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【横浜DeNA】2023年外国人選手たちの現状

DeNAに所属している外国人選手たちの現状と、シーズン後の去就について考察してみました。


J・B・ウェンデルケン

https://www.baystars.co.jp/players/detail/1561880

【経歴・起用】

今季から入団したリリーフ右腕。
昨季まではMLBで登板していた実績抜群のリリーフで、DeNAとしては抑えの山﨑がMLB挑戦した際の抑えの代役として調査していたと思われる。
山﨑が残留したことで、抑えに匹敵する強力なセットアッパーの補強に成功した。

今季は伊勢・山﨑に次ぐ登板数で、防御率は主力リリーフ陣の中でも1番良い1点台で安定している。
ホールドも伊勢に次ぐ数で、主にリード時や同点の7回に登板。
安定感抜群で文句無しのセットアッパーだ。

【特徴】

被安打率・被長打率がチーム随一の低さで、打たせない投球ができている。
奪三振率も高く、要所で三振が取れていて打ち取り方にもバリエーションがある。

与四球がやや多めだが、それでも制球が破綻しているわけではなく、ランナーを出しても落ち着いた投球で抑えられる。
元々のポテンシャルもさることながら、精神的な強さもあって見ていて安心感がある投球が魅力だ。

【去就予想】

残留濃厚

ウェンデルケンとは1年契約だが、2年目にオプション契約を結んでいるため、球団が希望すれば残留は確定する。
セットアッパーとして文句無しの結果を残しているため、残留は既定路線と考えて良いだろう。
山﨑や伊勢の状態次第では、来季から8回・9回を投げる可能性もある。
そうなればより重要な場面になるが、ここまでのウェンデルケンの投球ならその役目も十分こなせるはずだ。


トレバー・バウアー

https://www.baystars.co.jp/players/detail/1460045

【経歴・起用】

MLBの試合に出場できないこともあって、幸運にもDeNAへ移籍してきた元サイ・ヤング賞投手。
5月から1軍で登板し、当初はブランク明けだったことや、慣れないマウンドも影響して打ち込まれる場面もあったが、5月終盤からは安定した投球が続いている。
中4日、5日の登板間隔も問題なく、その上2度も完投していて別格の内容だ。
今永や東と共に先発3本柱の1人として、チームに大きく貢献している。

【特徴】

120球以上投げた後でも、中5日、中4日の登板間隔で問題ないという驚異の回復力が特徴的。
その上で、今永や東と肩を並べる安定感もあり、素晴らしい貢献度になっている。
時折打ち込まれたり、被弾することもあるが、全体的には安定していてQS率は高い。
もしバウアーがいなかったら、先発のやり繰りに苦労したことが容易に想像できる。

【去就予想】

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