今のうちにNeos VRのロードマップを読んでワクワクする

本記事で伝えたいこと
 ・Neos VRの今後のアップデート情報を追い始めるなら今!
 ・ロードマップを読むの楽しいよ!

皆様どうも、VR生活満喫してますでしょうか。はまどりと申します。
ここで先日のNeosVRのWeekly Updateのこちらの一文をご覧ください。

Before that happens though, Frooxius will be taking a roughly week long break,

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Neosをメインで開発しているFrooxiusさんがお休みになるという一大イベントが告知されました!!ゲーム開発の健康は開発者の健康。ぜひゆっくりと羽を伸ばしてほしいものです。

で、もう一つ

You can find what's planned at our GitHub roadmaps and watch the latest developments on our official Discord server.

(訳Deepl)予定されていることはGitHubのロードマップで確認できますし、公式Discordサーバーで最新の開発状況を見ることもできます。

 なんと「今後何をどう開発しようかもまとめておいたから、気になるなら見といてね」(意訳)だそうですよ!!!
こちらのロードマップはリアルタイムに更新するわけではないので、少し記載と進捗に差があることがあります。しかし公式で整理したよと教えてくれたこのタイミングはほとんど記載と進捗に差がない瞬間ということです(多分)。つまり見るなら今ってことです。これは見るしかないですね。

本記事は
・ロードマップってなんすか?どう読むの?
・ロードマップで気になったところをDeeplで訳しながら紐解いていく!
・感想
の三部構成で進んでいきます。紐解いていくとは言うもののやることは「今後実装される機能の英文を読んであれ出来たらいいなこれ出来たらいいなを勝手に語る」というコンテンツです。半分位日記なので詳細な解説などを期待した方はすみません…。では早速いきましょう。

GitHubのロードマップってなんスカ?どう読むの?

Q.Neos VRのロードマップって何?
A.これです。
 先ほども書きましたがざっくり言うと「今後何をどう開発しようかのまとめ」です。基本的には開発する側がアップデートを管理するものです。しかしそれを公開することでさらに開発、ユーザに利益になる場合があります。ユーザとしてのメリットとしては例えば
・次に来そうな機能が何か、いつ頃に来そうなのかわかる
・使いにくいところが直りそうなのか、いつ直るのかがわかる
がありますし、さらにNeos VRで特有なところは
・次のアップデートを利用して作れそうなアイテムをあらかじめ妄想できる
・不便だからアイテムで解決しよう!と作ったら公式の追加機能で解決した…といった事故が防げる
 といったメリットもあります。で開発Tは公開してリアクションを見て優先度あげたり、下げたりみたいなこともできてWin-Winという構造ですね。
 長々書きましたがぶっちゃけそろそろアレが出来るようになるらしいよ!アレももうすぐ直るってさ!ワクワク!となれます。たのしい!!!!

Q.すごいいろいろ書いてあるけどどう読むの?
A.簡単に言うと右に行けば行くほどもうすぐ実装

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ロードマップはこーんな感じに横長です。一番左がLong Term Future Features(遠い将来の機能)で一番右がDone(終了)となってまして、その間に細かい区分があって右に行くほど開発が進んでる。ということを示しています(一部例外はありますが)
英語か…という方もご安心、各種翻訳サイトで翻訳するだけで大体わかる日本語です。一般に公開してるものですから、分かりやすい英語になっているのだと思います。多分。

一つ注意点として、これらは計画を公開しているだけであって公約ではありません。つまり必ずこの順番で作るわけではなく、なんなら必ず作るという宣言でもありません、逆に書いてなくても突然実装されたりします(クラウドバリアブルとかね)。なのでもし言ってることと違うじゃーん!となっても大目に見てあげましょう。
 ただちょくちょくチェックしてる私の意見としてはかなり情報の信憑性は高いとは思っています!ご安心を!

ロードマップを読んでワクワクする

 いよいよここからロードマップを読んでいきます。ロードマップの記載のうち実装が近い順から、私が気になったポイントをピックアップしながら読み進めます。具体的には Building / Implementingのブロックを一通りチェックして、左のブロックへ、という流れでUpcoming Main Featuresまで、最後にその他気になるポイントをといった流れです。ピックアップしたポイントは、
1.Deeplによる翻訳文
2.ワクワクポイント
の二つを記載していきます。
 翻訳文は自分の英語力に自信はないので多少文章が変でもそのまま転記しようと思います。あれ?と思った方は原文をご覧ください。
 ワクワクポイントは私はまどりが見出し機能の訳文を解釈し、それが実装されたらこれできるじゃん!ああなるじゃん!と妄想のまま書き殴ります。妄想するのはタダ、実現されなくてもめげない。
 ついでに各ブロックがどんなステータスなのかもふんわり解説し、雰囲気を伝えられたらと思います。公式の定義じゃないです!!雰囲気です!!
 では見ていきましょう!

Building / Implementing ブロック
 このブロックは「メインとなる機能は既にできてる or 実装されていて、少しずつ細かい機能を足してる段階の機能」が記載されているようです。

・Cloud Variables
訳)これらにより、アイテムや世界から独立して、クラウド上に価値やデータを永続させることができるようになります。
【ワクポ】これでゲーム系ワールドの進捗保存とか、タイムなどのレコードの保存が出来るようになった!すごい!今のところ変更時にそのデータの保有者がそのワールドにいないと変更出来なく、ちょっと使いにくいねという話もあるみたい。今後権限系のアップデートがあるらしいのでそれに期待?

・Proper desktop mode.
訳)現在のデスクトップモードは主にテストに使用されており、重要な作業を行うことはできません。すべての機能は、VRを念頭に置いています。
適切なデスクトップ体験は将来的に実装される予定ですが、今はメインではありません。
【ワクポ】デスクトップモードがかなり便利になった!らしい。自分は前のデスクトップモードあんまり知らないけど、デスクトップモードでも開発が出来る位には操作が便利になった。メニューに沿ってカメラを動かしたりと色々出来るようになったみたい。まだ第一段階という話なのでまだまだ便利になっていくらしい…まだ進化するのか

Designing ブロック
 まだみんなが触れる状態じゃないけどメイン機能を作ってるよのライン?ここまでくるともうすぐ触れそうだな~という気分になる。

・LogiX collections
訳)これにより、オブジェクトの反復処理、コンポーネント上のコレクションや配列へのアクセス、動的なデータ構造(JSONなど)の処理などが可能になります。ノードや規約のほとんどは考えられていますが、いくつかの詳細はエンジニアリングが必要です。この作業が終われば、比較的早く実装することができます。このためには、新しいLogiX検証システムなど、基盤となるLogiXメカニズムを再設計する必要があり、値の「ローカル性」を伝えることもできるようになります。
【ワクポ】モノ作り民歓喜のアップデート内容、今のところNeosで同じカテゴリとして複数の値を保持するのは各々工夫で何とかしていたところが、このアプデで複数の値を保持や計算などが簡単になるはず!!【値の「ローカル性」を伝えることもできる】というしれっとすごいアプデも来るらしい。テストしやすくなりそうだね!!!!

Planning ブロック
 どう作る?てか作れる?のブロック?「やろうと思ったけどUnityのバグが直るの待ちだよ」とか「なんか思ったより固まってないわ」とかで戻されたりする。この辺までが進めてる機能という印象。

・Upgrade to BEPUv2/Physics rigidbodies
訳)ライブラリ自体のパフォーマンスが大幅に向上
他の主要な最適化のための前提条件
リジッドボディの統合とフルフィジックスのための前提条件
(物体の落下や転がり)。大規模な機能で、現在はBEPU物理エンジンv2の統合を待っています(現在使用中のv1からのアップグレード)。
【ワクポ】今のところNeosにはアバターに最低限の物理がついているだけでモノ同士の衝突や落下などは良い感じにやってくれません。それが出来るようになるらしい!!具体的にはこんな感じ?

このBEPUv2という「軽くて正確な物理シミュレータライブラリ」のアップデートを待ってたそうな。本当にこうなるとしたら激アツだけどどれくらい反映されるのかな…楽しみ!

・Item Submission
訳)投稿システムを拡張し、ワールドだけでなくオブジェクトも投稿できるようにします。これにより、タグ付け、検索、アイテムの更新が可能な「ワークショップ」が実現します。これにより、アイテムの共有や発見が非常に簡単になり、また、ライセンスコンポーネントが実装されれば、自然とストアにつながり、いくつかのオブジェクトをNCRで販売できるようになります。
【ワクポ】今Neosはアイテムを手に入れるために「その人が公開してるフォルダ」を手に入れる必要がありました。さらにアイテムを探すときに検索したりできないので「あれって誰のアイテムだっけ…」となりがちでした。それもこのアプデがくれば解決!!!あんな感じアイテム、で検索すれば手に入れられるとなればめちゃくちゃ便利!
まだライセンス機能がないので、購入物に所有権をつけられず、ストアで有料販売だ!とはできませんがそれに繋がるアップデート。楽しみです。

・Reference / Technical Documentation.
訳)自動的に生成される、コンポーネントやLogix Nodesなどについてのゲーム内外のドキュメント。コミュニティが提供・翻訳した情報や例を掲載しています。
【ワクポ】今NeosのコンポーネントやLogixで分からなかったらHMDを外してWikiを漁る必要がなくなります!もうNeosから出なくていいんだ…!
表示がどんな感じの見た目になるのか、気になりますね

・Welcome Experience
訳)初めてNeosに触れる方に、楽しくご案内するスターターエクスペリエンスです。パズルやゲーム(例:ゼロ・Gを切り替えて峡谷を横断する方法、物を取ってどこかに置くことで掴む方法)を解いたり、Neosの様々な能力を紹介する体験(例:お絵かき、MRI/モデルのビジュアライゼーションなど)をすることで、基本的な操作方法を学びます。Neos Botは、表情と口を持つように最終調整されており、そのためのビルダーも近日中に構築される予定です。また、Aegisはコア・エクスペリエンスのためのモデルをいくつか完成させています。
【ワクポ】ちょっと前に進化した公式チュートリアル、まだ進化を残してるらしいです。記載見る限りだとさらにゲームチックになるっぽいですね…ちょっと前にみたワールドのビジュアルは南国に近未来建造物ボーン!!って感じだったけどあれがどうなるのか。。。きになる!

Upcoming Main Features ブロック
 これを作るとしたらどんな作業が必要?見た目とかどんな感じにしよう?みたいな構想のブロック?すっごい沢山あるのでここのやつがPlanningとかに入ってくると私が一人でめっちゃ盛り上がってる。

・Mesh Networking 
訳)これは、個々のユーザーを相互に接続し、ユーザー間でデータの一部を直接転送することで、ネットワークの帯域幅を大幅に最適化します(特に、位置情報や音声ストリーム、セッションアセットチャンクなど)。
 これにより、ホストが必要とするネットワーク帯域幅は、従来の2乗(ユーザーが参加するたびにホストの帯域幅が2倍になる)から、1乗(帯域幅を2倍にするには、2倍のユーザーが参加する必要がある)に近づきます。
【ワクポ】Neosの「人が増えていくにつれガンガンホストの処理が重くなっていく」問題がかなり緩和されるってこと!?人が増えるとやっぱ重いよね…がなくなるとしたらそれはすごいことですよ。めっちゃ楽しみ

・Mesh Editing
訳)生のメッシュデータをNeos上で視覚的に編集できるツールセット(必要に応じて基本的なプリミティブも)を作成します。頂点や面の作成・調整、モディファイアやフィルタの適用、UVのマッピングなどのほか、より高度なツール(カーブエディタ、スピナーなど)も作成します。これにより、完全にゼロから新しいメッシュを作成したり、すでにインポートされたメッシュを編集したり、問題を修正したりすることができます。技術的にはメッシュであるため、ポイントクラウドにも適用されます(例:ポイントクラウドのクリーンアップに使用できます)。
【ワクポ】Neos君Blenderにもなってしまうん・・・?スレッドの投稿には「スカルプトしたい!!」という話題もあがってました。たしかにVR陶芸したい…

・Terrain system
訳)現在のところ、Neosには地形を編集するためのツールがありません。
Neos The Origin」のデモでは、すでにいくつかのオプションが検討されています。しかし、ジオメトリの高さ、低さ、カットなど、もっと多くのオプションが利用できるべきです。これにはボクセルベースのアプローチが最適で、地形だけでなくあらゆる種類のオブジェクトを作成することができます。
【ワクポ】密かにめっちゃ楽しみにしてるアプデ。地形ってこう実際VRで見てみないとどんなもんか良くわからなくて…今はBlenderとNeos行き来して頑張ってるけど面倒…編集も出来ないし…。これでモノ置いた後に地形作ったりできたらめっちゃ感動する。

・Desktop Screen Sharing
訳)Neos内でデスクトップアプリケーションを使用し、他のユーザーと画面を簡単に共有/ストリーミングすることができます。
【ワクポ】これもめっちゃ楽しみ、アツイのはゲーム配信とかですかね…ただでさえ配信しやすい環境なのにさらに配信しやすくなってしまう…。あと書記するときにPCで書き起こして共有できるのは良いですね。。。Neosは文字書くのに向いてないからね…色々妄想が膨らみます。期待無限大なアプデ内容です。

その他(こっからは細かいので訳文なし)
Temporary Backburner ブロック
様々な事情で後回しになってるブロック。その後回しになっている原因が、解消した途端Designingあたりに放り込まれたりもするので要チェック

・Oculus Quest support
 Oculus Questでプレイできるようになる!?

Long Term Future Features (unknown timeline/priority)
 いつかやりてーなー!!位の気長な追加機能のアイデア群。夢いっぱい

・Proper Unity SDK
 Unityで作ったワールドとかをNeosに簡単に持ち込めるようにコンバートするSDKの開発。とんでもねぇ。ある程度の額のパトロンになると開発中のやつ使わせてもらえるらしい。

・Custom Shader Support
 カスタムシェーダー対応、アツすぎ

・Lightmapping
 ライトマップベイク機能の追加。ベイク前とベイク後、VR内で観察したくない?俺はしたい

まとめの感想

 とにかくもうすぐ来そうな開発者の利便性の向上(LogiX collections)と新体験の追加(Physics rigidbodies,Item Submission)がめっちゃ楽しみ!!!さらにNeosは変化しそう!!!!!
 
もしかしたらFrooxiusさんがお休みを取ったのはこの大きな対応のための助走だったのかもしれません…
 これからもアップデート情報が気になり過ぎるNeos VRを一緒に追っていきましょう!はまどりでした。

もっと詳しい開発状況を知るにはNeos VR公式Discordをチェック!Neos VRが気になったらNeos VR JPコミュニティーも!


追記と訂正:Frooxiusさんがお休みを取ると記載しましたが一日目にはNeosのアップデートをしていましたことをここに報告いたします。内容はマインクラフトワールドのインポート機能の実装です。これがいわゆるロードマップに記載のないアップデート情報というやつです。良い学びになりましたね。

 

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