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2000円でいい感じのゲムマ設営をするための7つのポイント

ゲムマ一週間前となり、いよいよ製品準備が落ち着き、設営の準備が大詰めという方も多いかと思います。
私自身はゲムマに3回と小規模即売会(アナログゲームフェスタ・北海道ボドゲ博)に2回参加しましたが、毎回ブース設営はとても悩んでいます。

そこで、今回は設営の予算を2000円と設定して、設営についてどんな準備をすればいいかを私の独断と偏見で書いていこうと思います。

なお、本記事は、アシタ@バンソウさんのこちらの記事をリスペクトした記事です。

お金がある方はこちらを参考にしてより素晴らしいブース設営を目指しましょう!笑

【心構え編】

その1 できないことはできないと割り切ろう

皆さんが注目する有名なサークルはたとえ一般出展でも、ディスプレイに非常に凝っていらっしゃることが多いです。
一例を挙げるだけでも、
・背後にポスター立てが立っている
・目立たせたいポップにライティングがされている
・着ぐるみを来た売り子さんがいる
などなど。

しかし、それらを【2000円】で実現することは困難です。

設営を頑張る目標は「買ってくれるかもしれない来場者にブースを見つけてもらうこと」であり「ブースをとにかく目立たせること」ではありません。
なので、まずはできないことはできないと割り切りましょう。

その2 声のかけ方を考えよう

ブースで目を引くには、フックとなるような声かけを工夫してみましょう。

ゲムマ2021春にて、合同出展させていただいたとぅいんくるすたーさんは「必殺技打てます!」と呼び込みをしていました。
「英単語帳でバトルするゲームです!」というよりも来場者さんが気になる要素に絞ったよい声かけだったと思います。新作ではありませんでしたが、よく売れていました。
ちなみに、「必殺技打てます!」なボードゲームを作っているとぅいんくるすたーさんの今回の新作はこちらなので、もし興味があれば見ていってください。

【展示方法編】

その3 モノを立てよう

展示物を平置きすると、ブースに近寄って説明文などを覗き込む必要があります。来場者の中には、ブースに近寄ると「声をかけられるんじゃないか」と思い、あまり見ずに去ってしまう方もいらっしゃいます。
(肌感ですが、声をかけられることを嫌う来場者さん、結構いらっしゃいます)
そんな方にも見ていただけるようにイーゼル(本立て)などを使って、近寄らなくてもどんな商品かわかるように工夫しました。

その4 高さを出そう

高さを出すために真っ先に思いつくのはポスター立てです。ただし、背後に立てるポスター立ては安いものでも4000円ほど必要になるので、2000円の予算ではまかないきれません。(参考)

そこで、工夫として考えられるのは、机上~足元を高さを出すようにうまく使うことです。
具体的には長机の下部にポスターを貼り、机上には棚を置き少しでも高さが出るように工夫しました。

【設営グッズ調達編】

その5 100円ショップを頼ろう

日常生活やテストプレイでとても頼りになる100円ショップですが、ブース設営でも大活躍します。特に、キッチングッズは「狭いところにいろいろなものを置く」という観点でつくられているので、ブース設営と非常に相性がよいです。

その6 ポスターはコンビニ印刷を使おう

コンビニには、ポスター印刷のサービスがあります。発色もそこそこよく、ゲムマの二日間だけ使うなら十分使えます。
A3のカラー印刷4枚で出てくるので、マスキングテープで裏貼りをする手間がかかりますが、そもそも2000円という縛りプレイなので、手間を惜しまずペタペタしてください。

なお、具体的な印刷&作成方法についてはこちらの記事をご覧ください。

【実践編】

その7 実践してみよう

さて問題です。このブース設営に必要な金額はいくらでしょうか?

裏から見るとこんな感じです。

具体的に計算していきます。
【100円ショップ】110円*15個⇒1650円
・イーゼル(金属製)
 本を立てるのに使います。

・イーゼル(木製)
 ホワイトボードを立てるのに使います。

・ホワイトボード&ホワイトボードマーカー
 その場で書いてお品書きとして使います。

・除菌用ウェットティッシュ
 お客様が見本品を触れられた後にさっと拭くために使います。

・キッチン用食器棚&キッチン用スポンジ棚
 高さを出すために使います。また、食器棚の下に在庫を置くととてもスムーズになります。食器棚にスポンジ棚を引っ掛けてカードやコンポーネントを並べると、アイテムも見やすく並べることができます。

・マスキングテープ(白色&ラッピング用)
 白色のほうはテーブルクロスの固定やポスターの固定などで使います。ラッピング用のほうは、ホワイトボードなどのラッピングで使えます。お金がなければいずれか一方でもよいかと思います。

・カルトン
 お金をいただく際に使います。5000円札を出して「10000円札を出した」と言い張る詐欺が発生しているとのことなので、カルトンを使って、お会計が終わるまではいただいたお金をカルトンに置いておくとよいです。

・布ケース
 会計用の財布代わりになります。一人運営のブースでやむを得ずブースを外す際にも、布ケースさえ持っていけば、何とかなります。

・コインケース
 硬貨のお釣りの管理に使います。

・テーブルクロス
 最初に長机に敷きます。テーブルクロスの固定にはマスキングテープを使用します。ダイソーでは、ピンクの花柄のものが110円で売っていました。最低限であれば、それを使うとよいかと思います。

・ハンカチ
 キッチン用乾燥棚やキッチン用スポンジ・たわし棚にかけて使います。

・マーカーペン(12色入り)
 値札を書いたり、予約表にチェックを入れたり、購入個数の管理をしたり、なんだかんだ使えます。

【コンビニ】80円(A3カラー)*4枚⇒320円
・A1ポスター(320円)

以上で1650円+320円=1970円でできました。30円でのど飴でも買えば、2000円ぴったりです。

今週末はゲムマ前最後の週末です!
初出展の方も、ベテラン勢の方も、この記事が設営イメージの再チェックの機会となれば幸いです。

また、ハムさんの本棚は今回、橙華堂さんへの委託で「北海道ボドゲ博3.0非公式ロングセラーカタログ」を頒布します!
橙華堂さん、ぴよよ屋さんの作品と併せてこちらもぜひチェックをお願いします。

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