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民主主義は、いつ終わるのか

国民1人1人の意見が政治に反映される可能性があるのが民主主義です。そうは言っても1個人のわがままがそのまま政治に反映されるわけではありません。自分の意見が政治に届かないからと、選挙に行かず政治のニュースにも関心を持たないというのも一つの姿勢です。自分が若いときはそうでした。

しかし、民主主義ではない政治を考えると怖さが見えてきます。独裁政治の国があります。経済が独裁政権でコントロールされると個人が欲しいものを買うことができません。欲しいものと言っても贅沢品ではなくて、その日にチョコレートが食べたくても手に入らないこともあります。
食料難で飢餓が起こっている国もあります。政治家はお金の流れを全部見えるようにしろと言ったところで、独裁政権だとお金の流れは全く見えません。どこにお金が使われているのか分かりませんが、結果として個人が資産を蓄えたり、欲しいものが手に入らないのが独裁政権です。

政治の批判をした場合でも、独裁政権下では処刑される可能性があります。要するに真面目に働いても、正しいことをやっていても独裁政権下では自由を手に入れることができません。
もちろん、今の日本で、真面目に働いているのに、苦労しているのに、国のせいで自由ではない、一向に暮らしが良くならないと不満を言う人がいます。実際に人のためにと仕方なく働いているのに自分にはいいことがないと嘆いている人もいます。

最近の選挙結果を見て、民主主義の危機に言及している人もいます。一度、民主主義を失うと取り戻すためには戦争や、暴力的な活動がなければ取り戻すことはできません。世界では、軍事政権と民主主義政権が戦っている国があります。
日本の民主主義も、いつかは終わりを迎える日が来るのかもしれません。

政治を変えたいからと新しい人に投票するのも一つの権利です。それがどういう結果をもたらしてどういう未来になるのか、候補者のことを調べてから投票した方が良いです。現政権が良いとか、今のままでなんの問題ないもないとは言いませんが、独裁政権になってしまうリスクは何か?を考えておく必要があります。

考えられるリスクは、みんなが貧しくなり、自由が奪われる社会になると自分は考えています。
今の金持ちが持っている富を貧しい人に分配したところで、一瞬だけ平等が達成されて、みんなが貧しくなるだけで、そのあとは社会が発展しなくなります。
稼いでいる人から高い税金を取ると言うシステムでなんとか不平等の解消を維持していますが、本当の平等とは、貧しい人が金持ちから恵んでもらう社会ではないはずです。

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