レシピ小説 カルボナーラふうふう
日曜日のお昼前。
「おなかすいたなぁ」
僕は独り言のようにつぶやいた。
「ホント、おなかすいちゃった」
彼女がそれに応える。
「なにか作ろっか!」
「いいの?」
「うん、じゃあね、カルボナーラとか?」
「へぇ、カルボナーラって難しいんじゃない?」
「うん、そうなんだけど、クッキングパッドでね、簡単なレシピがあるのよ」
クッキングパッドか、今は色んな動画のレシピサイトとかあるのに、ずいぶんと老舗のサイトを使うんだなぁ。
僕は変なところに感心していたが、美味しければそれでいい。そ