだった『マロンちゃん』のおしりが、何か少し腫れているように見えた私。
心配して動物病院に駆けつけると、そこの獣医さんと看護師さんが、苦笑して言いにくそうに「あの…この子オスですよ…腫れは男の子のしるしで…。」といった、飼い主として極めてこっ恥ずかし展開に。
帰宅後『マロンちゃん』の写真や動画をよくよく見直すと、確かにそこにきちんと男の子のしるしが写ってるじゃない…思い込みとは恐ろしい。
このロボハムみたいな小さい齧歯類こそ、氷河期に恐竜が絶滅しても見えないところで隠れて生き延びられた種類なんじゃないか…俺たち人類の先祖なんじゃないか…とか、夫もたまには研究所室長らしいことを言う。（ほんとかどうかは、分からない。）
余談ながら、私は カピバラも好きで(齧歯動物を愛する傾向にある)、特に温泉につかって、ぼ～っと目を細めながら、親子ともども、無心でゆるゆるとお湯を楽しんでる様子など…その癒し効果たるや、計り知れない。
彼らは世界最大のネズミとのことで、世界最小ハムのマロンくんと比べたら、何百倍に値するのだろうね？
マロンくんから見たら、私達もそびえ立つ「大巨人」だろう。
ロボロフスキーほど小さい生き物だと、自分より大きいものだらけの世界、いろいろな物が怖く感じるかもしれない。
もともとロボは懐きにくく、観賞用だとも言われているハムスター。
それでも私が手を入れると、寄ってきて指先にしがみついてきたり、痛くない甘噛み(ジャンガリアンは痛いし、ゴールデンは流血します)してきたり、スキンシップをとってくれるのに感激し、またさらにメロメロに。
ここでまた話は脱線するのだが(いつもすみません)、私にはつね日頃ハムスターについて不思議に思う(どうでもよい)ことがある。
いまや野生のハムスターはいなくなってしまったが、もともとこのハムスターたちの可愛さっていうのは、自然界で生きる上ではあまり役に立たないものと思われる。
蛇も鷹も、キミは可愛いいから食べないからね♡…なんてならない。
それなのに、何ゆえここまでに可愛らしく生まれてきているのだろう？
ネズミみたいにシンプルな種類とはあきらかに違っていて、このハムらの可愛さの機能とは、彼らの生存にどのように寄与してるのか？
どなたかこの理由をご存知なら、教えて頂けたら嬉しいデス ☆(･ω･｡)ﾉ♪
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🐹これからハムスターを飼おうとしてる皆さんへ🐹
★ハムちゃんは小さくて可愛いいけど、ぬいぐるみやオモチャじゃないよ。れっきとした皆さんの家族の一員としてお迎えしてあげてね。
★お子様だけではお世話は難しいよ。餌代だけでなく、生活用品とか、時には医療費も必要だから、必ず大人の協力が必要だよ。
★ハムスターは普通のネズミとも違うんだよ。砂漠のある外国からきた日本の気候には適さない、とても繊細な哺乳類だから、飼う前には必ず飼育のお勉強が必要だよ。
★ハムスターは親離れした時からは、基本的には単独飼育だよ。多頭飼いは縄張り本能が出てくると命がけのケンカになるし、メスとオスが一緒にいると飼い切れないくらい子供を産むよ。
★ストレスにも弱いから、ハムちゃんを長時間さわってはダメだよ。
★ハムちゃんと遊べるのは夜だよ。ハムスターも睡眠は大事だから、昼間はしっかりと良く寝かせてあげてね。
★出来る範囲で、ハムちゃんの本来の習慣や本能に寄り添うように、ハムちゃん自身のペースに合わせて、ふれあい遊んであけたら喜ぶよ。
★ハムちゃんはとてもキレイ好きだから、お掃除はきちんとしてあげてね。日中は避けて、夜の時間帯にしてあげてね。
★一年中24時間エアコンなどでの温度調整が必要だよ、その電気代は節約しないでね。
★ハムスターの１日は人間の１週間くらいに値するよ。だから、少しでも様子がおかしい時は迷わず獣医さんへ連れてってあげて。一時間でも早い、早期発見・早期治療が大事だよ。
★ハムスターは病気を隠して元気に振る舞う動物だよ。だから、毎日よく観察して、気が付いたら直ぐ対処してあげて。そうしないと、明日にはもうお空に行ってしまうかもしれないんだよ。
★ハムちゃんの寿命は平均2～３年と短いよ。動画でバズらせようとして、あまり無理なことをさせないでね。限られたその時間、ハムちゃん自身が望むことを尊重してあげて。
★ハムちゃんは飼われた時から、その飼い主さんに全ハム生を預けるんだよ。ハムちゃんにはあなたしか頼れるお友達がいないよ。そのハムライフを大切にしてあげてね。
🌸🌸🌸最後にもうひとつお願い🌸🌸🌸
もしハムスターを探してペットショップに行く前には、是非こちらからのハムちゃんのお迎えも一度、ご検討をよろしくお願い致します(m..)m✧✧✧良きご縁がありますように。
【一般社団法人ハムメディア】
https://ham-media.net/
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