お金を持たない高齢者が増えるとどうなるか
50代で子育てが終わり、介護もなく、会社である程度給料が上がれば、ほとんどの人が収入を貯蓄に回すことができます。
それが老後の備えとなり年金と合わせて余裕のある生活を送ることができます。昨今のインフレで老後が、心配になった影響で老後のお金を少し多めに貯蓄したり投資したりという傾向があります。
50代で貯蓄を増やせるかどうかは、リタイアした後の生活を決めます。しかし、これからそのステージに入る団塊ジュニア世代は、非正規雇用だと給料は上がっていませんし、役職もないので、貯蓄に回す余裕はありません。
結婚していない、子供もいなければ、貯蓄を増やすことはできますが、貯蓄が平均的に少ないというデータがあります。
このままいくと、15年後に貯蓄のない65歳くらいの集団ができます。対策としては、人手不足だから70歳まで働く、国がなんらかの補助を行うなどが考えられます。
年金運用がうまく行っているからと言って受給額を増やすことは難しいです。現時点の試算でも、将来受け取る額は減り、受給開始が70歳になるとも言われています。
AIを使って人間が働かなくなると言ってもその時にならないとわかりません。今、予想できるのはお金を貯められないまま老人となる人の数が増えることだけです。
生活するためには働くしかありません。働けなくなったら国や親族に助けてもらうしかありません。
結局は、70歳以降もお金を貯めてこなかった人が長生きしようという考え方が間違っているのかもしれません。長生きしたかったら健康と蓄えは日々の生活の中で意識することです。70歳以降も、毎日お酒を飲んでゴロゴロするような生活だと国が支援する必要はありません。
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