とうとうと登塔、とげとげと下塔

浜村凡平太です。



うーん、こりゃすごい塔だなー。



てっぺんが見えないや。雲の上だもんな。


······。


······。


よし!登ってみよう。てっぺんに何があるか知りたいもんな。


······。


······。


よいしょ。


よいしょ。



よいしょ。


よいしょ。


はぁ、疲れた。まだまだあるなぁ。



よいしょ。


よいしょ。



よいしょ。


よいしょ。



よいしょ。


よいしょ。


(よいしょいっぱい。)


······。


······。


あ!



見えた!てっぺんだ!


一体何があるんだ?


ゴールが見えたら体が軽いぜ!


······。


ラストスパート!


よーし!


着いた!


······。


······。


······。



···なんだ。


タニタの天空塔体重計か···。


はぁ···。はりきって登って損したよ。


······。


え?ていうか体重···普段より増えてない?


いやいやそんなわけないじゃん。


あんな登ってきたのに?


途中で何も補給してないのに?


ちょっともう一回···、


······。


いやいやいや。おかしいって。


ていうか平行じゃないだろこれ絶対。


こんな高い···バランス悪いとこで···無理だって。


もういいや。帰ろ。


······。


······。


······。


しかしこういう時って帰りが一番しんどいな。

♪銭がなけりゃ~君~銭がなけりゃ~