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「エコ」って?

ちゅうどんへのプレゼントから広がった「エコ」についてのお話。
※プレゼントのやりとりはこちら▼
(あむゆーずぶろぐ)
オランくんやマナちゃんたちのお話の続きを聞いてみましょう!


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【登場人物】
オランくん…動物と自然を愛するアースキーパー
マナちゃん…背中に平和を背負った看板猫
ユウくん…うんちく担当白足袋ハチワレ
ちゅうどん…商売一筋ハマナカ商店の番頭
ヨウちゃん…営業本部パトロール課番犬
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オラン「ちゅうどんのおうちと一緒にプレゼントしたカップはね、オランウータンカップって言うんだよ!ボクたちの暮らしやお友達も描かれているから、よ~く見てみてね。それだけじゃなくて、売上げの3%がボクの故郷ボルネオ島の野生動物のために寄付されてるんだ。

そして、ちゅうどんの言うとおりプラスチックフリーだから地球に優しいエコ商品だし、それを買って使うという環境や人、社会などに配慮した行動(エシカルな行動)ができるって良いよね。それが持続可能な社会(サステナブルな社会)につながっていくんだと思うよ!」 

ユウ「オランくんのおっしゃる通りどすなぁ。
地球に優しいものがあるというだけやのぅて、エコなものを選んで買うゆうことが意思表示になりますし、そして使うという行動が社会、もとい生態系への配慮なわけどすな。
それを使うことによって、何をどう持続させていけるんかっちゅうことどすなぁ。」

マナ「きふされた おかねは なにに つかうの?」

オラン「マナちゃん、寄付されたお金はね、森を購入してボクの仲間たち野生動物が自由に移動できる『緑の回廊』をつくるプロジェクトにつかわれているよ。」

「『緑の回廊プロジェクト(※)』はね、残っている熱帯雨林を所有者さんから買い取ることで、アブラヤシの大規模農園開発で分断してしまった森をつないでいくとりくみだよ。
このまま何もしなければ残った熱帯雨林ももっと開発が進んで、ボクの仲間たちは食べ物がもっともっとなくなっちゃう。いまのいのちを未来につなぐためには、広い森が必要なんだ。」
※認定NPO法人ボルネオ保全トラスト・ジャパン「緑の回廊プロジェクト」
https://www.bctj.jp/projects/green-corridor/

マナ「オランくんのおともだちは、いつも何をたべてるの?」

オラン「ボク達オランウータンの主食は果実や木の葉や皮、たまにアリ(昆虫)とかね。時には地面に降りて来て土を舐めて塩分をとるよ。でも一番好きなのはドリアンとイチジク!」

マナ「ドリアン‼︎」 

ヨウちゃん「くだものの おうさまワン」

ユウ「つまり、アブラヤシはどこも食べられへんゆうことどすな。」

ちゅうどん「アブラヤシは売るためのものなんだね。」

オラン「みんなは『パーム油』って聞いたことある?アブラヤシから採れるこの油は、ポテトチップスやチョコレート、口紅や歯磨き粉など色んなものに入ってるんだけど、表示は『植物油脂』。だからお店でパーム油入りの商品を見分けられなくて、『見えない油』とも言われているよ。」

「いま世界中ですごい量のパーム油が使われているから、びっくりするようなスピードで森が消え、どんどんお友達は住みかを追われているんだ。ここ20年の間に九州くらい(約360万ヘクタール)の森が伐採されてしまったんだよ。想像できる?これ以上おうちを奪わないでほしい!」

マナ「パームゆ?おてて あらう せっけんに かいてたにゃん」

ヨウ「いろんなものに はいってるんやなぁ」

ちゅうどん「20年間で九州…オランウータンにとったら迷惑な話だチュン」

ユウ「植物性でも、環境には優しくないゆうわけどすなぁ」

オラン「そうなんだ。そして、ボクの仲間たちだけの問題ではないんだよ。ポテトチップスを食べる → 『パーム油』が必要 → パーム油生産のために森の木が切り倒される → CO2を吸収する森が減少 → 地球温暖化が進む、ということにもなるんだ。」 
 
ヨウ「ぼく、ポテトチップス控えようかな…」

マナ「きっと、マナちゃんたちにも できることが あるにゃん」

オラン「ヨウくん、ポテトチップスっておいしいよね!この間ママが買ってくれたのは、材料ぜ~んぶが純国産っていうパーム油を使わないポテトチップスだったんだ!原材料をよく見てお買い物すると、他にも見つかるかもしれないね。」

「お買い物する時のもう一つのポイントは、『RSPOマーク』。環境に負担をかけない方法でアブラヤシを育て、適正な値段でアブラヤシを買い取り、製品を作っている企業があるんだ。そういう製品に、このマークが付いてるよ!」

「最後にボクからお知らせとお願いがあります!ママが『編み物でちょっと地球にいいことを』をテーマに書いたがあってね。一冊につき500円を仲間たちや森のために寄付をするの。
その寄付先団体さんとママが、なんとボクの故郷ボルネオ島に1ヘクタールの森をつくろうとしてくれてるんだ!でもの寄付金だけじゃ足りなくてね、『オランの森プロジェクト』というクラウドファンディングをはじめました。今これを読んでくれているあなたにも助けてもらえるとうれしいなぁ!」

マナ「すてきなプロジェクトにゃん」

ちゅうどん「ご本読みました‼︎」

ヨウ「森、つくりたいワン!ドリアン‼︎」

ユウ「自分たちのためにも、生態系を守りたい思いますぅ」