1975年のアトランジャー
はじめまして「はるばる」です。
今回はるばるのnoteを開設しました。こちらでは、はるばるのお仕事やそれに関わる諸々について皆さんに紹介していきたいと思います。
さて第1回目となる今回のテーマです。
合体ロボットアトランジャー
1970年代に青島文化教材社(アオシマ)から発売されていたプラモデル「合体シリーズ」。
4つのメカプラモデルを合体、変形させて遊ぶアオシマのヒットシリーズでアトランジャーはシリーズのアイコン的存在のロボットです。
当時、これを夢中で作ったという方も多いのではないでしょうか。
このアトランジャーを現在の形でリメイクしたのがこちら、新・合体シリーズ「合体 アトランジャー」です。
(今月発売です、今週末(5/14~位)には店頭に並ぶかと思います)
新・合体シリーズ「合体 アトランジャー」
こちらの新・合体シリーズ「合体 アトランジャー」、アオシマさんと弊社 はるばるの共同企画商品ですが、今回は70年代の合体ロボット、アトランジャーのお話です。
ちょうど「新・合体シリーズ」の企画がスタートした頃、打ち合わせで静岡のアオシマさん本社にお邪魔しました。打合せ場所として通されたのがこちらのアオシマ本社ショールーム。
アオシマさんの歴代製品がずらりと並んだこちらのショールーム、もちろん合体シリーズも数多く展示されています。打ち合わせもそこそこに、夢中で見て回っていたところに、アオシマの担当さんが
「こんなものもありますよ」
と見せてくれたのが当時のボックスアート原画でした。
キャビネットに収められた原画はどれも非常に保管状態が良く、絵の具の退色もほとんど見られません、当時の鮮やかさをそのまま保っている印象でした。キャビネットから次々に現れる色とりどりの、そして味わい深いメカ達のボックスアートを見るうち、いつのまにか合体シリーズのボックスアート原画展「アオシマ 合体ロボット&合体マシン ボックスアート展」の企画が決定していました。
それから「新・合体シリーズ」の打ち合わせと並行して原画確認の為に静岡へ通う事約半年。ボックスアート展は神保町の老舗文具店、文房堂のギャラリーにて開催となり、60点に上る原画がお披露目となりました。
商品企画である「新・合体シリーズ」とイベント企画である「ボックスアート展」、全く違う企画ではありましたが、新たなアトランジャーを作る為に、原画を通して改めてオリジナルシリーズに深く触れられたことは大きな財産となりました。またかつての合体シリーズのファンの皆さんと交流できた楽しい5日間でしたが、その中で指摘いただきました原画の謎。
こちらが当時のアトランジャーパッケージ。
そしてこちらがボックスアート展で展示した原画。
(残念ながら原画はアオシマ社内に現存しておらず当時撮影されたポジフィルムからの複製原画です)
違いがおわかりになりましたか?
実は背中のウィングからの噴射炎が原画にはありません。加筆かとも思ったのですがよく見ると細部のディテールも一部異なっています。結局真相は不明のままですが、これも長い歴史を持つ商品だからかもしれません。
残念ながらボックスアート展は新型コロナ感染による都内のイベント自粛要請により、週末二日間の開催は中止となりました。
その為、会場に来られなかった方の為に公式図録を始めとした会場内販売グッズは、弊社はるばるオンライン期間限定の販売を行いましたが、今回、「合体 アトランジャー」の発売に合わせて、約一年ぶりに販売をいたします。
グッズの中でも特にお勧めしたいのはやはりご自宅でボックスアート展の雰囲気を味わってもらえる「公式図録」
合体シリーズのボックスアートはアトランジャーを始めどれも現在にはない力強い色彩と肉筆の迫力に満ちています。それら展示原画すべてを網羅しているのがこちらの公式図録になります。
その他にも多数ご用意しておりますので是非はるばるオンラインでご覧ください。
(通販受付期間2021年5月14日~5月31日まで)
新・合体シリーズについてはまた改めて書きたいと思います。
次回もまたよろしくお願いします。
©AOSHIMA ©HAL-VAL