非オタの私が同人女へと爆速成長を遂げるまで

はじめまして、ハムと申します。
どのような経緯で辿り着いてくださったのか分かりませんが、見つけてくださってありがとうございます。

最初の記事なので、自己紹介がてらこのnoteを始めるに至った経緯を記しておきます。

ことの始まりは2020年12月。
数ヶ月に亘り担当してきた仕事のプロジェクトがようやく終わり、解放感に浸っていたある日のことでした。
徹夜明けの朦朧とする頭で、久しぶりの休日をどう堪能するか考えていたのですが、ふと、当時公開中だった「鬼と戦う少年と妹の物語」が気になりました。
とんでもない大ヒットで、街中でもコラボ商品が溢れている。ファンでもなんでもない私からしてみると「また◯メツのコラボ?よくやるな〜」ぐらいに思っていました。ただ、ここまで人気があるのにはそれなりの理由があるのだろうと。
加えて、知り合いの中学生に「キ◯ツ観た?今ハマってるんだけどすっごい面白いよ!」と推されていたのもあり、まぁ話題作りに行ってみるか、と軽い気持ちで観に行くことにしました。

が、あの映画って物語の途中から始まるんですね。そのことを知らず。
せっかくなら映画を楽しみたいし、ちゃんとそれまでの話観とくか〜ということで、ちょうどネ◯フリに入っていたので観始めたのですが。

面白いの、なんの。なんなんだこのアニメは。
圧倒的映像美と神がかった音響。そして何より、魅力的な登場人物たち。

心臓の鼓動が激しくて、こんなにワクワクしたのは本当に久しぶりでした。
特に神回と言われている第19話、ヒ◯カミを観てもうダメでした。涙腺爆発。
気づいた時にはもう沼の中でした。
いや、今までの人生、漫画やアニメをあまり嗜まず、オタク活動とは無縁の道を歩んできたので「沼」が何か分からなかったのですが、理屈じゃなく「これは沼だ、私は沼落ちしたんだ」と確信しました。

二日間で一気にアニメ全26話を完走し、翌日に映画館へ。
詳細は省きますが「うぅ、……お゛え゛っ、で、でんごぐざん〜〜〜……」となりながら映画館を出て、単行本を買い漁るゾンビと化しました。
ちょうどその頃、本誌では完結していたものの単行本は最後まで出ておらず、また映画の人気もあいまって、どこの書店に行っても品薄状態が続いていました。
結局全巻揃えるのに一ヶ月ぐらいかかったのですが、読み進める程に「うぅっ、なんで、な゛ん゛て゛〜〜〜(号泣)!!!」と心を抉られる展開が続き、読破した時には放心状態で数日間戻って来られませんでした。

本当に素晴らしい物語だった。だけど。
みんなが幸せに生きられた世界線ってないの……?

すべての登場人物が大好きで、どうにかして彼・彼女らが過ごした平穏な時間が見たい。ちょっとでいいから。ね、頼むよ、ほんの先っちょだけでもいいから。
そんな葛藤(?)の中で救われたのがピ◯シブの存在でした。あった、天国。やっぱり存在した。
私が見たかったものが全部そこにあって、しばらくは暇な時間さえあればずーーーーーーっと見ているような状態でした。のめり込みすぎ。

最初は拝読するだけで満たされ、心のオアシスだったのですが、だんだんと自分の頭の中で登場人物たちが勝手に動いたり話したりするようになりました。
特に🐊先生の天才的設定であるキメ学。みんなが健康で平和に生きている現パロ。この二次創作を見てからは歯止めが効かなくなり。
気がついたら自分も話を書いていました。(え?)

そこからはあれよあれよと同人女の階段を駆け上がっております。
書き始めてから1年で本を出し、その後イベントに出たりと、周りも驚くようなスピードで行動しているようです。
オタク歴20年以上の友人にも「いや、成長早すぎw」とお墨付きをいただいたので、かなりの成長速度であると思われます。

やりたい!楽しい!と思ったことを我慢せずにやっていたら、いつのまにか同人女デビューを果たしておりました。

2年前、知人のオタクがアツく語る推しへの愛を「ふ〜〜〜ん」と冷めた態度で聞き流していた自分へ伝えたい。
目の前のオタクは、将来のお前の姿なのだ。

ここまで読んでくださったあなた、本当にありがとうございました。
自己紹介が長ェよ。

ということで(?)、このnoteでは作った本や装丁、イベント、その他バブオタクの成長記録を綴っていけたらと思っております。
将来どこかの沼へ落ちる誰かの参考にでもなれば嬉しいです。

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