エロゲの太陽ネタメモ発見

EVERNOTEを漁っていたら、拙著「エロゲの太陽」の原作メモがいっぱい出てきたので、面白そうなのを適当にピックアップ。

エロゲの大和  
エロげの武蔵
エロゲの巨人
人は目の前の人を幸せにするために働くんだよ!
エロゲ作んのは仕事じゃねえ! 生き様なんだ! こんなことしかできないから、これやってんだ!
ネタメモより
●オフィスのシーン。日常。
・入社したばかりで仕事になじめない主人公に、やさしく指導してくれる美人社長。
・しかしここは複数のエロゲを並行して作っている中堅規模の開発会社「エリコム」で、スケジュールにもたくさんの矢印が描かれている。
・日常に起こる事件の描写として、会社の電話に同業者からの問い合わせがかかってくる。寝取られ鬱勃起のシナリオ得意な人いないか?というもの。あいにく会社にはいないので、フリーの知り合いで鬱系が得意な人紹介する、と約束する。(電話じゃなくて伝言のほうが動きが出るから変更しよう。)
・いまどきエロゲ会社(美少女ゲームと呼ばないといけない)に女が働いてるなんて珍しくないでしょ、と言われるが、そもそもエロゲなんか嫌いで、働きたくない。
・主人公の仕事は局所にモザイクを入れ、液汁差分のデータを作ること。差分についての説明。
・説明の過程で、エロ絵を使ったセクハラをされる。
・主人公、絶対にやめてやる、と決意する。

●暖房の効いたオフィスを出ると、そこは冬の秋葉原。木枯らしがふくなか、多くのオタクがエロゲの発売前に並んでいる。
・田舎のばあちゃんから電話かかってくる。東京は寒いだろうけど頑張ってるか、と。IT企業に就職したって聞いたけど、詐欺とか裁判とかしてるんじゃないか?と心配。
・大事なところを任せてもらってる、とか嘘を交えて返事するも、主人公はもっと世の中のためになる仕事をしたい。そのためにいい学校出たし、在学中に特許だっていくつか取った。底辺のオタクたちの暇つぶしに付き合うために働くなんて嫌だ!と並んでるオタクたちの目の前で言ってしまう。
・道ばたのオタクが理路整然と反論してくる。大手メーカーもエロゲを作っていた時代がある、とか大資本の影響を受けずに独自のゲームが作れるクリエーターの理想郷なんだとか、マニアックなジャンルでも必ず客がいるから、研ぎ澄まされた作品が仕上がるんだ、とか。実際のゲームを振りかざしながら説教してくる。そんな芸術品だからこそ、8800円も出して買うんだ!
・うるさい、と社長にぶん殴られるオタク。


●進行中のゲームで、有名Pが持ち込んできた企画に黄信号がともっている。
・主人公をお供にして企画の催促にいく社長。もう絵はほとんどできてる。でもシナリオがない、企画もない。なのにお金はもう動いていて、社長もせっぱつまってる。
・金を出した目つきの悪い連中からプレッシャーをかけられて、今晩会社へ確認しにいく、と言われている。
・この業界にはよくあることで、それでも働いている連中が好きだから社長は頑張ってる。
・社長みたいな美人が歩いていても、秋葉原ならみんなメイドさんしか見てないから気楽。

●Pを捕まえてみたら、シナリオは完成していない上に、他社の接待でハワイへゴルフに行くところだった。
・Pの言い訳として、何をしたら売れるかわからなくて、とりあえず売れそうな絵をたくさん頼んで、あとで取捨選択しようと思った、とか言われる。一枚書くのに何十時間もかかってるのに!
・仕事を放り投げて逃げるPにゴルフクラブの鉄槌。あるぶんだけのシナリオをUSBメモリで手に入れるが警察を呼ばれてしまう。
・メモリを受け取って、会社へ行ってあるぶんだけでも完成させろ、と指示される。走る主人公。警察に連れて行かれる社長。

●会社でUSBメモリを空けてみると、あんあん、とかしか書いてない。
・もうダメだ、とあきらめた社員たちは早々に帰る。もうすぐ目つきの悪い男たちがくる。
・主人公も辞めて逃げちゃうなら今がチャンス、と思うけど、踏みとどまる。ここで仕事を投げ出したら、あのPと同じになる。
・社長が言ってた台詞をリフレイン。目の前の仕事を一生懸命やるやつはかっこいいよね、とかそういうの。
・できるだけの調べ物をして検討する。絵がバラバラだ、という話はここでやるか。SMはダメだ、とかそういうの。
・男たちがくる。社長の代わりに、自分が責任者だ、と言い張って連れ去られる。

●できあがってる絵を前に、どんなゲームを完成させるか説明しろ、と詰め寄られる。Pはすでに責任を社長に押しつけて逃亡している。
・今あるCGは世界観もキャラクターもバラバラ。20世紀のエロゲだったらパズルとかくっつけて売ったかもしれないけど、今は特定のユーザーに直撃するニーズが必要。なのにCG指定の段階で何作るか決めずに適当に出していた。
・並んでいたオタクたちみたいなのが何を求めているかはわからないけど、8800円も出すゲームなんだ、自分がそんだけ金あったら、10日くらいはファミレスでランチが食える!とか置き換える。

●トイレに入った時に、フタナリを思いつく主人公。サラミを握りしめて、絵にチンコを書き足すんです!っていいたいが、外したらどうしよう、と悩む。
・そこへ釈放された社長がやってきて、フタナリか、いいじゃないか、と後押ししてくれる。
・社長が股間にサラミを挟んで、主人公に咥えさせたり、上にのしかかったりしながら説明してくれる。主人公も力説して、納得してもらう。

●男たちから解放されて万世橋でチンコチンコ連呼する。実は社長も不安だったので、主人公が一緒に説得してくれてうれしかった、といい雰囲気。
・車をゴルフクラブで破壊する事件のニュースを聞いてばあちゃんが電話してくる。安心させるために、前と同じコトを言うけど、今度は心からそう思っている。

おしまい
初期プロットより

また見つけたら出します

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?