20230503 RAY「#RAY_Bloom」
GWのド真ん中。
このライブはとても楽しいワンマンライブになるんじゃないだろうかという直感がして数日前から何故か期待感が高まっていた。
そしてとても楽しかった。
前にあんな楽しみ方をしたのは、コロナが日本にやってくる以前のことだったかもしれない。よく踊った。よく声を出した。よく見れた。
ワンマンライブとしては#RAY_Bloomは何回目にカウントすればいいんだろうか。ワンマンじゃなく"単独公演"の枠に入るものなのか判断に迷う公演があってよく分かっていない。
birth > ひかり > moment > PRISM > works > history > #RAY_Bud > #RAY_Bloom
今回が8回目かな。
どんな回でも思ったことは「今のRAYが一番良いじゃん」だ。
これはとっても嬉しいことで「あの頃のRAYが良かった」って思ったことが無い。常に今が良い。
birthの頃も楽しかったし、ひかりの時も心を動かされた。momentの時は大きな希望を抱いたし、PRISMでRAYの側面と未来をたくさん見せてくれた。worksで新しいアルバムとバンドサウンドに囲まれて最高になり、historyでコロナに負けずに幕を閉じることができたあの時の"スライド"に胸を打たれた。
#RAY_Bloomは、"長年推してきたメンバー"略して推しメンの内山結愛さんがこれまでのアイドル人生で最も楽しそうにしていたワンマンライブだった。それはつまり"今のRAYが一番良い"っていうわけ。
#RAY_Bloom
セットリスト
この最初から最後まで過不足のないセットリスト。
何度でも見れる。
「あの曲も聴きたかった」もなければ「あの曲はやらなくてもなぁ」みたいな歪んだ感想もなく。選曲に曲順に構成に時間、全てが自分にとって過不足なく完璧で楽しかった。
RAYについて
RAYが現在の体制になったのは昨年の2022/9。
今のRAYは"陽"が強くて良い。
面白いのは、5人が集まった状態でより"陽"になること。
シリアスな表現や、ノリ方が難しい場面が比較的多いグループかもしれないが、メンバー個人の内側からどうしても滲み出てしまう暖かさを受け取れるので、結局笑顔になってしまうライブになる。
好みや受け取り方は違えど、RAYのメンバーに会いに行ってみることを万人に勧めたい。何かしらの"暖かさ"を受け取れることを約束する。
この暖かさの根源だが、"RAYに加入した日から気になって推してみたくなったメンバー"略して推しメンのktymさんこと琴山しずく(@kotoyamashizuku)さんにある。
笑顔がかわいすぎ。声もかわいすぎ。独創的。ギター上手すぎ。努力見えなさすぎ。関わる人を漏れなく幸せにしすぎ。陽すぎ。かわいすぎ。アイドルすぎ。
僕の文章力ではktymさんの魅力を書き切るのはもう限界なのであとはTwitterをフォローしたりライブで直接見たりお話をしてみることをお勧めします。ktymさんと仲良くなろう!
あと、"これからも推し続けたいメンバー"略して推しメンのmoonseamaoさんこと月海まお(@moonseamao)さんのワンマンでの姿を見てとても驚いた。
moonseamaoさんのことが印象に強く残っているのは、本人が加入した初めてのライブの日。アイドルとかその他の活動もたぶん未経験の人で、ふにゃふにゃ〜って感じだった。HPゲージが赤くなってそうな表情をしている時間が多くて心配しながら見ていた記憶。
そんな様子はいつの間にか無くなっていた。
かわいい声が通りすぎ。ボブすぎ。ギター上手すぎ。フランボワーズの間奏がかわいすぎ。バタフライエフェクトでバタフライしすぎ。かわいすぎ。
ごめんなさいmoonseamaoさんの魅力を文章にするのは僕にはこれが限界です。moonseamaoさんのこともTwitterやライブをチェックして仲良くなろう!
RAYは良い。
感想(レポート風)
ワンマンライブの前は決まって何時間か前からお酒を飲む。
今回も知り合いの方々と居酒屋で過ごした。そういえば顔ぶれが変わらないけれど、なんだか最近新たに知り合う人って少なくなった気がするな。知り合いを増やしたい。
KP。
開場時間を迎えて会場のSpotify O-WESTへ到着。たくさんの人が開場を待っていた。待ち時間に仲間内で腕の甲にRAYのロゴを書いた。アホ。
入場を済ませ、フロアの中に入ったらドリンクカウンターへ一直線。お酒を体内に秒で流し込む。作業。開演まで緩めない身体作り。
開場から開演までのそわそわする時間。ワンマンライブ特有の空気感。あの時間は興奮しつつもどうも苦手。「フロアに入ってドリンクを飲み終わり知り合いと3分ほど喋ったくらいのタイミングで開演しろよ」って王みたいなことをいつも思っている。さらに30分くらい待つのがワンマン。
待ちに待った開演。既にフロアは出来上がっている様子。冒頭で書いた直感の通り、期待を超える楽しさは開演から半分確実なものになっていた。
RAYの曲からではなく轟音のシューゲ音から始まる。
轟音の中から滑らかに生まれるネモフィラの音。とてもとても滑らかに入った。気持ちが良かった。
あれはまるで・・・・・・・・・の1stシングル「CD」のようだった。そしてネモフィラ自体もまたTokyo in Natural Machineのネモフィラと似たものだった。
安全に音を聞ける限界の音量。なんならハッキリとは聞こえない。それにヴォーカルも埋もれてほとんど聞き取れない。しかしその音を浴びている心地よさと低音に揺らされる内臓の感覚だけは確かに刻まれた。有り難し。
この調子で1曲ずつレポを残す余裕がなさそう&2万字くらいになりそうなのでほとんど割愛します。
① 世界の終わりは君とふたりで
メロディが好き。フランボワーズパルフェのためにで自分や周りの人たちが幸せそうな笑顔だったところからイントロのギターの音が聞こえて感情が行ったり来たりととても忙しかった。感覚レベルでの話だがせかおわが前半に配置されていたこととかフランボワーズとMeteorに挟まれていたことが良かった。
② レジグナチオン / 星に願いを
「レジグナチオン」では一番が終わった後の長めの間奏でフリースタイルMIXを一人でしている。今回もやりたくなったのでやった。周りの人たちに少しばかりクスッっとしてもらいたいところもあるが、大抵笑ってくれるのでこれからも精進したい(何を)。
多くの人は僕のフリースタイルMIXを"MIX道場"と呼んでくれるけれど、自分が自己満で打っているだけの空間を「MIX道場」と呼ぶのは違います。ホンモノのMIX道場に失礼です。お前らもやれ。嘘です言いすぎました。
「星に願いを」では混沌MIXでお出迎えした(?)。RAYがデビューしてまだ1年目の時にも一人で混沌MIXを打ち続けていたが、オトナの方から直接「アレやめてもらえないか」と注意を受けたことがあった。当時オタク反抗期だった僕は内心腹が立っていたがそれ以来静かに見るようになった。今ではファンも増えたし、ワンマンで規模的にもメンバーやスタッフに声が届かない感じだったので、あの日だけ解放してしまった。超気持ちよかった。ごめんなさいまたやります。
③ Rusty Days
Rusty Daysのイントロがかかった後のフロアのざわつきが楽しくてとても嬉しい気持ちにもなった。この曲はライブで黄色い照明がよく当てられることが多くて、向日葵とかたんぽぽみたいな暖かい空間のイメージがある。サビでニコニコして踊るktymさんの笑顔と暖かい黄色の結びつきが強いのでktymさんの曲です。異論は一つ足りとも認めません。今回もktymさんの笑顔がとびっきり目立っていてみんなが手を上に挙げながら振りをマネする姿もまた平和で楽しかった。ラブ&ピーーース。
④ ナイトバード
シンガロング楽しかった!
⑤ フロンティア / Bloom
本編のラスト3曲がすべて初披露の新曲だった。「フロンティア」は1曲目で「Bloom」は3曲目だった。曲中に聞こえる周りの人たちからの「良い!」「やばい!」で自分も気づいた時には既に踊っていた。始まりから終わりにかけてどんどん音数が増えていく流れ、2番終わりにBメロが来ずに大サビを迎える構成、ギター無しドラム×シンセの神聖な空気感、とても好きです。ギャグじゃないです。
フロンティアが楽しかったあまり2曲目の「ディス・イズ・ノット・ア・ラブソング」の記憶がない。
フロンティアは突発的に「好き!」が爆発したんですが同じくらいの熱量が「Bloom」にもあります。めっちゃ好きです。10年前のauのCMに抜擢されるタイプの曲で超良い。Coupleは裏切らない。
こんなところで。
ライブが終わり、特典会の時間へ。
酒&フロンティア疲れで特典会列に並ぶ気力が湧いてこず、外とフロアを徘徊していた。列が短くなってきたところで、"推し甲斐のあるメンバー"略して推しメンの内山結愛さんとチェキを1枚。
「心から楽しんでいる感じが伝わってきて微笑ましかったです」
みたいなことを伝えた気がする。拾。
その後は知り合いの方々とワンマンの感想を話しながら夜ご飯を食べた。momentの時に夜ご飯を食べた時とメンバーがほとんど変わっていない気がするけどあの時は「超楽しかったね!」なんてかなりテンションが高かったはず。今回はテンションこそ落ち着いていたものの、それぞれ心の中では絵然と同等の幸福感を抱きながらラーメンを啜っていたと思う。僕はそうです。
振り返っての自分なりの#RAY_Bloom
ワンマンライブが終わってからの帰り道で、RAYの公式Twitterから公開されたその日のセットリストを長い間見つめストーリーを組み立てながら電車に揺られた。
オトナの意図していない(であろう)自分の見方を帰り道にするのが楽しい。
例えば、#RAY_Bloomは前後半の2部に分かれる。
前半は「RAY全力ライブパート」
新宿 - LOFT / 大塚 - Hearts+
でよくやる単独公演のBEST版を見たようだった。こんな単独公演があったら高評価間違いなし。
数日経って忘れてしまったが、Rusty Daysが終わってからMCかInterludeのどちらかが入ったのでそこが境になる。
確か後半パートの途中から何かに気づいたように脳をまわし始めて終演と同時に何かを掴んだ気になったので「後半にストーリーを感じるな、んーそうだな、前半ってどんな意図がありそうかな」みたいなこと考えてたと思う。「前半だけのセットリストでライブが終わっても週末の昼にやる単独公演でやる分にはめっちゃ楽しそう…。あれ、なんか、どこ切り取っても1公演できあがる感じして良いセトリだ!」みたいな想像。振り返り中の頭の中身をこうやって書いたことないな、書いてて恥ずかしくなった。
ゆうて裏で走っているストーリーとか元になっているテーマは無さそうなので、"考察"っていうのは厳密には違うような気がする。"所感"くらいのものだね。
後半はパートがさらに分かれる。
今これ書いてて思い出したが「サイン」「フロンティア」が流れている10分少々の間で自分なりの#RAY_Bloomが出来上がってきたはず。
#RAY_Bloomは運営さんたちから解説の文章も出ているわけではないし"◯部構成"という情報の公開のされ方もしていないので(それはやっぱりそういう裏ストーリーが無いからだろうが)今回は無視していいものの、それでも何かしらの分かりやすい区切りがついた後に流れを180度変えるための「サイン」というイメージ。「サイン」は新章開幕のスイッチ。
特にPRISMでは、前パート > Interlude > サイン(新衣装)で明らかに空気とか表現が変わった。そういう使い方。
それを踏まえて
です。
散るパートにBloomがあるとかそんなところには目を向けなくていいです僕がそういうことにしたので。
これ以上の文章は必要なさそうなので、終わりです。あざした。
RAYと内山結愛さんについて
最後に、"推し続けて長い年月が経っているメンバー"略して推しメンの内山結愛さんとRAYのことについて少しだけ書いてみて終わろうと思う。
これといって書きたいことが多くあるわけではないが、まず本人の想いは下のブログに書いてあるのでぜひ読んでみてください。オヌヌメ!
内山さんは僕が尊敬している人なのですが、好きな点を挙げても文章ではどんな人かを想像してもらうのは難しいので、とりあえずTwitterをフォローしてライブも見に行ってみて内山結愛(@__yuuaself__)さんとも仲良くなろう!
内山さんはライブでもブログでも「愛」というワードをよく使っていた。自分は「愛」について理解が深くないのだが、#RAY_Bloomを通じてなんとなく理解が進んだ気がした。
冒頭にも書いた、内山さんがこれまでのアイドル人生で一番楽しそうにしていた#RAY_Bloom。愛を持った人間の表情や声だったように感じる。「あ、これが愛の形か」と。言葉の端々から溢れて見えた愛。おててのしわとしわをあわせてMCの一言を聞いてしあわせになった。
(お酒の影響で頭に入っていないことが多いが)MCの中で「RAYというグループ/RAYの音楽はこんなにも良いのにもっと多くの人に伝わらなかったら(好きにならなかったら?)もう何を信じればいいのってなる」というような発言をしていた。言い回しは違うと思いますが。
RAYのライブと音楽に自信を持った良い一言だった。内山さんが言ったということにも説得力があった。そこに愛はあった。
他にも色んなことを話していたが、何よりも半年前に加入したメンバーが「RAYに入って良かった」と誇りを持てる一言でもあったと思う。
ブログからも引用したい部分がある。
裏での苦労などはあまり知らないので自分が語れることなど多くはないが、ktymさんがRAYにいなければ内山さんは今RAYにいなかったかもしれないというのは想像していた。この1年は特に内山さん自身の人生に分岐点がたくさんあった中で、"継続"の選択肢を取るかどうかはとても重い決断と覚悟だったかもしれない。継続にしろ違う道を選ぶにしろ、何かを諦めなければいけなかっただろう。ktymさんを選ぶかktymさんと離れるかで迷うくらいktymさんって重要な人なんじゃないだろうか。
勝手な想像でしか書けないけど、内山さんはktymさんがいるからRAYを選び続けているし、ktymさんも、内山さんがRAYにいるからRAYを選んだところがあると思う。
だから、ktymさんありがとう。ktym_forever。謝謝。
もう一つ、内山さんの継続はRAYの継続に大きく影響を与えていると思う。内山さんがステージを終えるタイミングがいつか訪れてもRAYは続くかもしれないが、それでも彼女が内山結愛を終えればRAYは形を大きく変えることになるだろう。RAYと内山さんは固くて分厚い首の皮1枚で繋がっている。
既に一人では背負いきれないものを背負っているような、、。
内山さん、幸せな時間をありがとうございました。
これからもよろしくお願いします。
終わりです
RAYは王道を真っ直ぐに突き進んでいて輝いているから楽しい。
どんな音楽をやっているかではアイドルの王道性は定まらない。スポーツの"戦略"や"戦術"の部分でしかなくて、マイナージャンルの音楽を志向することは邪道でもなんでもない。
人で決まる。
活動に真っ直ぐ正面から向き合っているか、周りが見えなくなるほどひたむきに取り組んでいるか、みたいなところ?言い換えると"青春をしているか"?これに尽きるんじゃないだろうか。
RAYのオタクがRAYを見るキラキラした眼差しにその答えはある。
という観点から僕の知る限りRAYは王道のど真ん中を貫いている。
人間、それぞれ生きてきた過去が違えば目指す未来も絶対に違う中で、その時たまたま同じ時間を過ごしている人たちと揃って同じ方向を向いて走れるタイミングってほとんどない。#RAY_Bloomはその足並みが揃った一瞬の出来事だったのだと思う。
良いGWの思い出をありがとうございました。
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