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iDeCoは受取人を設定しておかないと消滅する

定年後に受け取るお金のことについて考えてみます。こういうことを考えるようになったのも、そろそろ自分も老後のことを考えるようになったのかなと思います。
身体が動く限り、何かの仕事をやりたいとは思っていますが、仕事がない場合はもらえるお金だけが頼りになります。

現在、毎月給与から天引きされている年金は、定年後に基礎年金厚生年金として受け取る予定です。これは、将来の自分のために積み立てているというよりも、現在のリタイア世代の資金になっています。将来的に子供(働く人口)が急激に増えない限りは、支払額>受給額となってしまいます。

それ以前に、本人が死んでしまったらもらえなくなってしまうのが年金制度です。私の場合は、基礎年金と厚生年金に加えて確定拠出年金(iDeCo)にも加入しています。これは、現在の節税と投資になる代わりに60歳まで引き出すことができません。60歳前に亡くなっても保険のように割り増しでお金が貰えるわけではありません。さらに、受け取り人が設定されていなくて、家族の誰も存在を知らない場合は、永遠に引き出されないお金になってしまいます。
そのため、iDeCoの存在は必ず家族に知らせておく必要があります。

似たような話で、親が持っている銀行口座を把握していないとどれだけお金があるのか把握できません。さらに怖いのが、満期になった定期預金を20年2ヶ月以上放置していると引き出す権利まで消滅してしまうという事実です。持っている銀行口座はなるべく集約した方が良いです。また、ネットで残高など見られる時代なので設定して確認することが資産把握の第一歩になります。

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