見出し画像

【FX】慢心が抑えられない

先週から続いている勝ちのせいで以前から恐れていた「勝つことで慢心してしまう」症状が現れ始めました。慢心していることには自分でも気づいていて「俺なんてまだ雑魚だから謙虚にいかな」と戒めようとするものの、ふとすると「俺ってすげぇな」という思考が頭をかすめてしまいます。慢心がどのような災いを招くかはよく知っているつもりなので、どうすればこの症状が治まるのか考察していきます。しがないトレーダーの思考実験にお付き合いいただけると幸いです。

しばらく相場を離れる

「大きな損をして精神的に参っているときは相場から離れたほうがいい」ということがよく言われますが、個人的には逆もまたしかりだと考えています。要するに今の僕のように勝ちが続いていて心がふわふわしている時もまた相場を離れたほうがいいのではないか、ということです。

しかし冷静になって考えてみると「慢心」というものは本当に放置しているだけで自然と消滅するものでしょうか。例えとしては不適かもしれませんが、仮に僕が喧嘩がめちゃくちゃ強くてそこら辺の空手道場に道場破りにいったとします。そしてケンカがめちゃくちゃ強い僕はくしくも道場破りを果たしたとしましょう。おそらく僕は慢心するはずです「俺はこの町で一番強い」と。

では、この慢心しきった僕が「慢心するのが怖い」からといってその先1年間、ケンカも道場破りもしなかったとしたら、僕の心の中から「慢心」は消え去るでしょうか。おそらく消えないと思います。むしろ「早くケンカがしたい」という気概からプライドとか慢心とかいったものはむくむく育つのではないでしょうか。

慢心しきった人間の心をへし折るには一度「痛い目」を見させてあげる必要があるのでしょう。何もしないことで慢心を消し去ろうとするのは難しいのかなと思います。

ロットを上げて痛い目を見る

では具体的にトレーダーの心をへし折るにはどうすればよいのか。ぱっと思いつくのがロットを上げて損をすることで痛い目を見ようという試みです。精神的に負荷がかかるようなロットをあえて張ることで判断力は低下し、ひいてはトレードの成績も著しく悪化することでしょう。そうすることで「この程度のロットでビビる男」の烙印を自分自身に押すことになり、慢心やプライドをへし折ることができるのではないかと思います。

この治療法の問題点としては、仮にロットを上げて成績が良化した場合さらなる慢心を生んでしまうという点で、これでは本末転倒です。しかし考えてみればぶち込めるロットに限界というものはありません。100万通貨だろうが1000万通貨だろうが自分が限界と感じ痛い目を見るレベルまで引き上げていけばよいだけの話ですからね。

こうして考えてみると、この治療法はただ単に「慢心をへし折る」ためだけのものではないということができます。同時に自分が扱えるロットの限界量も知れて一石二鳥だからです。一度酒を浴びるように飲んでみて自分の酒耐性の限界がどれくらいかを知るのによく似ていますね。ちょっとおもしろそうなので実際にやってみることにします。


というわけでそれなりの解決策が見えてきたのでこの辺で。