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環境に恵まれすぎている子供

塾に行っても勉強しない、他の習い事も適当にこなす。本人の意思がなければ、いくらお金と時間をかけても能力の向上は見込めません。それ以上に持って生まれた能力以上のものを期待する方が間違っています。

学校の授業が全く理解できない、大学に行きたいとも思っていない。そういう子に無理に勉強させても続きません。世の中に必要なのは国語の読解力があったり、算数の問題が解ける人材ではなくて指示されたことを忠実にこなす。曖昧な状況でも背景を考えて行動できる人材です。ほとんどの場合、正解はありません。

肥満になる子も恵まれすぎた環境にいます。必要以上に食べているために肥満になります。日本にも家庭の経済状況で3食満足に食べられない子供もいます。

もし、塾が無料、食事も無料という施設ができたとして、本当に勉強したい子が来るのでしょうか。必要な食事を摂れていない子には食事を提供する施設があってもいいです。しかし、勉強は教科書があればできます。図書室の本を読めばそれ以上の知識が得られます。
だいたい小学校が無料なのに全員が積極的に勉強しているかというとそうではありません。その延長線上で高校無償化、大学無償化をやっても、特にいきたくない人が何となく行くようになりそうです。

親の経済力で子供が苦労しないで大学まで行って良い企業に就職する。それができるのはほんの一部の子供だけで、それに憧れて高い塾代を払わされている親が多いのではないでしょうか。

持っている能力を伸ばすことは難しいことです。チャンスがあってもゲームに時間を費やしているようだと考える力は身につきません。

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