3C分析をやってみる
マーケティング戦略を策定する際に、競合が沢山いる中で儲けている会社を分析する手法として3C分析があります。3Cとは、Company(会社)、Customer(顧客)、Competiter(競合)です。
世界的に、ガソリン車からEV車に移行していく中でシェアを伸ばしているテスラについて、3C分析をやってみたいと思います。
Company(会社)
スペースXやX(Twitter)の社長でもあるイーロンマスクが経営している会社で、ギガファクトリー、自動運転など、まだどこの自動車会社もやっていないことを次々とやっている会社のため知名度も技術力も抜き出ています。EVといえばテスラを最初に思い浮かべる人がほとんどです。
単なるEV車というだけでなく、富裕層をターゲットにした高級車を販売していることも特徴です。
次に、Customer(顧客)です。
自動車を購入するのは、個人だけでなく、社用車、タクシーなども考えられます。
ガソリン代の高騰とCO2削減に向けてEV車へのシフトは避けられません。また、自動運転での研究先行、ソフトウェアアップデートなどの技術でも顧客が期待しています。
マニュアル車を自分で操作したいというニッチな市場を除けば、EV車が今後シェアを伸ばすのは間違いありません。また、Uberなどのライドシェアが進めば自動車自体を手放す人も出てきます。将来的には、自分で自動車を持ちたい人と、仕事の道具としての自動車に二極化していくことが予想されます。
最後に、Competiter(競合)です。
中国の会社がBYDなどが最大のライバルとなります。日本の会社はEVでは、今のところどこも相手になりません。米国と中国が対立しているとお互いの自動車を輸入することはないので自国と他国でどれくらいのシェアを取るのかが問題になります。まず、日本車の海外でのシェアを奪っていくことが考えられます。欧州も規制で他国のEV車を排除する動きを見せています。
位置情報、走行情報など運転者の個人情報を取得することが当たり前になっていきますので、それをプライバシーや人権の問題として他国のEV車をどこまで規制するのかという課題もあります。
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