人事部への憧れ
人事部で働いていなくても、会社の誰でも何らかの接点があります。他の部署で働くならどこを希望しますか?と聞かれた時にイメージしやすい職場なのかもしれません
また、誰でもできる仕事だと思われているのかもしれません。実際は、病気になった人のケア。自殺した人の原因究明、親族への説明など、自分の気持ちだけではやりきれない仕事もあります。
どの会社でも、入社するとき人事部の方が必ずいます。大きな会社だと採用、説明、配属など手厚く説明をしてもらえます。小さい会社だと、人事部がなく、いきなり社長と面接というパターンもあります。
入社後も、給与が上がるとき、肩書きがつくときなどに人事部の方が手続きをしています
よい面ばかりではなくて、リストラを行うとき、人事部の方が背景や方針を直接説明することになります。この仕事は、実際は首切りなので、自分は会社に残るが他の人を辞めさせなければならないというところを完全に割り切って自分を殺してやらなければいけない仕事です。
退職の手続きをおこなうときも、人事部の方と面談があります。それが会社と社員の最後の接点です。
最近は引き留めが面倒だからなどの理由で、退職代行サービスから人事部に電話がかかってくることもあります。
就職活動をしている学生は、インターンシップや研究室からの推薦である場合を除き、入社するまでは人事部としか接点がありません。そういう意味では人事部は会社の顔でもあります。
その職業に大学生が憧れる場合もあるのかもしれませんが、教師と同じで、優秀な社員の相手だけではなく、やる気のない人のフォローなど、後ろで泥臭い人間関係を処理しています。
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