技育祭の1日目を聞いて

今回は技育祭に参加したので,印象に残った内容を書き留めておこうと思います.最初のデータアーティスト株式会社に所属する山本さんの話ですが,機械学習に関して世間の見方が変わってきたことを話されていました.特に,機械学習はリソース土返しで研究するものより,実務で生かせる構成を考える方が重要だと話の中から感じることができました.私としては,学生で研究することが重要視されているので,この実務で使えると研究ネタになるの塩梅がとても難しいと感じています.実務に振りすぎると新規性はどこにあるの?と研究者の方に突っ込まれますし,研究ネタに走りすぎるとそれでこれはいくらかかるの?そもそも既存のシステムに組み込めるの?とビジネスサイドの方に,突っ込まれてしまいます.この矛盾をどうにかできないかなと考えてるんですが,ヒントとしてデジタルの中にリアルが内包されるという考え方が一番しっくりきて印象に残りました.リアルをデジタルで解決しようとレンズを向けると,無限に課題が出てきますが,デジタルで解決できるリアルの問題にレンズを付け替えると自然と研究ネタとビジネスのバランスが取れると感じてました.なので,最初の話は印象に残ってます.次は,落合さんの話で,普段からメディアやNewsPicksでよく拝見していたのですが,やっぱり直接話を聞くのはとても刺激的でした.特に印象に残ったのは,エンジニアの働き方について,フルスタックで0からものを作れるのがいいという話でした.フルスタックの意識として,全てが完璧でなくとも相手を納得させる材料としてプロトタイプが示せるぐらいという意識が話の中で伝わりました.普段,フルスタックは次元が凄すぎる人とイメージを持ちますが,よくよく考えると開発研究のシステムを一人で作ると考えたら,自ずと初心者並の実装でも全てのレイヤーに触れる機会があるとわかりました.なので,大事なのは自分が考えている物を口や文章だけで語るのではなく実際に動くものとして作りきってしまう力が結果としてフルスタックに近くなるのかなと感じてます.最後に印象に残ったのは,まつもとゆきひろさんの話です.若者たちの柔軟な考えができる教育を本当に提供しているのかと教育に関する話から始まり,実際に課題を解決するだけの高校n年生にならないためには,どういうレンズを自分の中に持つべきかが,伝わってきました.その中で特に印象に残ったのは,ロールモデルの話で,成功する人をそのまま真似るのは無理があるが,人間が持つパターン認識を訓練して,成功する元を抽出する考えを持つ思考が必要だという内容でした.私はよく,人の行動や考えを理解するためにものまねをするのですが,この時,この人ならこの問題についてどう考えて意見するだろうとイメージする時があります.ものまねを何回か行っていくと相手の考えが掴めるようになり,自分の考えを決める時に視野搾取の状態に陥りづらくなります.今回の話を聞いて,この考えと言葉は違えど,私の言うものまねとパターン認識近いのかなと感じることができました.だらだらと長文を書きましたが記憶がお酒で飛ばないうちに書き残せてよかったです.1日目お疲れ様でした.

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