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【DeNA】支配下昇格を掴むのは誰だ!?候補の育成選手5人紹介

6月に入り交流戦もこれから後半戦に入っていきますが、現在DeNAはリーグ5位の位置にいます。
セ・リーグは混戦で首位までまだ4.5ゲーム差ですが、混戦だからこそ首位に上がるための効果的な補強を期待したいところです。

DeNAは育成選手が18人もいるので、この中から1軍戦力として期待できる選手がいれば、そろそろ支配下登録させるべきでしょう。

今のところ、支配下登録されそうな育成選手は5人います。
この5人を紹介していきます。


庄司 陽斗

【2軍成績】6/6時点
7試合 1勝3敗 33回1/3 防御率3.78 WHIP1.29
奪三振率4.86 与四球率3.51 K/BB1.80

庄司は昨年のドラフトで育成4位指名の大卒投手です。
指名時のスカウトの評価だと早期に支配下登録を見込めるぐらい高い評価でした。

庄司の特徴はストレートとチェンジアップの緩急のコンビネーションで、チェンジアップは濵口を彷彿とさせる落差のある決め球になっています。

2軍では先発でローテの1人として投げていて、直近の6/4には非常に良い結果を残しています。(7回2/3 108球 3安打 6三振 2四球 0失点)

2軍で7回 100球以上を投げて安定して結果を残せているなら、1軍に挙げて試せる実力は備わってきています。

この時と同じような内容の投球をあと2,3回連続してできれば、安定して抑えることができると評価されて支配下登録が確実になるでしょう。

DeNAの1軍先発はそこまで悪い状態ではないですが、頭数が少ないので不調者や故障者が出てくると一気に崩れる可能性があります。

その時に庄司が2軍でしっかり結果を残せていれば、1軍に呼ぶために支配下登録するはずです。

大卒なので早い時期から1軍で結果を残した方が良いですし、今シーズン中の支配下登録を目指して頑張って欲しいですね。


堀岡 隼人

【2軍成績】6/6時点
17試合 1勝1敗3S 17回1/3 防御率2.60 WHIP1.15
奪三振率10.90 与四球率2.08 K/BB5.25

堀岡は昨年オフに巨人を戦力外になりましたが、DeNAが新たに育成契約を結びました。

巨人時代から2軍成績は良いのですが、1軍に上がると結果を残せずチャンスも少なかったため活躍の機会がありませんでした。

堀岡は巨人時代から特に奪三振能力が高いです。
その理由は投球の半分を占めるストレートの球威が良いことと、決め球のフォークの精度が良く三振の山を築いていました。

DeNAでもこの投球が光り、ここまで結果を残せています。

投球の安定感は育成投手の中で1番と言っても過言ではないですし、シーズン後半戦に入る前にリリーフの頭数は増やしたいところだと思いますので、支配下登録される可能性はかなり高いでしょう。

DeNAでは今度こそ1軍でも結果を残せるようになって、シーズン後半戦の苦しい時期に1軍を支えて欲しいです。


渡辺 明貴

【2軍成績】6/6時点
16試合 1勝0敗2S 16回 防御率2.81 WHIP0.81
奪三振率8.44 与四球率3.94 K/BB2.14

渡辺は育成2年目の大型の投手で、社会人野球や日韓の様々な独立リーグを経てきた経験がある異色の経歴です。

DeNA1年目はやや安定感に欠き、支配下登録されるほどの結果を残せていませんでしたが、2年目の今シーズンは今のところ良い内容です。

ストレートは大体145km前後ですが、このストレートを相手打者がなかなか打てず、このストレートを中心とした投球で被打率は驚異の.118になっています。
数値以上に非常に球威がある投球ができていると考えられるでしょう。

与四球はまだ少し多めですが、三振も取れてるのでゾーン内で勝負できれば1軍でも通用する可能性は高いです。

同じリリーフの堀岡と比べると良い意味で甲乙つけ難く、堀岡と渡辺のどちらも支配下登録されることもあり得るでしょう。

制圧力のある投球を1軍でも見てみたいですし、今シーズンの支配下登録を期待したいですね。


Y.ディアス

【2軍成績】6/6時点
14試合 0勝1敗1S 13回2/3 防御率3.29 WHIP1.76
奪三振率9.22 与四球率5.93 K/BB1.56

ディアスは育成5年目の外国人左腕で、当初はかなり粗削りの投球でしたが、2年目を終える頃には安定した投球になり、支配下登録を期待する声も出ていました。

ただ3年目の4月に左肘のトミージョン手術を受けることになり、ここから1年以上のリハビリ期間に入りました。
育成外国人に手術を受けさせてここまで待つというのは異例の対応で、球団としてもディアスの復活に期待をかけていたのでしょう。

そして4年目の昨年8月に2軍戦の復帰登板を果たすことができました。
そんな経緯があっての5年目ですが、やや粗さがあるものの高い奪三振率で本来の投球を取り戻しつつあります。

ストレートの平均は140km後半で力のある球を投げることができていて、スライダーとのコンビネーションで打ち取るスタイルになっています。

ただ堀岡や渡辺と比べるとまだ圧倒的な投球とは言えず、1軍の外国人投手たちと枠を争うことになるので昇格のハードルは高いです。

ここから7月末の支配下登録期限までに、これまで以上の結果を残せるかどうかで成否が分かれるでしょう。

長期で在籍してる育成外国人なので愛着もありますし、できれば支配下登録を掴んで欲しいですね。


村川 凪

【2軍成績】6/6時点
24試合 54打席 打率.306 0本 1打点 5盗塁(55.6%) 
BB/K 0.38  出塁率.340 長打率.327 OPS.666

村川は上記4人とは異なる唯一の野手で、育成3年目の外野手です。
独立リーグ出身で非常に足が速いのが特徴の選手です。

当初は打撃も守備も課題があって足もなかなか活かせてませんでしたが、徐々に改善されて今シーズンは現時点で打率.300を超えています。
守備も外野全般を守り、両翼はかなり安定してきました。

今シーズン1軍は積極的に盗塁を仕掛けるようになり、三浦監督としても足を使う野球を目指しています。
なので村川が1軍に上がれば起用される可能性は高く、チャンスの年と言えるでしょう。

ただ支配下登録されるには、もう少し内容を求められているかもしれません。
打率は上がってきましたが四球をあまり選べず出塁率が低く、長打も少ないのでOPSが伸びていません。
また足が売りでも盗塁成功率があまり高くなく、守備時も打球判断があまり良くないので思ったより範囲が狭くなっています。

育成3年目なので今年が区切りの年ですし、このまま支配下登録されないと厳しい立場になるでしょう。

残り期間でなるべく課題を解消して、今シーズン中の支配下登録を目指して欲しいですね。

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