不足を数えるより

不足をかぞえるより、不満をことこまかに描写するより、いま手元にあるものをひとつひとつ数えて感謝する。これが毎日を機嫌よくすごす秘訣のひとつだと思います。
ありがたいことに五体満足(視力がますます落ちていくが…)、迎えてくれる家族と仲間がいてくれて、一日2-3度ごはんが食べれて、風雨をしのげるが住み処あって、悩みながら懸命にとりくめる仕事があって、夜になれば布団にくるまって寝て、日が昇るころまた目が覚めて、…すでに十分な状況にあります。

ぜいたくを望むことがよくないとか、清貧であることが正しいとかも思いません。それぞれみんな望むものはちがって当然で、丁度いいタイミングで望んだものを受け取りながら、それぞれが思い描くとおりに生きていければ、それがいいことなんだと思います。
あれを手に入れたい、あんなものを味わってみたい、あんなふうになりたい、これがしてみたい、こんな体験をしてみたらどんな感じだろうとか、それがどんなものであれ、望みを意識して、そこに向けて少しでも行動することで、毎日いきいきと過ごしていけるだと思います。
逆にこうあるべきはず、なのになぜこうならない、なぜわからないんだ、不公平だ、それは間違っている…など、こうあるべきはずという意識がつよくなると、楽しくなれるはずがそうでなくなるような気がします。

小さいながら会社の経営にたずさわっているので、一緒にはたらく仲間の人数分、それぞれの生活を感じます。そしてまた日々起こることに対して、なにかと判断しなければならない場面が多いので、こんなことを考えるようになるのかもしれません。(ただ歳のせいなのかも)

何も持たずにはじまるところからいま、衣食住が足りて、やりたいこと、経験したいことをいろいろ試せるわけだから占めたものです。ときに立ち止まって、いまあるものを数えながら、あたらしい経験と体験を増やしていこうと思います。

2022.02.01

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