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事務処理とは何か

工事など現場で作業するのがブルーカラー、事務所など机でパソコンを使う仕事がホワイトカラーと呼ばれます。ホワイトカラーが会社でやる仕事は事務仕事と言われます。現場の人が仕事をやるにしても、その仕事の受注、必要な人数の確保、見積もりの作成、請求書の作成、現場作業に必要な機器や部品の手配など段取りがあります。

事務仕事もボリュームが大きくなると、その仕事を管理する仕事、集計や経理処理などを集約したバックオフィスなど、なんでもやる人から一つの仕事を集中してやる人まで幅が出てきます。
定型的な仕事はパソコンを使って効率化することができます。例えば、その日の請求書の合計金額を算出する仕事などは、その前段階のデータが整えられていればコンピューターが足し算するという処理に置き換えることができます。

Microsoftのエクセルを使えば、1からでもデータを作ることができますし、できたデータで必要な部分を足し算することができます。その手作業を提携的な作業にするのが事務処理用のプログラムです。
ファイル連携を前提に、かつて大量の処理が作られていまでも金融機関では現役で動いています。

かつて、プログラミングが普及したときは、科学技術計算がFORTRAN、人工知能がLISP、事務処理がCOBOLという区分けがありました。企業がホストコンピュータを使ってCOBOLで事務処理のシステムを作ったのも過去の話で、ホストコンピュータの維持費の高さから他システムへの移行が行われました。

金融系はCOBOLで作られた処理が今でも現役で動いています。そのシステムが動いている限りはCOBOLの技術者の需要は無くなりません。しかし、これから新たに身につけようという人もいません。

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