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【成長マインドセット#1】成長マインドセットとは

※全文を公開している「投げ銭」スタイルのnoteです。

この文章で伝えたいことは次の3つ

○ 成長マインドセットの概要
○ 赤ちゃんは皆、成長マインドセット
○ 硬直マインドセットになってしまうのなら、逆も可。

成長マインドセットの概要

皆さん「成長マインドセット」という言葉は知っていますか。
スタンフォード大学のキャロル・ドゥエック教授が提唱した概念で、人間の信念には、成長マインドセットと硬直マインドセットという2つの側面があるそうです。

成長マインドセット(成長的マインドセット、しなやかマインドセットとも訳される)・・・練習、忍耐や努力で、人はいくらでも学び、成長できるという考え。成長マインドセットの人は、失敗や恥を恐れず、自信をもって新しいことに挑戦し、常に成長することに価値を置いている。
硬直マインドセット(固定的マインドセットとも訳される)・・・人は生まれたときから知能と能力が決まっているという考え。硬直マインドセットの人は、挑戦や失敗を避ける傾向があり、豊富な経験や学びに満ちた人生を自ら破棄している。

上の説明を読んでみて、自分はどっちに偏っていると思いましたか?
ここで「偏っている」と言ったのは、いつでも成長マインドセット(硬直マインドセット)の考え方をするのではなく、状況や環境によって変化します。

例えば、私が硬直マインドセットになるときを考えると、洋服屋さんで店員さんを呼ぶときには、「ダサいと思われないかな」「失敗しないかな」などと考えがちです。
一方で成長マインドセットになる状況としては、遊びでテニスをやっているときです。どんどんチャレンジし、相手を気にないで逆をついたりと自分のプレーを楽しんだりしています。(たまに妻から怒られます。)

2つともあるのが普通だとはいっても、硬直マインドセットである状況が多いと挑戦しなくなり、成長しなくなり、人生悪い方向へ、、、
、、、そうならないためにの成長マインドセットを学んでおくことが大切です。

赤ちゃんは皆、成長マインドセット

成長マインドセット。これは難しいことではありません。なぜなら赤ちゃんのときは誰でも成長マインドセットなのです。カーンアカデミージャパンという教育機関が作っているこの動画を見てください。

いかがでしたか。
誰でも学ぶことができる、
誰でも理解することができる。
”YOU CAN LEARN ANYTHING”
力強い言葉で、勇気がもらえます。

硬直マインドセットになってしまうのなら、逆も可

では、成長マインドセットを持って生まれた子どもたちはいったいどこで、硬直マインドセットへと進んでいくのでしょうか。外部に要因があると考えて良いでしょう。

例えば、スラスラと計算をした子どもを褒める場面を想像してみてください。
「あら、こんなに早くできたのね。頭がいいのね。」

よくある場面ですよね。この言葉をもらった子どもは、褒められたのは頭がいいから(才能があるから)であり、才能が無いと判断されたら、褒められなくなってしまう、ひいては興味を持たれなくなってしまい、拒絶されてしまう。と考えていきます。
だったら才能が無い状況(失敗をするなど)を作り出さないことが大切となり、硬直マインドセットへと志向します。
たった一言で、ここまでの思考には成らないと思いますが、積み重ね積み重ねで気づいたら硬直マインドセットに、ということではないでしょうか。
失敗のない挑戦や苦しいところを見せない努力って、ありますか?

一方で、このような褒め方ではどうでしょう。
「あら、こんなに早くできたのね。たくさん練習して頑張ったのね。」
このように、これまでのプロセスに対して褒めてくれる場合は、さらに勉強しようと思うはずです。(ただ、早くできた=良いこと考えることには、議論の余地があると思いますが)

このように、ほめ方1つとってみても成長マインドセットと硬直マインドセットという枠組みを持っておくことで、挑戦や努力が好きな子どもたちへと促すことができるのではないでしょうか。細かい積み重ね積み重ねで硬直マインドセットに向かっていってしまうということは、逆もまたしかりですよね。
細かい積み重ねで成長マインドセットになっていく。我々はこんな塾を目指しています。

まとめ

#1は以上です 。成長マインドセットについての概要でした。ざっとまとめます。

 人の信念には、成長マインドセットと硬直マインドセットという2つの側面があり、これによって行動が左右されています。
 この2つの違いを端的に言うと、挑戦することや努力することに重きを置くのが成長マインドセットで、失敗をしないことやダメな人間だと思われないことに重きを置くのが硬直マインドセットだと捉えています。
 人は何もできない状態で生まれ、何度も何度も挑戦して、歩いたり、言葉を覚えたりするように、生まれたときは皆成長マインドセットでしたが、周りの環境によっては硬直マインドセットへと向かってしまう。それは細かい積み重ねであり、その一つが才能を褒める状況にあるのではないでしょうか。

キャロル・ドゥエック氏のTEDトークもオススメなので、貼っておきますね。

次回は、「どうせ無理」を無くすことを目指している植松さんについて紹介しようと思います。

参考書籍

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2021年3月から長泉町にある個別指導の学習塾「濱塾」を経営している高濱と申します。教育に関する情報を発信していきます。