見出し画像

プロダクトブランディング

今回は【BRANDING】の中の【プロダクトブランディング】について書いていこうと思います。

プロダクトブランディング

【プロダクトブランディング】とは商品のブランディング・何を売るかのブランディングのことです。例えば、価格、材料、パッケージ、雰囲気、デザイン、希少性、認可、資格、効果などが含まれます。この中でもビジネスでは価格は絶対についてきます。価格って決めるのが難しいですよね。安くしすぎても利益は出ないし、高くても購入してもらえない。価格設定について例を用いて考えてみましょう。

カフェラテ1杯いくらで売りますか?

《例:あなたは高級ホテルでカフェラテを販売しようとしています。数値事実を用いて、いくらで販売しますか?》

・100人対象のデプス調査の結果、500円であればカフェラテを全員頼む。

・1500円は高すぎて全員頼まない。

・1杯のカフェラテを提供できるのに人件費、仕入原価など全てを含め300円かかる。

《カフェラテ1杯は500円?、750円?、 1,000円?、1,250円?、1,500円で販売???》

ここで重要なことは、ビジネスではいくら売れたかよりもいくら利益を出したか(利益を残したか)が大事なことです。なので、先に答えを言ってしまうと、このカフェラテの価格設定は《1,000円》が正解となります。なぜなら《1,000円》で販売した時が1番利益が出るから(利益=売上−コスト)。詳しく解説していきましょう。

《500円の場合》

・500円だと100人中100人購入する。

・500円(カフェラテ)×100人(購入)=50,000円(売上)

・300円(販管費)×100杯(購入)=30,000円(コスト)

・50,000円(売上)−30,000円(コスト)=20,000円(利益)


《750円の場合》

・750円だと100人中75人購入する。

・750円(カフェラテ)×75人(購入)=56,250円(売上)

・300円(販管費)×75杯(購入)=22,500円(コスト)

・56,250円(売上)−22,500円(コスト)=33,750円(利益)

《1,000円の場合》

・1,000円だと100人中50人購入する。

・1,000円(カフェラテ)×50人(購入)=50,000円(売上)

・300円(販管費)×50杯(購入)=15,000円(コスト)

・50,000円(売上)−15,000円(コスト)=35,000円(利益)

《1,250円の場合》

・1,250円だと100人中25人購入する。

・1,250円(カフェラテ)×25人(購入)=31,250円(売上)

・300円(販管費)×25杯(購入)=7,500円(コスト)

・31,250円(売上)−7,500円(コスト)=23,750円(利益)

《1,500円の場合》

・1,500円だと100人中、購入者なし。

実践・挑戦。そのためには付加価値。

上記のことから一番利益が出ているのは、1,000円の場合になるので価格設定は1,000円ということで実践することになります。プロダクトブランディングとは1杯500円の相場ではなく、適正価格を見極め、切り捨てる所は切り捨てて、実践・挑戦することです。なので、0円から750円は切り捨てて、1,000円で実践し、1,250円から1,500円で挑戦することがプロダクトブランディングでは重要になり、ビジネスの楽しさだと思います。

また、カフェラテ1杯500円の相場を1,000円に上げるには、差額の500円を埋める付加価値が重要になります。世間の相場500円には価値はないので、DO1・DO2などの付加価値を伝えたり、体験させることで価値を高め、価格も上れると思います。そこにはカフェラテだけを売ろうとしたらダメで、【ブランディングスキル】でも書きましたが、『商品を売りたいのであれば商品を売るな』にヒントが隠されているのだと思います。

付加価値のヒントを模索するために今日も学び狂います。





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?