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Voicyフェス2023 ステージA ダイジェスト(11/30まで公開)

10/25-27に開催されたVoicyフェス。チケットを購入すればアーカイブで11/30まで全対談のアーカイブを聴けます。十分に元が取れたと思いますし、迷っている人はすぐにでも購入した方がいいです。アーカイブ期間が決まっているので購入するなら早い方がいいです。

チケットの購入はこちらからできます。(3,900円です)
https://voicy.jp/channel/2159

対談が58あるので、全て聞けば1対談あたり70円です。ただ、すべての対談を聴くのは大変なので自分の気に入った対談を5つくらい見つければ。1対談800円くらいと考えるとお得感はあります。

ステージA、28対談のリンクとそれぞれの下に対談の感想を書いてあります。

キンコン西野さんと爆笑問題太田さんという豪華なオープニング。この55分の対談だけでもチケットの元が取れるくらい笑えます。笑いだけでなく、西野さんの今の活動、太田さんの小説が絵本になった話、テレビへの思いなど、ここでしか聴けない話があります。前半メチャクチャな始まり方ですが、後半はテレビとネットの違いなど太田さんの想いが聞けます。何度も聴いてしまう内容です。

サイバーエージェントの渡辺将基さんが起業家の越川慎司さんに今後のキャリアを相談する会。今回のVoicyフェスのテーマである人生相談になっています。サラリーマンと起業家の違いをストレス、人間関係、自由度、満足度などの観点から越川さんが一つ一つ回答します。満足できる仕事ができていないなあと悩む方向けの対談です。
キャリアチェンジはチャレンジではなく実験だという言葉が印象に残りました。

ファッション誌編集の経験がある小川さんと、ファッションインフルエンサーのMBさんによる対談。
言語化が難しいオシャレの領域。ファッションで外見を整え、中身を磨いて初めてオシャレになる。しかし、中身だけで勝負しようとしても外見は良くならない。オシャレにもマインドがあってファッションは何かを考え始めるヒントになります。自分はオシャレに鈍感なので、少し意識を変えないといけないなと感じる対談でした。

会社員向けの放送、IT業界という仕事の共通点をもつお二人が考える、働き方とマインドのノウハウ。立場やポジションではなく、自分の意思で働く大切さが伝わります。
週休3日の働き方ができる全世界フルリモートの会社を作った越川さん。効率化で働き方を改善し続ける、はるゆきさん。無駄取り、時短のノウハウ、なぜそれを考えるようになったのかが解き明かされます。会社員のメリット、今すぐチャレンジできることを知りたい人向けです。

ワーカーホリックなお二人による対談。忙しく働く二人が仕事を楽しむマインドについて語られています。ワークライフバランスの時代にシフトしつつありますが、時間をフル活用することで周囲にポジティブな影響を与え続けるはるなさん。今回のVoicyフェスで新たにフォローを始めました。

夜もヒッパレのDJ赤坂さんと経済エンターテイナーのDJ NobbyさんのDJ対談。お二人のこれまでのキャリアとこれからの音声メディアへの思いが熱く語られた時間でした。紆余曲折を経て今がある苦労話が面白いです。
赤坂さんのDJとして番組を盛り上げるコツ、曲を流す前に付加価値をつけるノウハウ、本当は音楽の領域を広げたいと考えているNobbyさんへの温かいアドバイスが印象的です。

20代で生まれた差は埋められないという前提から、お二人の20代のキャリアが語られます。一本道ではない、普通のサラリーマンとしてのキャリアではなく、どんな状況からでも自分を信じて上昇できる可能性が見つかります。
運のいい人の周りには、運のいい人が集まる。就職面接でも、「あなたは運がいいですか?」に対する回答を自分なりに準備しておく必要があります。
20代で捨てるべきものリスト(上昇マインドのない人、恥、自分を笑う人、お金、自分の経験にならない仕事)。捨ててはいけないものリスト(空気を読む感覚、欲望)。この経験談を踏まえた解説は必聴で、何歳になっても通用します。

発信者としてクソコメにどう対応するか、誹謗中傷をどう扱うかのノウハウが学べます。自分の意見を言うと返ってくる反対意見と否定コメントがついてくるジレンマがわかります。
会社で周囲をイエスマンで固めている組織と対称的な位置にいる発信者のマインドの保ち方の難しさ、ポジショントークとサービスの違いなど、お金に関する発信の難しさ、説明してもわかってもらえないもどかしさが伝わってきます。

緒方さんの起業のモチベーションであったスマホの次の音声の問題提起から始まり、声じゃないと情報が伝わらない人がいるという事実、そこに向けてVoicyがあって、音声化するマーケット、音声じゃないと届かない顧客の可能性が提示されます。気づきのある言葉が沢山ありました。

社会全体を良くするという目的は最適解がない
少なくとも負の要素を省く必要性はある
自分が関わって変化が起きた時に喜びがある
考えている人は感性が高い
論理的に話している人は凡人
感性を高めるためには新しい経験が必要
自分の楽しめる場所、帰れる場所を作る
流行を追うのではなく基礎的なことを学ぶ
1日1%の成長で1年後には40倍になっている

自分の感性を大切にすることを再認識できました。

精神科医のkagushunさんと片付けプロのエリサさんによる対談。
美しさの基準はなにか。バックパッカーの経験から海外で見て感じた美しさ。日々、向き合いながら患者さんの背後に見える美しさ。美は保つものではなく、ありのままの美を見つけられる感性を持つ大切さ。マインドフルネスの時間を意識的に作っていく必要があるなと感じました。


クワバタオハラのくわばたりえさんとLINE片付けの香村薫さんの対談。かつて、YouTubeで片付けを公開したことがある、くわばたりえさんが片付けのプロに公開相談するかと思いきや、人間関係の話からプライベートの小ネタに突入していきます。
テンポの良いマシンガントークに元気をもらえます。子育て世代で子供の叱り方、接し方のアイデアが得られる対談でした。

悩みを聞いて答えるという共通した職業をもつ2人の対談。仏教によって何ができるのか、宗教の役割など、仏教の歴史から地域による普及の差について学ぶことがあります。
宗教については、信じるかためにやるのではなく生涯研究の対象として少しずつ学んでいくところに楽しさの可能性を感じました。


いきなり始まる子育て相談を脳科学者の立場から回答する豪華な対談。
子供の作品に現れる表現の不安から始まり、反抗期はいつくるのか、このままの子育てでいいのかという様々な不安に対して茂木さんが有名人の例を挙げながら回答していきます。
安宅さんの対談で触れられていた文字は読めないけど音声ならわかる日本人の天才の名が出てきます。


住職とライターの対談。芳麗さんがマイノリティーだった小学生時代の自分を開示して、そこから和尚が仏教の考え方で真実を追求する考え方を説いていきます。発見が沢山あり仏教の魅力が伝わります。
変わったことをみんながやり出すと個性がなくなっていき最後は何も身につけていない自分の考え方だけが残るというシンプルな道が見えてきます。


不登校だった高校生からトップの同時通訳者になった田中さんが英語の勉強法、必要性について茂木さんと論じます。言語学の立場から茂木さんが論じる観点が面白いです。
本物の英語力を測れる人がいない、使っている人がいないという日本の問題点から、同時通訳のマインド、ノウハウ、守秘義務、AI翻訳など英語について論じた後、日本の教育に話が広がります。
暗記と思考という日米教育の違いが見えてきます。

澤夫婦の公開夫婦対談。相手を否定しない、加点方式にするなど、夫婦生活の問題点を事前に回避するための考え方、マインドの持ち方が公開されます。ITの変革期にキャリアを伸ばした澤円さん、アーティストのさわなおさん、バックグラウンドの違うお二人の仕事論から日常生活まで。
内と外である程度は違う顔を持つものですが、公開対談で色々な話をできるのは、普段からのコミュニケーションの良さがあってのことです。


中学受験の準備をどうすればいいのか、受験生の子供をもつ白木夏子さんが、中学受験カウンセラーの安浪京子さんに公開相談する会。中学受験するべきかどうか悩んでいる小さなお子さんをもつ親向けです。いくら親が時間とお金をかけても、どうにもならない。なぜ受験をするのか、そこには親の経験が大きくかかわる、結果だけにこだわるのはダメ、など気づきが多くあります。
漫画「2月の勝者」を読んだことがあればさらに楽しめます。

ステージAの目玉はこの対談です。
これから右肩下がりになる自動車輸出を、どうやってカバーするか、観光業、素材・部品、バイオサイエンスなど、ちきりんさんの質問と梅澤さんの回答が日本の未来を考える上で重要なポイントとして提示されます。考えるヒント、調べるヒントが満載で、ほぼ全てメモを取りました、永久保存版です。
この対談の中身だけで3,900円以上するのではないでしょうか。日本の未来への課題ってなんだろうということを俯瞰して考えてみたい人は聴く価値が必ずあります。

まちづくりの木下さんと衆議院議員の細野さんの対談。未来のための税制改革、地方の政治家が当選する事実などについて、木下さんと細野さんがテンポよく対談されています。
地盤が安定している政治家ほど規制改革に切り込んでいけるという話、霞ヶ関の働き方の非効率さについての議論が面白いです。
チャイルドペナルティーについての議論はこれを機に見直しが図られることを期待しています。

子育て教育のプロによる対談。
子供をどう評価するのか、北欧に訪問して得た子供を尊重する社会の雰囲気に関する知見から日本の教育を社会全体から変えていく可能性を感じられます。日本でも使われるようになってきたリスペクトの重要性を認識しました。
比較しない、伸びた姿を認める、観察するという子育てにおいて重要なキーワードとそれに関する考え方がわかります。

文筆家と精神科医の対談。1日100人も診察する日もあり短い言葉で人を変えるTomyさん。大切な人を失った体験から、そこから立ち直った経験談、苦しい時間のやり過ごし方など、精神科医でもメンタルを崩すこともあり、苦労した過去を持っていることがわかります。
芳麗さんも裏切られた経験談を開示して、自分の気持ちをコントロールできなくなった過去を振り返ります。
自分も体調を崩すほどショッキングな状況に陥ったときは迷わずに精神科医に相談に行こうと思える対談でした。

EXILEメンディーさんと起業家けんすうさんの対談。感性を大切にしているメンディーさん。お二人のこれからの活動アイデア、けんすうさんのNFT普及活動の話題が展開されます。聞いていて、メンディーさんの勉強量と仕事への姿勢の凄さが伝わってきます。
今後も、誰もやっていない領域で新しい仕事をやっていくお二人の未来が楽しみです。

日本とフランスの違い。日本人パートナーとフランス人パートナーの違い、夫婦のコミュニケーションの取り方、修正の仕方、文化の違い、考え方の違いに気づきのある対談でした。お互いの答えの違い、言語化して説明して初めてわかることの難しさがわかります。
普段フォローしていない方の対談も聞いてみて新たな気づきがあるのが、Voicyフェスの良さだと思います。

ホタルノヒカリの漫画家ひうらさとるさん。オンラインショップ経営者のemiさん。40年間漫画家を継続するひうらさんにこれからのキャリアを相談する会。スランプの乗り越え方がテーマでしたが、モチベーションの保ち方だったり、継続するためのコツに関するヒントが得られます。漫画を読んだことがない方でも楽しめる内容です。

尾石さんが、初代デジタル監、見切りの洋子さんに傾聴する対談。女性として前例のないキャリアを歩んできた石倉さんが、どういうマインドでキャリアをチェンジしながら生きてきたかを晴さんが上手く引き出しています。
自分の意思をもって、我慢せずに、環境変化を恐れずに前に進む勇気をもらえます。

武蔵野大学アントレプレナーシップ学部長の伊藤羊一さんのキャリアの転機と、これから何をやるのかについての人生相談。自分が決断しなければいけなくなり、仕事のスピードが一気に上がった瞬間の話。また、やりたいことをやっている人でも、このままでいいのか、次に何をやるか、悩んでいる姿を見せてもらえます。

尾石晴さんのファシリテーションはとても勉強になります。昨年の竹中平蔵さんとの対談も圧巻でしたが、今年も学ぶポイントがたくさん見つかる対談でした。目的や先入観を持たずに、自分のその時の感覚を大事にすることで、人は自分の学び方を確立できるのかなと感じました。自分の感覚や学びに少し不安のある方にお勧めの放送です。

伊藤羊一さんと木下さんによる対談。
武蔵野大学アントレプレナーシップ学部の紹介とこれからの展開に期待が持てます。人の夢を否定しないことの素晴らしさ、若者の意欲を引き出して活動に繋げる未来への方向性が見えてきます。
高校の時に起業した木下さんの経歴の話にも触れられています。
日本の一極集中の問題点、地方活性化の重要性について考えるヒントから、考えるためには安定を捨てて変化を作る、それは通勤経路の変更だけでも変わるというアイデアまで、後半のまとめに思いが凝縮されています。


ステージBのダイジェストはこちらです。


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