mRNAコロナワクチン接種後の腎障害についての個人的考察(ファンコニ症候群も加筆)~プべルル酸との比較


マスコミが連日紅麹騒動を煽り続けているが、mRNAコロナワクチンの腎障害には一言も警告しない日本の医療界・厚労省・マスコミの極悪非道ぶりについて、当方が少し説明を試みてみたい。

比較の為、次のA、Bとする。

A:小林製薬、紅麹、プべルル酸への批判やマスコミの対応・論調

B:ファイザー社・モデルナ社、mRNAコロナワクチンへの対応・論調


①最初の健康問題に関する情報提供があってからの対応

 A:時間がかかりすぎだ、責任逃れ、保身だ
 B:無関係だ、批判する者は反ワクチン、因果関係のないデマだ

当方のコメント:

Aには2か月程度の遅れで強烈なダメ出しを言うが、ワクチンのBには障害発覚から何年も経過していようとも一切対応を要求せず・遅れを指摘する批判も皆無。
ワクチン狂信徒と呼ぶべき異常な盲信的姿勢がないと、ここまであからさまな二重基準を平気で適用できまい。


②腎障害に関する医学論文の有無

 A:当該製品の被害を示す医学論文は提示されず、プべルル酸の人体の毒性も医学的・科学的な論文報告は皆無

 B:mRNAコロナワクチン(BNT162b2)に関する「ワクチン接種後に生じた腎障害」の医学論文は多数存在する


当方のコメント:

マスコミや医学者だのワクチン推進者どもは、コロナワクチンの健康被害については「医学論文がない=報告されてない、だから安全」と豪語してたのだが?
論文報告がないから安全、と断定してきた連中が、「プべルル酸(の混入疑惑)」は(確定情報でもなく疑惑段階だ)医学論文の報告がないにも関わらず、腎障害の原因特定であるかのように報道し、因果関係が未定のままで全製品回収だの使用禁止しろだのと主張しているのは滑稽だ。

一方、コロナワクチン接種後の腎障害を提示した医学論文は多数存在するのに、未だに腎障害が起こった事実すら広報してないしマスコミが全国報道をやってないじゃないか。


この2点だけ見たって、厚労省やマスコミがいかに異様な対応なのかが分かるだろう?

こいつらは揃って滅茶苦茶をやってるのだ。
それに加担してるクズ医者どももいるってことだよ。


次に、腎障害の概説を見てみた。日本腎臓学会だよww

https://jsn.or.jp/journal/document/54_7/0958-0971.pdf


例えば、腎毒性で昔から有名なアミノグリコシド系の場合だと、腎毒性の要因として大雑把に言うと

・ミトコンドリア障害
・陽性荷電のアミノ基(の多さ)、phospholipidosisの関連?

などが言われてきた。


で、思い出して欲しいのが、mRNAコロナワクチンの構造たるLNP(lipid nano-particles)はPEGやカチオン性脂質からなる球状だったでしょう?



参考:


カチオン性脂質というのは【陽性荷電の】脂質ということで、陽性荷電が多いと一般に「腎毒性が強まる」と従来から言われてきたわけですよ。代表例としてアミノグリコシド系抗生物質の特徴的な腎毒性(腎障害)の一因、という報告(医学論文)があったわけだよ。


コロナワクチンのmRNAを封入するLNPはそういう脂質に取り囲まれた球状物で、カチオン性脂質が標的の細胞膜と結合し易くなるよう配置されている、ということだ。その「陽性荷電という性質」が腎毒性を高める可能性がある、と主張可能である。


また、LNP構成脂質は肝臓での分解が少ないものがある、ということで、排便中から排泄される量が多かったわけだが、分解され難いということは腎臓などにも「詰まり易い」可能性があるのでは?

よく見られる薬剤性腎障害に、分子量の大きな抗がん剤などがあるでしょう?
こういうのも分解がされ難いので、細かい網目状のろ過装置たる腎臓に沈着し易くて、間質性腎炎となってしまうのでは?


カチオン性脂質やPEG類似脂質(肝臓の分解が進み難い)が腎毒性の要因になる可能性は否定できないのでは?
原因となる機序が不明でも、臨床的にはワクチン接種後に腎障害患者が多数確認されているのは事実だ。


一方のプべルル酸は、分子量がせいぜい250~300程度の小型分子であって、上記の巨大な脂質とは比べるべくもない「圧倒的小ささ」である。

この「小さいタンパク分子」というだけで、一般に肝臓で分解され易く、糸球体等の微小構造の腎臓(間質)に滞留(沈着)し難い、ということだ。
例えば電車の狭い通路を通過する時、「大相撲の関取」の団体と3歳の幼稚園児の団体なら、小さい方が簡単に通過出来るようなものだ。


ここまで来ると、ある疑惑が思い浮かぶ。
それは、mRNAコロナワクチンの治験段階か実際の使用後に発生した合併症の分析結果で、「腎障害」が少なからぬ割合で発生していたのではないか、そして当局も製薬企業側もその事実を知っていた(認識していた)のではないか、という疑惑である。


そうすると、何とかしてコロナワクチンの被害を小さく見せるべく、「腎障害」を来す他の原因をアピール(=責任転嫁)しようと試みる動機があるのでは、と。


21年のワクチン接種後に、盛んに「腎障害の発生」を言ってたのを忘れたか?

マスコミが「コロナ後遺症で腎障害がよく起こる」説を盛んに唱えていただろう?






当方は、その主張にはやや懐疑的な立場であった。
各種の基礎研究や臨床研究の論文では、コロナ感染後の被害として腎障害が顕著に見られてはいないから、だ(重症例は別として)。







コロナ感染後の腎障害の程度や有無はとりあえず置いておくとして、これまでロングコビッドだか言って来て、コロナ感染後遺症としての腎障害を主張してきたマスコミ連中や厚労省や腎臓専門医などは、何故それが今の紅麹騒動では「原因として除外できる」と判断できたのか、誰一人として説明してる人間なんぞいないでしょう?


コロナワクチン接種後に腎障害が見られたのは事実だが、それを保留したとしても、コロナ感染(不顕性)の既往の有無を誰がどうやって確認することができたのか?
その確認をどうやったか、マスコミの誰かは検証したことがあるのか?



騒動の当初から、この事を指摘しただろう?
『covid-19の不顕性感染はない』ことが証明できないと、「紅麹やプべルル酸が原因だ」という因果関係の証明は不可能なんだぞ?


貴様らポンコツ脳のマスコミが、コロナ感染者は入院せず自覚症状が軽度であったとしても「腎障害の可能性」と主張してたのは、自分自身だろうに。

この原因を否定できてないのに、紅麹の責任を主張することなどできないんだよ。
なのに、マスコミは自らの罪や落ち度を隠蔽すべく、小林製薬の「被害が甚大だ」という印象操作を散々やってるだけで、どこにも科学や医学的根拠なんぞ存在してない。

厚労省に至っては、法的根拠すら不透明なままで、大阪市と共謀してインチキ行政権限を濫用しているんだろが。


恥を知れ!!



追記(4日 午前10時頃):


稀なファンコニ症候群(Fanconi  syndrome)だったという証言も出てきた模様。



これだけでは、紅麹製品が原因だったという因果関係の推定は不可能である。

何故なら、薬物性で生じる後天的ファンコニ症候群の対象となる薬物は数多く報告されてきたことと、特段の原因薬物の摂取がない場合でも疾病を生ずることがあったから、である。


例えば、こちらの論文

”成人発症型Fanconi症候群の1例”

https://www.jstage.jst.go.jp/article/nishiseisai1951/38/1/38_1_389/_pdf


特段の既往のない45歳女性(21歳時に腎疾患で2か月程度の入院歴あるも、その後腎機能に問題なし、重金属取扱いに関係する職種でもない)。家族歴や遺伝的背景で疑わしき要因も特に検出されず。

原因となりうる薬物摂取もないが、発症した例である。
軽度の血小板減少症・血小板凝集が認められ、考察で『IgMのpolyclonalな増加』の関与が疑われるかもしれない(が、何とも言えない)と記述されるが、決定的な要因の判断はできてない。

血小板の異常(減少症や凝固能亢進など)はコロナワクチン接種後に生じる可能性が疑われた、脳血管疾患(くも膜下出血や脳静脈洞血栓症とか出血性脳梗塞など)の原因になり得るわけで、コロナワクチンによる起因が完全に否定できたわけではないだろう。

医療従事者への先行接種段階(21年4月)で疑惑は既に生じていたぞ?




また、ファンコニ症候群の近年の論文が参考になる。


原因物質となりうるものとして、例えばアスピリンやフマル酸などが挙げられている。


この中で

"Ifosfamide is structurally related to cyclophosphamide, which is not usually nephrotoxic; the toxicity of ifosfamide in vivo is due to rapid uptake into tubular cells via organic cation transporters and the subsequent generation of the toxic metabolite chloracetaldehyde."

と記述されており、通常は腎毒性を発揮しないイフォスファミドの毒性の理由として、「カチオン輸送体」による尿細管細胞への急速な取り込みと代謝物産生による障害が挙げられているようである。


上述したmRNAワクチンを構成しているLNPのカチオン性脂質の存在が気になる所である。


少なくとも、紅麹製品が腎障害の原因であると断定できる理由は、これまでの所、積極的には見出せない。

それよりも、確実なのはmRNAコロナワクチンによると疑わしき事実が、多数存在している、ということが改めて確認できたわけだ。


追加した気がしたのだが、変わってなかった。
改めて書いておきたい。

日本腎臓学会はずっと以前から、コロナワクチン接種後の腎障害について認識してきたし、学術的な報告も行われてきたわけである。
それをマスコミも厚労省・政府も完全に隠蔽し、情報提供などを封じて被害拡大を放置してきたという重大な不作為が意図的に行われたのだ。







因みに、当方のtwilogは紅麹問題について書いてきた3月29日時点で更新が止められているようだ。不都合な情報は拡散できぬよう、阻止するということですかね?



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