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【『イケ恋』誕生秘話】Part4 コロナ禍を乗り越えて

コロナ禍を乗り越えて

前の記事の通り、私はルール調整を進めている間に、他のメンバーには箱やカードのデザイン面での調整を着々と進めてもらい、ゲームマーケット2020春に向けておおまかな準備は終えていました。

⇒サークルカットの例ですが、いつもラフを素敵なキャラクターとデザインに昇華していただいています。いつもありがとうございます。

ここにきて、新型コロナウィルスの影響で、2020大阪ゲムマが中止となりました。これを受けて、三月下旬ごろ、春のゲムマに向けて、私たちはどちらにするか決断を求められました。
・ゲムマ通販・店舗委託・BOOTHなどを用いて春の新作として発売する
・ゲームマーケット2020秋で秋の新作として発売する

私には、この時点では、今年4月,5月にここまで外出自粛が強く求められ、
テレワークが発達する未来は見えていなかったので、「春新作で出してもいいのでは」と思っていましたが、
3月下旬にたすさんが、「このままいくと物流もどうなるかわからない」という判断を下し、『イケ恋』はゲームマーケット2020秋新作として発売することになりました。(今考えると英断だったなと思います。)

さらに不運は続きます。秋ゲムマについてもソーシャルディスタンスをとるために、出展料の大幅値上げとなりました。ただでさえ予算がない初出展サークルには非常に厳しい状況でした。

出展料は6600円で計算していたため、単独サークルでの参加は困難となりました。そんなとき、同じRE:ALLのお客さんであるニムさんが率いる「ここあのかぎしっぽ」さんから共同出展のお声がけをいただきました。

ここあのかぎしっぽさんも初出展であるにもかかわらず、お声がけいただいたことに大変感謝するとともに、紳士で社交的なニムさんとは一緒に遊びに行くことも多く、非常に心強いと感じました。ありがとうございました。

説明書をつくろう

時は過ぎて今年の九月…
「説明書とコンポーネントの話を詰め切ってないけど、そろそろやばくない!ハムさん大丈夫???」とたすさんにお尻を叩かれた私は、シルバーウィークを使って、説明書の作成に着手することにしました。

Adobe製品を使いこなせるようになりたい…と思いながら、今回もMSのソフトで説明書を作成してしまいました。

試遊会や製作者さんの交流会で親しくさせていただいているかめりあクィンテットさんやえん屋さんの説明書を参考に、Excelとにらめっこしながら、絵を貼り付け、フローチャートを描き、表で条件整理をしました。

説明書レビューでは、以下の方にお世話になりました。
・えん屋さん
・かめりあクィンテットのいけさん
・ジョイアブルのねこさん
・くぼさん
・山崎すはまさん

また、説明書の入稿の直前には、最近よくお伺いしている横浜のボードゲームカフェの二店舗のスタッフさんに説明書を読んでのインストをお願いして、正しくルールが読めるかのテストもお願いしました。
・らうんどとりっぷさん
 鈴木さん・かほさん
・227さん
 高橋さん・くーさん

その中で特に印象に残ったのが、以下の指摘でした。

「告白を成功させた人が勝者です」というのは、世界観と合っていないのではないでしょうか?
例えば「最高のリア充です」とかどうでしょう。

この指摘は説明書に反映させていただきました。説明書は遊び方を伝えるものであると同時に、製作者の紡ぎ上げた世界観を伝える唯一の手段である、という基本中の基本を改めて思い出されました。

チェック時間がない中、ご協力してくださった皆さん、本当にありがとうございました!!!

お知らせ

私たち、神楽坂さんさん堂は11月14,15日に開催されるゲームマーケット2020秋にて『イケ恋』を頒布いたします!
詳細は以下のツイートに記載しておりますので、よろしくお願いします!

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