イラストレーターと年賀状
イラストレーターがクラアイントに送る年賀状。
それは、年に一度だけ許された営業ツール。大義は我。絶対逃せないチャンス。そんな貴重な場、コケれん。コケるのイヤ過ぎて、出さない派の同業者もいる、おっそろしい世界。
で、ワタクシ2012年版………
コケてる。転倒。何で描いたか覚えてない謎の服。みんな龍描くやろし俺は描かん!なダサ意識。アイデアとか別にエエし「生き物ちゃんと描ける?」をクライアントは見たいのよ。隠してどうする…
翌年。
ちゃんとヘビ描いて…ない。背中向きアゲイン…(泣)
その翌年、ついにちゃんと馬を描いて…ない。頭部のみ。マジ何なの…
翌2015。イミフ。たぶん「俺ヒット打つよ!」と暗に言いたい…伝えたかったのだろう……寒い…神様…。
コレ受け取った人の頭に「?」が浮かんだのが、今は見える。バットに小さく入った世界堂の文字、不要な文具愛。アピる必要ゼロ。マジ無理。電光掲示板の処理もダサい。死にたなる。布団に頭突っ込んで叫びたい。いつになったら普通の年賀状作れるんや……!
・・・・
・・
そして時は流れ、暗黒の充電期間(4年)が過ぎ、…ついに出来ました!
2020/年賀状!
カメラのキタムラWebでGETできます。依頼来て描いたの春だったんで自分ではもう懐かしい絵ですが、ついに出来た正常な年賀状。やっぱクライアントワークじゃないと駄目な自分。ほんと使って下さい!泣いて喜びます。
来年はネズミ、つまり干支の始まりの年。新しい事始めたい人は是非。
2020年も何卒よろしくお願いします!(気が早い…)
ありがとうございます、近所の文房具屋さんに全投入!