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美味しいより可愛いが先行する時代

マシューのこの記事を読んで
私も以前から思ってた事を書こうと思った。

当初は可愛い、可愛いという声しか
わたしには聞こえなくて、
私がしてることはなんやねん。
ってなった時期もあった。

確かにフィナンシェは写真写りも良く無い。
だから"なんやこれ!可愛い"と
手に取ってもらいやすい様に
パッケージを重視したし、
店内も可愛い方が来てくれるし、
プリンが人気になってさらに来てくれる。

お客さんと作る側の考えのズレが生じるのは
どの業界も仕方ない。
"美味しい"の声が聞こえなさすぎて、
少し自信を無くしてしまったのは
遠い昔の話だ。

今の気持ちは、

わかるわかる!マシューの書くイラスト、
パッケージめっちゃ可愛いよな!
めっちゃわかる!私も大好き!!!!
プリンも可愛い!この生クリームとか
カラメルが垂れる感じとかいいよな!
可愛い!!!!!

ってなってる。(笑)

でも、可愛い=美味しい とは思わない。
かなり辛辣な言い方をしてしまうのだが、
映えだけで美味しくない商品も多いのは確かだ。
私たちのお店もそう思われていたと思う。
でも、常連さんやSNSなどで、
お客さんの声がダイレクトに届く時代。
最近は"美味しい"が聞こえるようになって
ただただ嬉しい。

100人中100人が美味しいというお菓子は
作ることが出来ない。
やっぱり人それぞれの好みがあるし、
食べてくれる皆んなの好みの
甘さ、硬さ、食感などがバチッとはまる
お菓子を作れれば間違いなく嬉しいし、
そのために試行錯誤をしてるが、
お菓子だけが美味しくても、よくない。
可愛いだけでも良くない。
お店でお客さんを迎えてくれる
スタッフが笑顔で楽しくなさそうでも良くない。

結局は、私が作るお菓子と、
目につく可愛いマシューが描いたイラスト、
お客さんを笑顔で迎えてくれるスタッフで
一つのお菓子を作ってるのだと思う。

今日もみんなに美味しくて可愛いお菓子を
届けたいと思う。

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