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【DeNA】新・1番センター蝦名

DeNAの 蝦名 達夫 は2019年のドラフトで6位指名された外野手で、今シーズンでプロ5年目を迎える。
下位指名ながら地方リーグで無双してた実績があり、走攻守いずれも高い評価の外野手だったが、昨年まではなかなか1軍で結果を残せなかった。

しかし今シーズンは開幕1軍を逃したものの、4/26に1軍登録されるとすぐに走攻守で結果を残すことに成功。
5/11以降は1番センターのスタメンで固定起用されるようになった。

センターといえば守備の要だが、今シーズンはDeNAに筒香が復帰してライトを守るようになったため、DeNAのセンターはより守備が重要になっている。
本来ならセンター守備の信頼が厚い桑原が起用されてもおかしくないが、蝦名が攻守で結果を残しスタメン奪取に成功した。

今、首脳陣から蝦名への信頼はかなり高まってると言える。


過去最高の結果を残すことに成功

1軍打撃成績

蝦名のこれまでの成績を見ると、1軍でなかなか結果を残せずにいたことが分かる。

昨年まで打率.250を切っていてOPSも低く、結果を残していたとは言えない。
守備面でも上手下手以前にやらかしが目立ち、実力よりも更に悪いイメージを持たれていた。
これでは1軍定着は難しいだろう。

しかし今シーズンは現時点で打率3割超、OPS.800以上の結果を残していて、守備も安定している。

まだ100打席に満たないため、この成績を今後も継続することが大事だが、自身のキャリアハイを大きく上回る結果を残していて、このまま継続できればセンターのレギュラーとして定着できるだろう。

2軍の帝王からの脱却

2軍打撃成績

蝦名は今シーズンにようやく1軍で活躍できるようになったが、これまで2軍では十分すぎるほど結果を残していた。

入団1年目にいきなりOPS.900超えの結果を残すと、以降も安定して打率3割前後でOPS.800以上の結果を残している。

本塁打数も多く長打力をアピールしつつ、更に盗塁もかなり稼げていて、攻撃面においては2軍でやることは無い状態だった。

では守備はどうだったかというと、こちらも非常に良い内容で、データサイトのDeltaのUZRでは毎年高指標をキープし、守備範囲が広くミスも少ない安定したセンターだった。

なので2軍においては攻守とも素晴らしい結果を何年も残していて、それなのに1軍では活躍できないという「2軍の帝王」化してしまっていた。

2軍の帝王になってしまうと、いくら2軍で調子が良くても1軍では使えないと判断されてしまい、他球団に放出する可能性が高くなってしまう。
能力の高い選手を開花させられず放出するという、チームとしても非常に残念な結果になってしまう。

なので今シーズンこのまま1軍で活躍し続けて、2軍の帝王を完全に脱却できれば、これまでの期間が報われることになる。

是非とも脱却し、これから長くDeNAの外野のレギュラーとして君臨して欲しい。


帝王脱却の理由を考察

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