羽田JL516(JAL)機衝突事故の滑走路34Rに「空白の5分」
素人ながら、いくつか情報収集をしてみました。
羽田の事故が発生した滑走路は、通常「C滑走路」と呼ばれ、航空業界ではRWY「34R」と呼ぶようです。これと並行する滑走路でRWY「34L」というのもあり、フライトレーダー等で調べる時はこうした名称を使うようです。
事故当日の滑走路の使用状況について少し調べてみました。すると、ある傾向が判明しました。
それは「34L」はほぼほぼ着陸専用で使われていたということです。一方の事故発生の滑走路「34R」は離陸と着陸の併用でした。
で、事故発生より少し前の34Lの着陸状況は次の通りでした。
UTC 17時以降の17時30分30秒を、簡略化して「30’30”」と記します。着陸時間は概ね数十秒のズレがありますが、進行状況は大雑把に分かるかと思います。
便名 (UTC17時)分、秒
AAR1045 34’20”
SKY112 35’50”
JAL126 38’10”
SKY018 41’05”
SNJ24 42’50”
ANA280 44’20”
ANA842 45’50”
SNJ36 47’15”
SFJ86 49’45”
事故機JAL516便とほぼ同時刻に着陸したのがSNJ36、空港閉鎖となった後の時刻だと思われるが、SFJ86は何故か到着し着陸できていたようです。
隣のRWY 34Rの発着状況は以下の通り(一部間違いがあるかもしれませんので、皆さんで訂正なり情報確認をお願い致します)
便名 (UTC17時)分、秒
JAL557着 32’40”
ADO87出 33’30”
JAL189出 38’20”
JAL284着 38’40”
JAL25出 42’10”
JAL516着 47’30”
JAL166着 49’40”(行き先変更)
出発便は出、到着便は着と記しています。
JAL25便(小松行き?)が出てから、事故発生までの約5分間はC滑走路「34R」は使われていませんでした。
一方、隣の「34L」滑走路はSNJ24からSNJ36まで4便が着陸していました。空港の管制については、普段からの慣れ親しんだ利用方法があるのかもしれませんが、JAL機は主に34R、ANA機や海外機は34Lとかあるのでしょうか?
妙に過密スケジュール気味で使われていた34Lに対し、34Rは時間間隔が余裕があるように見えるのは偶然ですか?
出発便も北京行き?のJAL25便以外は、小型機が多いような気が。離陸距離が短い時は、滑走路の出る場所とかは変わるのでしょうか?
そうなると、衝突地点と目される場所を通過した航空機が、当日の17時台では「JAL516便」以外に何機くらいあったのか?というのが気になります。
もし偶然にも、殆どの航空機があの地点を通過しない時間が、隣の34Lよりも相当長かった場合、着陸機の誘導が本当に偶然だったのかどうか、ということも気になるわけですね。
どうしてあの時間帯では、滑走路「34L」に集中して降ろしていたのか?
そうした指示や命令は、どういう方面から来てるものなのか?
因みに、当方の個人的経験談で恐縮ですが、謎の管制というのを経験済でしたのでw
昨年6月ですね。
人生初の離陸「スタート位置」についてからの、地上を走行してUターンし、列の後ろに並び直せ、とかいう謎の管制塔からの指示だった。
着陸予定機を先に降ろす場合であっても、普通なら「離陸の順番」を敢えて変更する必要なんて、全く無いのでは?
そんな管制指示を生まれてこのかた、一度たりとも経験もなく、見たことも聞いたこともないわけですよ。
何が言いたいかと言えば、管制塔からの指示によって、こうした「謎の采配」は可能だということです。
今回の事故直前に、隣の34Lに何機も着陸させてるのに、何故か「34R」は空けたままにしておくというのも、管制塔が意図的に実現できるわけです。
まるで何かの時間稼ぎをやっていたかのように、ということです。
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