見出し画像

【DeNA】中川虎大、飛躍の年か⁉️

中川虎大は2017年のドラフトで育成1位指名されてDeNAへ入団した。(同期投手に阪口皓亮・櫻井周斗)
プロ2年目の2019年には2軍での好投が評価されて支配下登録を掴み、以降毎年1軍に昇格して登板している。

ただ、これまで毎年1軍では10試合未満の登板に留まっていて、なかなか1軍に定着できなかった。
その理由は高い奪三振率を有する一方で制球がばらつき余分な四球が多いことや、フォークの精度があまり良くなく効果的な使い方ができてなかったことが挙げられる。

しかし今シーズンの中川虎大の投球は制球が安定していて有利なカウントを作りやすくなった。
それはフォークのコントロールが上手くなったため、決め球としてもカウント球としても使えるようになったことが大きい。

具体例を以下にまとめた。

①決め球としてのフォーク
6/8(土) ソフトバンク戦 2死 一三塁の場面

https://baseball.yahoo.co.jp/npb/

ソフトバンクのベテラン打者、中村晃に対して高めのストレートで追い込むと、しっかり落ちるフォークで空振り三振を奪うというお手本のような三球三振を奪取した。
フォークを決め球としてしっかり扱えてるからこその投球と言える。

②カウント球としてのフォーク
6/12(水) ロッテ戦 2死走者無しの場面

https://baseball.yahoo.co.jp/npb/

フォーク三連投を全てストライクゾーン内に入れて追い込むと、最後に高めのストレートを投げ込み、タイミングをずらして岡大海をショートゴロに打ち取った。
フォークを連投してもストライクゾーンにしっかり投げ込めるコントロールが光った投球だ。


このように今シーズンの中川虎大はコントロールが良くフォークの精度が上がっている。
これが球威のあるストレートとのコンビネーションとしてハマっていて、この2球種をメインに組み立てられるようになった。

ストレートの球速も年々上がってきていて、今の中川虎大はツーピッチリリーフの完成形に近づいている。

今シーズンは今後もこの調子で抑え、シーズン通してしっかりとした結果を残して欲しい。
そうなれば来シーズン以降は更に重要な場面を任されるようになり、いずれは抑えも任されるような飛躍も期待できるようになる。

ここから先は

0字

プロ野球(主にDeNA)に関する野球記事を投稿していきます。 特に選手1人1人について掘り下げた内容…

スタンダードプラン

¥310 / 月
初月無料

この記事が参加している募集

良かったらサポートお願いします!更なる野球分析と優良記事作成に活用させていただきます。