ストライド

エッセイを読んだら無性に文を書きたくなりますね。
なんか書きたいなあと思った時のnoteの都合の良さったらないですね。
手袋ぐらい便利。
まあ手袋にもいろんな種類あるし、便利かと言われたら季節とか用途によるやろうし、うんぬんかんぬん。


中学校の頃、僕は外部の野球部に所属していました。
その練習の一つで長距離走がありました。
グラウンドの外の「外周」と呼ばれる道を走るというメニューです。
結構色んな部活でもこういうメニューはあったんじゃないでしょうか。

余談ですが、野球部に長距離走なんてなくていいです。
ダルビッシュもそう言ってました。
話を戻します。

その外周は3周で1セットになってました。
僕は大体、その3周を平均6分半ぐらいで走ってました。
ただ、平均を取ると6分半ですが、実際のタイムは6分を切るぐらいと7分を行ったり来たりしてました。
とてもバラついていました。
しかも不思議なことに、6分を切る時と、7分を超える時の疲れ方がさほど変わらないんですよ。
つまり、サボってるわけでは決してないんです。
僕はなぜこんなにバラつきがあるかわからずに走ってましたが、ある日、その原因を突き止めました。
それは1歩目の歩幅だったのです。
速い時は歩幅が遅い時よりも広いということに気づいたのです。
多分それが自分に合った歩幅だったのでしょう。

※ここまで読んで、僕が新人アスリートへのアドバイスをしようとしてるとお思いかもしれませんが、そうではありません。

僕は人間関係においてもこの1歩目の歩幅が割と作用するなと思っています。
1回目の会話、否、開口一番の一言がその後の関係に大きく影響することが多々あります。
いきなり初対面の相手にカマシすぎたらなんか変な関係といいますか、変なやつだというレッテルを貼られたまま付き合うことになるので大変です。
かといって、気を使いすぎて接すると仲良くなるまで時間がかかります。
最初のコミュニケーションがその後の関係の方向性を決めることが往々にしてあります。
程よく、失礼じゃないが、距離を空けすぎない塩梅を把握することで仲良くなる速度が速くなると感じます。
人間関係における1歩目、歩幅を掴むと少し仲良くなるのが早いですよって思ってます。

とまあ、偉そうに言ってますが、僕はこの1歩目が限りなくぎこちなく、多くの場合大ごけしてしまいます。

僕がこれまで言って失敗した、初対面の人に対して放った一言目の例

「お前誰や?」

「自分、体温高そうやな」

「ニヤニヤしてこっち見んな!」


これは歩幅広すぎ。
全部俺が悪い。

でも僕がこう言い放った相手はみんなその後ちゃんと仲良くしてくれてるんで、最初の1歩なんてどうでもいいのかもしれません。

全部忘れてもらって構いません。

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