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【濱塾図書】 濱塾ミニ図書館のまとめページ(07/27更新)

濱塾では,高濱が独断と偏見で選んだ本の貸し出しを行っています。このページではどんな本があるのかを紹介します。

※本のリンクはAmazonアソシエイトのリンクを使用しています。もし購入しようかなと思った本は是非こちらから購入していただけると嬉しいです。

更新記録

2021/07/27:『Newton 2021.9月号 科学名著図鑑』(数学・科学)
2021/05/16:『働き方の哲学 360度の視点で仕事を考える』(役立つ教養)
2021/05/16:『教育は変えられる』(勉強・教育・学校)
2021/05/16:『ニュートン式超図解 最強に面白い!! 相対性理論』(数学・科学)
2021/05/16:『ニュートン式超図解 最強に面白い!! 統計』(数学・科学)

〇数学・科学

 『Newton 2021.9月号 科学名著図鑑』

雑誌Newtonの2021年9月号は科学名著図鑑ということで,科学や数学の本で面白いものを100冊紹介しています。読んだことのあるものもありますが,ほとんど読んだことが無かったです。

これから科学について知りたいけどたくさん本がありすぎて,どれを読んでいいのか悩んでいる人にオススメです。

ちなみにこの本に紹介してあって濱塾にあるものは,
・ニュートン式超図解 最強に面白い!!シリーズ
・ご冗談でしょう,ファインマンさん
・いかにして問題をとくか
・フェルマーの最終定理
・博士の愛した数式
のみです。これから増やしていきます!

 『数学ガールの秘密ノート 学ぶための対話』 結城浩(2019)

数学ガールというシリーズをご存じでしょうか。数学について対話を通じて考えを深めていくストーリー仕立ての本で,数学が苦手な人でも楽しく読むことができると思います。

特にこの「学ぶための対話」編は,数学ができるようになりたいけれども「何がわからないか,わかりません」と言っているノナちゃんを中心とした「わかるって何か?」「学ぶって何か?」ということについて深く考えています。

他のシリーズは「ベクトルの真実」など数学の内容についてのサブタイトルなのですが,この本だけは「学ぶための対話」という数学を考えるプロセスを中心としています。特に教育者として必見の本だと思います。まだ上手くまとまってないのですが,書きたいことがまとまればnoteにて紹介します。

 『数学ガールの秘密ノート 確率の冒険』 結城浩(2020)

数学ガールというシリーズをご存じでしょうか。数学について対話を通じて考えを深めていくストーリー仕立ての本で,数学が苦手な人でも楽しく読むことができると思います。

この本では確率について考えています。「全体とは何か」ということを合い言葉にしながら直観と論理との間を埋めていくような対話です。偽陰性や偽陽性は今の時世としても考えさせられる内容です。確率が系統立てられたキッカケとされている「未完のゲーム」から二項定理による一般化までの流れは面白いです。


 『ニュートン式超図解 最強に面白い!! 相対性理論』 佐藤勝彦監修(2020)

相対性理論については,昔一度勉強しようと思って本を借りたのですが,途中からよく分からなくなり断念した経緯があります。この本は,図解も多く,1ページ1トピックということで,自分の理解を確認しながら進められるので,相対性理論の概要についてつかむことが出来ました。

E=mc^2(mcの二乗)という式のすごさや,この式による太陽や核融合の考察は初めて知りました!また,光の速さが一定という前提がとても大事だということだそうです。詳しくは見てください!

 『ニュートン式超図解 最強に面白い!! 統計』 今野紀雄監修(2019)

統計について初歩から書かれています。ただ,疑似相関などの統計はどんなときに生活で役立っているか,悪用されることがあるかなども書かれているので,統計についてよく分からないと思っている人が,大体をつかめるまで学ぶことができます。

 『ニュートン式超図解 最強に面白い!! 時間』 二間瀬敏史・石田直理雄監修(2020)

ニュートン式超図解シリーズ,続々入荷しています。見開き1ページの半分が図解,半分が文章で書いてあるため,とても読みやすいです。あのニュートンが作っていることもあり,内容としても充実しています。

この本は,「1章で時間とは何か,歴史」について,「2章でタイムトラベル」について,「3章で心の時計,体の時計」,「4章で暦と時計」について消化しいています。どの章も独立しており,興味をもったモノから進められますし,1つ1つの内容が濃いなぁと感じました。私としてはタイムトラベルについての章が,とても論理的かつ丁寧に説明しており面白いと感じました。

スカイツリーによる,重力が弱い方が時間の進みが遅い実験はとても興味を引きました(p.62~63)。この実験についての参考資料も載せておきます。

 『ニュートン式超図解 最強に面白い!! 脳』 久保健一郎監修(2020)

脳について見開き1ページの半分が図解,半分が文章で書いてあるため,とても読みやすいです。あのニュートンが作っていることもあり,内容としても充実しています。

特に私としては2章の記憶についての脳の働きはためになるものでした。運動機能や脳の病気なども知っておいて損はないなと思います。この「ニュートン式超図解」シリーズは他にも色々あるのでどんどん仕入れていきたいと思います。ニュートン別冊よりもさらに読みやすくなっています。

 『子どもの科学特別編集 算数好きな子に育つたのしいお話365』 日本数学教育学会研究部(2016)

子どもの科学が出している特別号で日本数学教育学会が監修している算数の図鑑です。365とあるように,1年間365日と絡めて毎日1つのトピックを学ぶことができます。大人が読んでも面白いです。例えば12月26日には帰省ラッシュと関連した「乗車率」についての話題です。「乗車率150%ってどういう意味?普通は最大100%なのにおかしい。どんな基準になっているのか。」や乗車率の計算方法についてなるほどと思いました。


〇勉強・教育・学校

 『勉強するのは何のため?僕らの「答え」の作り方』 苫野一徳(2013)

「なぜ勉強するの?」という問いを考えるときに大変ためになる本です。noteでも詳しく書いたので参考にしてください。「なぜ勉強するの?」という問いから派生して「なんで学校に行かなきゃいけないの?」「いじめはなくせるの?」といったことまで考えています。学校に関わっている人(保護者や教育者や児童生徒)なら一読する価値があると思います。

 『ゼロからはじめる哲学対話ー哲学プラクティス・ハンドブック』 河野哲也(2020)

最近勉強中の哲学対話についてです。哲学対話の始め方やその歴史,テーマとなる内容の外観についてまとめてあります。これを読んでおけば哲学対話が始められるといううたい文句通り,とても包括的にまとまっています。

4章の「知っておきたい哲学のテーマの概説」は,人生や政治や宇宙などの哲学のテーマについてとてもシンプルにまとまっており,もっと詳しく知りたい人の参考文献もあるので,哲学について興味をもった人にも最適だと思います。

 『教育は変えられる』 山口裕也(2021)

学びの構造転換ということをキーワードに,これからの教育をどうするのかということを中心に述べられています。詳しくは,noteを参考にしてください。

 『教育は変えられる』 山口裕也(2021)

学びの構造転換ということをキーワードに,これからの教育をどうするのかということを中心に述べられています。詳しくは,noteを参考にしてください。

 『いじめの直し方』 内藤朝雄,荻上チキ(2010)

いじめが起きやすい「学校という環境の特殊さ」や「人間関係の複雑さ」などを中学生に伝わるように書いている本です。これは大人が読んでもなるほどなあと感じさせてくれます。根性論でも何でもなく,いじめというものがどうして起こるのか,いじめとどう向き合っていくのかをとても親切に書いてあります。いじめと現在は関わっていない人でも人間関係について悩んでいる人は読んでみると良いと思います。

 『勉強の技術 すべての努力を成果に変える科学的学習の極意』 児玉光雄(2015)

いろいろな勉強術が書いてあります。本当に多種多様でいろいろと自分で試して実践してみると良いかと思います。(全部で70のトピックがあります)。やってみてだめなら他のを試してみて、自分なりに効果がありそうなものを採用していくということができ、勉強術などをやるのが初心者の人にも取っ掛かりやすいかなと思います。(この本を紹介したnoteもあります)

 『きみならできる!「夢」は僕らのロケットエンジン』 植松努(2009)

「どうせ無理」ということを世の中から無くしたいという目標の植松さん。この本はDVDがメインで,その文字起こしの本があるといった感じです。気軽にみることができるので,どうせ無理を無くしたいということについて興味のある方は是非見てみてください。(植松さんについてまとめたnoteも書きました。)

 『超集中力』 メンタリストDaiGo(2016)

私高濱は,メンタリストDaiGoさんの動画配信のユーザーであり,濱塾の取り組みを考える上でかなり参考にしています。

超集中力は「ポモドーロテクニック」などが紹介されており,勉強や仕事の環境を整える上で参考になることが盛りだくさんです。

 『ロンリのちから』 NHK『ロンリのちから』制作班(2015)

NHKで放送されていた「ロンリのちから」という番組を書籍化したものです。演劇部員のストーリー仕立てで論理を学ぶことができます。論理というのは知っておくだけで文脈の理解がしやすくなるのでお勧めです。記事も書きました。


〇役立つ教養

 『自分ごとの政治学』 中島岳志(2021)

NHK出版の「学びのきほん」シリーズから出版されており、このシリーズは「2時間で読める」というシンプルさが売りだそうです。

「リベラルって何?」「立憲主義や民主主義って何?」という政治について勉強したいけれども,テレビのニュースで聞いている単語の意味がよく分からないといった政治初心者の方にオススメです。noteで記事も書いたのでそちらも参考にしてください。

 『働き方の哲学 360度の視点で仕事を考える』 村山昇(2018)

本のタイトル『働き方の哲学 360度の視点で仕事を考える』からもわかるように,仕事について多方面のトピックを取り上げています。

本のレビューについては,noteに書きましたのでそちらをご覧ください。

 『ご冗談でしょう,ファインマンさん』 R.P.ファインマン(2000)

これは,私が大学生のときに読んで感銘を受けた本です。目の前の事に対して,いかにより良く,いかに楽しくできるかということを第一に考えていると感じたファインマンさん。小説なので読みやすいです。

 『内向型人間の時代 社会を変える静かな人の力』 スーザン・ケイン(2013)

外交的で周りと仲良くしている人は社会的に評価が高く,積極的に関わりにいけない内向型の人は社会的な評価が低い,この世の中。日本よりも更にその傾向が強いアメリカのスーザン・ケイン氏が内向型の力を紹介してくれています。私も根っからの内向型ですが,勇気をもらいました。興味のある人は,TEDスピーチを見ると良いかと思います(日本語訳あります)。

 『モモ』 ミヒャエル・エンデ(2005)

主人公モモが,時間どろぼうという敵?に対峙していくお話です。私は妻に勧められて大人になってから読みましたが,大人でも考えさせられる内容です。自分の幸福とは何かということを問い直す良い機会になると思います。レビューも書いています。























2021年3月から長泉町にある個別指導の学習塾「濱塾」を経営している高濱と申します。教育に関する情報を発信していきます。