【横浜DeNA】池谷蒼大1軍定着へ・昨季から成績改善

池谷が今季初昇格

コロナに感染した選手が大量に発生したことで、4/12に2軍から池谷が昇格してきました。
その池谷が4/12の試合に登板し、1回 被安打0 奪三振2 与四球1 無失点の結果を残しました。
池谷の役割は、コロナの影響で2軍落ちした砂田の代わりのリリーフ左腕だと考えられますが、社会人出身で今季2年目を迎えますし、そろそろ1軍定着に期待がかかります。

ここまで1軍になかなか定着できず

池谷は2020年ドラフト5位指名でヤマハからDeNAに入団しました。
社会人では最速147kmの左腕リリーフとして注目を集め、キレのあるスライダーやチェンジアップが武器で三振を量産できる能力がありました。
高卒社会人なので大学生よりも1年若い入団ですが、指名後のスカウトのコメントでは即戦力として評価していると期待されていました。

そんな池谷でしたが、1年目は1軍で6試合の登板に留まります。投球成績自体は6試合で6回2/3を投げて防御率0.00と安定していましたが、投球フォームが変則ゆえにクイックが遅く、盗塁を容易に決められてしまうという課題がありました。
この課題修正のために、1年目はほぼ2軍で過ごすことになります。

2年目は2軍で好投し昇格へ

そして迎えた2年目の今季は、2軍スタートでしたがここまで5試合 6回を投げて防御率6.00という成績です。 
防御率が高いですが、これは1つの試合で炎上してしまったことが原因で、4試合は完璧と言えるような内容で抑えています。

池谷の今季２軍登板内容
3/19 １回1/3 被安打0 奪三振1 与四球0 失点0
3/25 １回　   被安打0 奪三振2 与四球0 失点0
3/28 １回2/3 被安打1 奪三振1 与四球0 失点0
3/29 １回2/3 被安打0 奪三振5 与四球1 失点0
4/01 ０回1/3 被安打3 奪三振1 与四球1 失点4

登板時は必ず三振を奪っていて、与四球も少なく被安打も直近の登板以外はかなり少なく抑えることができています。
フォームの課題も解消されたようで、4/12の1軍昇格試合では盗塁を仕掛けられましたが刺していますし、昨年からの改善が見られます。
この試合では１イニングを投げ切って、右打者・左打者をどちらも抑えることができていますし、首脳陣にも良い印象が残った内容と言えるでしょう。

１軍定着なるか？